シンデン・ハイテックスJP:3131

時価総額
¥56.6億
PER
9.2倍
半導体製品、ディスプレイ、システム製品、バッテリ&電力機器の仕入れと販売を行う企業で、メモリや液晶モジュール、通信モジュールなどを取り扱う。

事業内容

シンデン・ハイテックスは、半導体製品、ディスプレイ、システム製品、バッテリ&電力機器、その他の関連商品を取り扱う企業です。主に国内の電子機器や産業用機器メーカーを顧客とし、海外子会社を通じて日系企業にも販売しています。

半導体製品は、シンデン・ハイテックスの中核分野であり、メモリ、メモリモジュール、SSD、ASSP、ASIC、CPU、GPU、LED、ファウンドリなどを取り扱っています。これらは、韓国や中国のメーカーから仕入れ、事務用機器や車載用機器、産業用機器などに販売されています。

ディスプレイ分野では、液晶モジュール、有機EL、タッチパネル、液晶ディスプレイを取り扱っています。これらは中国、韓国、台湾のメーカーから仕入れ、事務用機器や医療用機器、モバイル機器などに使用されています。

システム製品は、シンデン・ハイテックスの高利益率化を追求する分野で、検査装置、通信モジュール、電子回路基板、EMS、サーバなどを取り扱っています。これらは、国内外のメーカーから仕入れ、産業用機器やデータセンター、教育機関などに販売されています。

バッテリ&電力機器分野では、リチウムイオン電池や鉛蓄電池、電源モジュール、電力機器を取り扱っています。これらは、国内、韓国、台湾のメーカーから仕入れ、産業用機器や再生可能エネルギー向けに販売されています。

その他の分野では、上記に当てはまらない商材や新たな取り組みの商材を総合的に取り扱っています。シンデン・ハイテックスは、これらの多様な商品を通じて、顧客のニーズに応えています。

経営方針

シンデン・ハイテックスは、顧客のニーズを的確に捉え、迅速に対応することで企業価値の最大化を目指しています。同社は、経験豊富な人材と協力企業のネットワークを活用し、既存の仕入先との関係を強化しつつ、新規仕入先の開拓を進めています。

中期経営計画では、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、グリーン・トランスフォーメーション(GX)、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を推進し、社会貢献と企業価値の向上を目指しています。特に高利益率化、システムソリューション販売の強化、財務体質の強化を重点に置いています。

シンデン・ハイテックスは、DXとGX関連市場を重点市場とし、既存顧客の深掘りと新規顧客の開拓を強化しています。製品戦略では、新規商材や高付加価値商材の拡販を進め、半導体製品やディスプレイ、システム製品、バッテリ&電力機器の各分野での商権拡大を図っています。

経営基盤の強化においては、人材育成や適材適所の人員配置を進め、次世代のリーダーを育成しています。また、経営管理機能のDX化を推進し、効率的な働き方の実現を目指しています。資本戦略では、在庫運用の最適化や資金調達コストの低減を図り、資本効率の向上を追求しています。

シンデン・ハイテックスは、2026年3月期に連結経常利益12億円、2027年3月期に15億円を目指し、ROE10%以上の維持を目標としています。これにより、持続可能な成長と企業価値の向上を実現しようとしています。