オイシックス・ラ・大地JP:3182

時価総額
¥520.6億
PER
16.7倍
環境負荷の少ない食品宅配、他社EC支援、保育園給食B2Bサブスク、海外B2Cサブスク、無添加加工食品製造販売、移動スーパー、海外越境EC、Webシステム開発、オーダーメイドケータリング、食スタートアップ投資、水産品仕入れ卸、食関連R&D、農産物輸出、ライフスタイル事業、フードサービス、車両運行管理、社会サービス支援、旬八青果店運営。

沿革

2000-06オイシックス株式会社 設立
2000-09食材の安全性を学識経験者と主婦が監査する第三者機関「食質監査委員会」を設置
2000-10食品販売サイト「Oisix(おいしっくす)」を通じた食品宅配事業(EC事業)を開始
2001-07乳販店等を通じた食品宅配事業を開始
2002-06EC事業において定期購入サービス「おいしっくすくらぶ」を開始
2009-12「Oisix香港」をグランドオープンし、海外事業を開始
2010-06株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)と資本提携契約・合弁契約を締結
2010-11東京都渋谷区の恵比寿三越店内において実店舗第1号店の営業開始
2011-01株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)との合弁会社である株式会社ごちまるが営業開始
2011-11花とグルメのオンラインギフトショップを運営する株式会社ウェルネスを株式取得により完全子会社化
2012-04株式会社ウェルネスを吸収合併
2013-03東京証券取引所「マザーズ市場」に株式を上場
2013-08株式会社ディーンアンドデルーカジャパン(現 株式会社ウェルカム)と業務提携契約・資本提携契約を締結
2015-10香港への越境EC事業の一部機能を果たす目的で現地子会社 Oisix Hong Kong Co.,Ltd.を設立
2016-05シニア向け移動スーパーの仕組みをフランチャイズ方式で提供する株式会社とくし丸を子会社化
2017-03宅配事業の草分け的存在として、農・畜・水産物や無添加の加工食品等を提供する株式会社大地を守る会を株式交換により子会社化
2017-04農産物の輸出事業を展開する株式会社日本農業に出資
2017-07オイシックスドット大地株式会社に商号変更
2017-09自社の安全基準をもとに、中国現地で調達した商品をECにて販売する上海愛宜食食品貿易有限公司を設立
2017-10株式会社大地を守る会を吸収合併
2018-02約30年の歴史と豊富な契約生産者のネットワークを有し、安心・安全にこだわった農・畜・水産物や無添加の加工食品等を提供するらでぃっしゅぼーや株式会社を子会社化
2018-06システム開発及び保守事業を展開するカラビナテクノロジー株式会社を子会社化
2018-07オイシックス・ラ・大地株式会社に商号変更
2018-08オーダーメイドケータリング事業を行う株式会社CRAZY KITCHENを子会社化
2018-10らでぃっしゅぼーや株式会社を吸収合併
2018-12米国市場への進出を見据え現地子会社Oisix Inc.を設立
2019-02DEAN & DELUCAを運営する株式会社ウェルカムの第三者割当増資を引き受け関連会社化
2019-05米国でヴィーガン食のミールキット宅配事業を展開するThree Limes, Inc. (通称:The Purple Carrot)を子会社化
2019-08食分野のスタートアップエコシステムを構築するための活動を開始するため、Future Food Fund株式会社を設立
2019-10食のスタートアップ投資活性化のため、Future Food Fund1号投資事業有限責任組合を設立
2020-04東京証券取引所「市場第一部」へ市場変更
2021-03豊洲市場の品ぞろえと産直ネットワークを組み合わせた水産品の仕入れ・卸を行う株式会社豊洲漁商産直市場(旧 株式会社セブンワーク)を子会社化
2022-01食に関する研究・開発を行う株式会社Future Food Labを設立
2022-04東京証券取引所「プライム市場」へ市場移行
2022-05料理家の栗原はるみ氏が創業し、料理レシピを中心としたライフスタイルの提案やキッチン雑貨の販売を行う株式会社ゆとりの空間を関連会社化
2022-10保育園や病院などの施設で食事提供業務を行うフードサービス事業等を手がけるシダックス株式会社を関連会社化
2023-01食のスタートアップ投資のさらなる活性化のため、Future Food Fund2号投資事業有限責任組合を設立
2023-03農作物を中心とした商品の産地や市場との強い繋がりに特長をもつ旬八青果店を運営する株式会社アグリゲートの第三者割当増資を引き受け関連会社化
2023-11株式会社新潟アルビレックス・ベースボール・クラブを関連会社化、スポンサーシップ契約を締結 「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」誕生
2024-01シダックス株式会社を子会社化
キッチンレス社食を企画・運営する株式会社ノンピを子会社化
2024-03株式会社アグリゲートを子会社化

