富士山マガジンサービス (3138) 株価

時価総額
¥36.1億
PER
37.5倍
雑誌定期購読サービスの国内有力企業。「Fujisan.co.jp」を通じて出版社向け流通プラットフォームを展開。2002年7月創業、2024年12月期の取扱高は111億円。取扱雑誌数13,742誌、継続課金ユーザー50万人超。日本国内中心に展開。

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事業内容

富士山マガジンサービスは、雑誌の定期購読サービスを中心とした事業を展開している会社です。同社の主力サービスは「Fujisan.co.jp」という雑誌専門のウェブサイトで、2002年から運営を開始し、現在では1万3千誌を超える雑誌を取り扱っています。「雑誌 × IT」をビジネス領域として、出版社と購読者をつなぐ流通プラットフォームを提供しています。

同社の顧客は個人購読者と法人購読者の二つに分かれます。個人向けには年間一括払いと月額払いの定期購読サービスを提供し、法人向けには美容室や調剤薬局、金融機関などを対象とした「富士山法人プレミアムサービス」を展開しています。収益構造は主に出版社からの手数料収入で成り立っており、購読代金から一定の割合を業務報酬として受け取る仕組みです。現在の総登録ユーザー数は約443万人、継続課金ユーザーは約50万人となっています。

事業セグメントは雑誌販売支援事業とエドテック事業の2つで構成されています。雑誌販売支援事業では、出版社に対して取次サービス(注文仲介と代金回収)、丸請サービス(配送や顧客管理の代行)、デジタル取次(他社への電子雑誌配信)を提供しています。エドテック事業では、グループ子会社を通じて難関大学・医学部受験に特化した学習塾を東京、大阪、沖縄で運営しており、オンライン授業にも対応しています。

経営方針

富士山マガジンサービスは、「Fujisan.co.jp」を通じて出版社と購読者を結ぶ雑誌出版業界の流通プラットフォーマーとして、明確な成長戦略を描いています。同社は取扱高、売上高、営業利益の成長率を重要な経営指標として掲げ、これらを支える指標として総登録会員数の拡大を重視しています。雑誌の定期購読サービス分野でナンバーワンを目指すことを明確な目標として設定し、出版業界全体の活性化に貢献する戦略を展開しています。

同社の重点投資分野は「スペシャルパートナー戦略」を軸とした差別化にあります。出版社との共同での定期購読読者獲得手法の開発、月額課金サービスの充実、デジタル雑誌の紙媒体とのバンドル提供などを通じて、購読者と出版社双方にとって魅力的なサービスを構築しています。また、購読者獲得から配送まで一括サポートする「Fujisan VCS(Fujisan Value Chain Support)」サービスにより、出版社の業務負担軽減を図り、定期購読市場全体の拡大を推進しています。

新市場開拓では、雑誌出版市場への依存リスクを軽減するため、2024年7月からM&Aによる教育関連事業(EdTech事業)への進出を果たしました。さらに、保有する定期購読者の購読情報を基盤とした広告収益事業、雑誌と連動したECプラットフォーム「マガコマース」の展開、雑誌の記事コンテンツ単位での販売支援など、出版社に従来の雑誌販売以外の新たな収益源を提供する多角化戦略を積極的に推進しています。

技術革新面では、スマートフォンでの購読スタイルに適したサービスの提供に注力しています。従来のPDFベースの配信に限界を感じ、「読み放題」サービスへの取次強化や、デジタル雑誌記事のウェブ化、電子雑誌のウェブメディア化を進めています。将来的には、雑誌定期購読者のデータベースと記事コンテンツを活用した広告配信事業、メディア事業への展開も視野に入れており、雑誌出版領域におけるビッグデータ事業者としての地位確立を目指しています。

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