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グリムスJP:3150
沿革
2005年7月 |
エネルギーコスト及び環境負荷の削減に係る事業を行う目的で、東京都新宿区に㈱ユビキタスエナジーを設立。 エネルギーコストソリューション事業として低圧電力需要家向けの電子ブレーカー販売を開始。 |
2006年8月 |
関西地区への販売拠点として大阪支店を開設。 |
2006年11月 |
業容及び人員数の拡大に伴い、本社を東京都新宿区から品川区へ移転。 |
2007年5月 |
中部地区への販売拠点として名古屋支店を開設。 |
2007年7月 |
エコロジーソリューション事業(現:スマートハウスプロジェクト事業)としてエコキュート及びIHクッキングヒーターの販売開始。 |
2007年11月 |
㈱ネオ・コーポレーションと電子ブレーカーの商品売買基本契約を締結。 |
2009年3月 |
㈱ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2009年8月 |
㈱京セラソーラーコーポレーションと住宅用太陽光発電システムの販売店取引基本契約を締結。 |
2010年4月 |
グリーンハウスプロジェクト事業(現:スマートハウスプロジェクト事業)として住宅用太陽光発電システム等の販売を開始。 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに株式を上場。 |
2011年4月 |
新設分割の方式の会社分割により、㈱グリムスソーラー・㈱GRコンサルティングを設立し、持株会社制へ移行。また、商号を㈱グリムスへ変更。 |
2011年6月 |
プレミアムウォーター㈱と合弁会社㈱グリムスプレミアムウォーターを設立。 |
2011年7月 |
ウォーターサーバー事業(現:スマートハウスプロジェクト事業)としてミネラルウォーターの 宅配による販売を開始。 |
2012年1月 |
本社を品川区東五反田から同区東品川へ移転。 |
2012年5月 |
長州産業㈱と住宅用太陽光発電システムの売買取引基本契約書を締結。 |
2012年12月 |
㈱エフティコミュニケーションズと合弁会社㈱GFライテックを設立し、LED照明の販売を 開始。 |
㈱ネオ・コーポレーションを持分法適用会社化。 |
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2013年3月 |
㈱グリムスプレミアムウォーターの事業を一部譲渡。 |
2013年7月 |
㈱グリムスソーラーが、自社を存続会社として㈱グリムスプレミアムウォーターを吸収合併。 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2013年9月 |
パナソニックESソーラーエナジー販売㈱(現:パナソニックEWスマートエナジー㈱)と住宅用太陽光発電システムの売買基本契約書を締結。 |
2013年11月 |
㈱グリムスベンチャーズ(現:㈱ペットシア)を設立。インキュベーション事業として、新規事業の創出を行う事業を開始。 |
2013年12月 |
電力のマネジメント等を行う㈱エナリスと包括的な協業に関する契約を締結。電力取次の取扱い開始。 |
2014年3月 |
保有株式の一部譲渡により㈱ネオ・コーポレーションを持分法の適用範囲から除外。 |
㈱エナリスより太陽光発電所を購入。再生可能エネルギー開発事業を開始。 |
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2014年9月 |
㈱エナリスを割当先とする第三者割当増資(増加資本金211,569千円)を実施。 |
2015年5月 |
㈱エナリスよりグリムスソーラー嬬恋 太陽光発電所を購入。稼働開始。 |
2016年2月 |
㈱GFライテックの商号を㈱グリムスパワーに変更。 |
2016年5月 |
静岡県浜松市にて、グリムスソーラー懐山 太陽光発電所を建設。稼働開始。 |
2016年12月 |
小売電気事業として電力の小売を開始。 |
2017年10月 |
㈱グリムスベンチャーズ(現:㈱ペットシア)を譲渡。 |
2018年3月 |
インキュベーション事業を廃止。 |
2020年6月 2020年11月 2022年4月 |
東京証券取引所市場第二部へ上場市場変更。 東京証券取引所市場第一部に指定。 事業用太陽光発電システムの販売を行う㈱グリムスエナジーを設立。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
グリムス株式会社とその子会社4社から構成されるグリムスグループは、事業者と一般消費者を対象に、低圧から高圧までの電力需要家に向けたエネルギー関連のコンサルティング、商品・サービスの提供、電力の小売、再生可能エネルギーの開発を手がけています。
同社のエネルギーコストソリューション事業では、法人顧客に対し、エネルギーコスト削減の提案を行っています。これには、事業用太陽光発電システムの販売やオンサイトPPA(発電設備を顧客の敷地内に設置し、そこで生成された電力を顧客が購入する仕組み)が含まれます。また、運用改善、設備改善、調達改善を通じたコスト削減の提案も行っています。
スマートハウスプロジェクト事業では、一般家庭向けに住宅用太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー関連商品の販売、再生可能エネルギーの開発を行っています。これにより、顧客は自家消費や固定価格買取制度(FIT)を利用した電力の販売が可能になります。
小売電気事業では、2016年12月から株式会社グリムスパワーが小売電気事業者として事業を開始し、低圧及び高圧電力需要家に電力を供給しています。この事業では、電力の調達コスト低減やインバランスリスクの抑制に努めています。
グリムスグループは、これらの事業を通じて、エネルギーコストの削減や再生可能エネルギーの普及に貢献しています。
経営方針
グリムス株式会社は、その子会社4社と共に構成されるグリムスグループとして、エネルギー関連の事業を展開しています。同社は、「すべての人に感動と喜びを」を企業理念に掲げ、顧客のニーズに応えるサービス提供を通じて、社会から支持される企業を目指しています。その成長戦略の中心には、エネルギーコストソリューション事業とスマートハウスプロジェクト事業があります。
エネルギーコストソリューション事業では、法人顧客に対してエネルギーコスト削減の提案を行い、事業用太陽光発電システムの販売やオンサイトPPAを含むコスト削減の提案を行っています。一方、スマートハウスプロジェクト事業では、一般家庭向けに住宅用太陽光発電システムや蓄電池の販売を行い、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。
グリムスグループは、電力の小売全面自由化を背景に、幅広い顧客に対してエネルギーソリューションを提案できる体制を構築しています。これにより、エネルギー関連の商品・サービスのラインナップ拡充とコンサルティングによる提案力の強化を図り、顧客基盤の拡大と収益基盤の強化、他社との差別化を目指しています。
また、同社は、持続的な成長と高い収益性の維持を経営課題としており、ストック利益と営業利益を主な指標としています。電力価格の上昇傾向や環境問題への社会的関心の高まりを背景に、エネルギーコスト削減コンサルティングや省エネ設備の販売、再生可能エネルギーの活用などによるビジネスチャンスの拡大を見込んでいます。
人材の確保と育成、収益基盤の強化、法令遵守体制の強化、内部統制システムの維持・強化など、事業上及び財務上の課題にも積極的に取り組んでいます。これらの戦略と取り組みを通じて、グリムスグループはエネルギーコストの削減や再生可能エネルギーの普及に貢献し、持続可能な成長を目指しています。