事業内容

オイシックス・ラ・大地は、食品宅配を中心とした多岐にわたる事業を展開している企業です。同社は、ウェブサイトやカタログを通じて、環境負荷の少ない高付加価値の食品(青果物、加工食品、ミールキット)や日用品、雑貨等を宅配する事業を主力としています。また、食品ECビジネスのアセットやノウハウを他社に提供する他社EC支援事業、保育園給食向けの食材や食育支援を行う国内B2Bサブスク事業、さらには米国、香港、上海で食品を宅配する海外B2Cサブスク事業も手がけています。

同社グループには、株式会社フルーツバスケットがあり、こちらは全国の契約農家が作る農産物を活用した無添加加工食品の製造・販売を行っています。株式会社とくし丸は、買い物難民向けの移動スーパー事業を展開し、提携スーパーや販売パートナーへのノウハウ提供を行っています。海外では、Oisix Hong Kong Co.,Ltd.が香港での越境EC事業を、上海愛宜食食品貿易有限公司が中国でのEC販売事業をそれぞれ担当しています。

カラビナテクノロジー株式会社は、EC向けのWebシステム開発やWebサイト制作を、株式会社CRAZY KITCHENはオーダーメイドケータリングを、Three Limes, Inc.は米国でヴィーガン食のミールキットビジネスを展開しています。また、Future Food Fund株式会社は食のスタートアップ企業への投資を行っており、株式会社豊洲漁商産直市場は水産品の仕入れ・卸を、株式会社Future Food Labは食に関する社会課題の研究開発をそれぞれ手がけています。

このように、オイシックス・ラ・大地は、直接的な食品宅配サービスから、技術提供、投資、研究開発に至るまで、食に関わる幅広い事業を展開しており、より多くの人が良い食生活を楽しめるサービスの提供を目指しています。

経営方針

オイシックス・ラ・大地は、持続可能な社会の実現を目指し、「これからの食卓、これからの畑」を企業理念に掲げています。同社は、国内宅配事業の成長と収益力の強化を最優先課題とし、非連続の事業成長に向けた事業領域の拡大を推進しています。具体的には、顧客基盤の拡大や商品の付加価値向上を図り、オイシックス、大地を守る会、らでぃしゅぼーやの3つのブランドを通じて、顧客ニーズに応えるサービスの提供を目指しています。

また、商品原価及び物流費の削減による収益力の強化、独自の栽培・生産基準に基づく高付加価値商品の提供、新商品開発への注力などを通じて、競争優位を確立しています。さらに、海外宅配や店舗・卸事業など、事業領域の拡大にも積極的に取り組んでおり、香港や上海、アメリカでのサブスクリプションサービスの成長を図っています。

同社は、消費者の多様化するニーズに迅速に対応し、独自性のある商品や食体験の提供を強化することで、食に関する新しい価値提案を目指しています。これらの取り組みを通じて、オイシックス・ラ・大地は、社会的価値の高いサービスの提供を目指し、企業価値・株主価値の増大に努めています。