白鳩JP:3192

時価総額
¥20.1億
PER
インナーウェアのEコマース事業、自社及び複数のオンラインショッピングモールでの販売、直営実店舗運営、SNSを通じた顧客コミュニケーション、自社開発の楽らく通販システムによるワンストップ運営。

沿革

1974年8月

衣料品等の販売を事業目的とし、京都市伏見区深草西浦町2丁目84番地に資本金10,000千円で
株式会社白鳩を設立

1976年3月

靴下の通信販売を開始

1984年3月

アバンティ店(京都市南区)オープン

1995年10月

本店サイト(自社サイト)にてインターネット通信販売を開始

1999年11月

インターネットショッピングモール「楽天市場」へ出店

2001年7月

基幹システム「楽らく通販システム」導入

2005年3月

携帯公式サイトオープン

2005年3月

インターネットショッピングモール「Yahoo!ショッピング」へ出店

2005年8月

本店を京都市伏見区竹田向代町川町29番地11に移転

2006年6月

インターネットショッピングモール「ビッダーズ」(現「auPAYマーケット」)へ出店

2009年8月

オンライン通販サイト「Amazon.co.jp」へ出店

2009年11月

プライバシーマーク取得

2011年11月

本店を京都市伏見区竹田向代町21番地に移転

2011年11月

TwitterとFacebookの公式サイトオープン

2012年8月

本店スマートフォン公式サイト(自社サイト)オープン

2013年6月

インターネットショッピングモール「Qoo10」へ出店

2013年7月

インターネットショッピングモール「天猫国際」(Tmall.hk)(中国)へ出店

2014年4月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場

2014年9月

インターネットショッピングモール「Qoo10 - Singapore」(シンガポール)へ出店

2016年4月

本店サイト(自社サイト)リニューアルオープン

2016年11月

小田急電鉄株式会社と資本業務提携契約を締結し、同社を割当先とする第三者割当増資を実施

2017年6月

インターネットショッピングモール 「ポンパレモール」へ出店

2018年3月

小田急電鉄株式会社と新たな資本業務提携契約を締結し、同社に対する第三者割当による新株式発行を実施。同社の連結子会社となる

2018年11月

オリジナルルームウェアブランド「blooming FLORA」インターネットショッピングモール「ZOZOTOWN」へ出店

2019年3月

東京都渋谷区に東京営業所開設

2019年9月

オリジナルランジェリーブランド「LA VIE A DEUX (ラヴィアドゥ)」インターネットショッピングモール「ZOZOTOWN」へ出店

2019年10月

取り扱いブランド「Mode Marie (モードマリー)」インターネットショッピングモール 「ZOZOTOWN」へ出店

2020年8月

新社屋及び配送センター完成 本店を京都市伏見区竹田向代町22番地に移転

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行

2022年6月

インターネットショッピングモール楽天市場へ「トレランジェ」を出店

2022年8月

京都市区画整理事業により本店を京都市伏見区竹田向代町505番地(現所在地)に地番変更

2022年9月

東南アジア向けインターネットショッピングモール「Shopee」へ出店

2023年3月

小田急電鉄株式会社との資本業務提携を解消し、同社の連結子会社から持分法適用関連会社へ異動

事業内容

白鳩は、インターネットを通じたインナーウェアのEコマース事業を主軸に展開している企業です。同社は、インナーメーカーから仕入れた商品を、自社のウェブサイトや複数のオンラインショッピングモールを通じて販売しています。主な販売チャネルには、自社サイトのほか、「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」、「Amazon.co.jp」、「au PAY マーケット」、「Qoo10」、「ポンパレモール」などがあり、海外では「天猫国際」(中国)、「Qoo10」(シンガポール)、「Shopee」(東南アジア)にも出店しています。

白鳩は、約9,700品番のレディース、メンズインナーウェアを取り扱っており、「ワコール」、「トリンプ」などの国内外のブランドや、自社オリジナルブランドも展開しています。また、京都市南区にはアンテナ店舗を構え、直接顧客とのコミュニケーションも図っています。

物流面では、本社物流センターでの一貫した業務運営により、在庫管理から顧客対応までを効率的に行っています。越境ECを含む海外発送業務も手掛け、商品のSKU管理や重量計測による海外送料の自動計算など、精緻な物流システムを構築しています。

Eコマース事業の運営には、自社開発の基幹システム「楽らく通販システム」を用いており、発注から顧客管理までの各業務をワンストップで管理しています。これにより、業務の正確性と効率化、迅速性を実現しています。また、宅配の再配達問題解消に向けたメール便の積極的な採用など、利便性と環境への配慮も行っています。

経営方針

白鳩は、インナーウェアのEコマース事業を展開する企業であり、その成長戦略には、顧客から選ばれる唯一無二のサービス提供を目指す「Far Together!」というスローガンが掲げられています。同社は、ダイバーシティ・マネジメント経営を深化させ、ステークホルダーへの持続的な付加価値提供を通じて、社会から必要とされる企業を目指しています。

中長期の経営計画では、「東アジア№1の感動創造型企業への挑戦」という基本方針のもと、国内外を問わず、期待以上の価値を提供するサービスに取り組んでいます。2024年2月期の売上高目標は6,900百万円と設定されており、経営上の目標達成に向けた客観的な指標として重視されています。

経営環境の変化に対応するため、白鳩はプライベートブランド商品の売上構成比率の向上や、仕入原価の上昇分を各種施策で補いつつ、販売価格への転嫁を慎重に進める方針です。また、取扱商品の厳選や在庫の適正化、組織連携の強化による業務効率の向上、コスト削減を図ることで、収益の確保に努めています。

さらに、ナショナルブランドメーカーのEC市場参入による競争激化に対応するため、プライベートブランド商品の拡充や不採算事業からの撤退、仕入先及び商品の品番数の絞り込み、マーチャンダイジングの強化、本店サイトの強化など、複数の取り組みを進めています。これらの戦略を通じて、白鳩は持続可能な成長を目指しています。