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シーズメンJP:3083
沿革
1989年 3月 |
株式会社キャビンの全額出資により、同社のメンズ事業部を分離・独立させ、株式会社シーズメンを設立。 |
4月 |
川西アステ店の開店により、関西地区へ進出。 |
5月 |
長崎銅座町店を開店し、九州地区へ進出。 |
1990年 4月 |
広島アルパーク店を開店し、中国地区へ進出。 |
1996年 7月 |
初の100坪を超える店舗池袋アルパ店を開店。店舗の大型化を図る。 |
1997年 3月 |
高松店を開店。四国地区へ進出。 |
10月 |
店舗の大型化の可能性を追求するため、230坪のジョイフルタウン鳥栖店を開店。 |
1998年 10月 |
神戸、京都、大阪に4店舗を開店。関西圏を10店舗とし、同地区の基盤を強化。 |
1999年 11月 |
ファミリー対応型の大型店舗の本格展開を図り、194坪の港品川ジャスコ店を開店。 |
2002年 3月 |
大株主である株式会社キャビン保有の当社株式3,000株をジェイジェイ・プライベートエクイティ壱号投資事業有限責任組合に譲渡。 |
6月 |
ジェイジェイ・プライベートエクイティ壱号投資事業有限責任組合保有の株式の1,413株を役員及び従業員持株会等へ譲渡し、MBO(マネージメントバイアウト)が完了。 |
2003年 2月 |
札幌ステラプレイス店を開店。北海道地区へ進出。 |
2006年 3月 |
流儀圧搾の前身となるMETHOD EXPRESSをお台場DECKSに開店。 |
9月 |
イオン大日に流儀圧搾1号店を開店。 |
2007年 8月 |
大阪証券取引所ヘラクレス(2022年4月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行)に株式を上場。 |
2009年 4月 |
大株主であるジェイジェイ・プライベートエクイティ壱号投資事業有限責任組合が、保有の全株式1,446株を売却。 |
2013年 9月 |
1株を100株に株式分割を実施。 |
2017年 5月 |
株式会社ネクスグループを引受先とする、自己株式185,400株による第三者割当を実施。 |
2018年 3月 |
株式会社CCCT(現 株式会社クシムインサイト)、株式会社シークエッジ・ジャパン・ホールディングス、株式会社ネクスグループ、他個人2名を引受先とする、新株式1,025,000株による第三者割当を実施。 |
8月 |
投資事業有限責任組合デジタルアセットファンド、他13ファンドを引受先とする、新株式882,800株による第三者割当を実施。 |
2021年 3月 |
株式会社スピックインターナショナルを株式取得により子会社化。 |
2022年 3月 |
株式会社スピックインターナショナルを分割会社、当社を承継会社とする会社分割(吸収分割)を実施。 |
株式会社チチカカを株式取得により子会社化。 |
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2022年 4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
シーズメン株式会社とその連結子会社である株式会社チチカカは、衣料品と雑貨を中心に事業を展開しています。シーズメンは、カジュアルウェアを扱う「METHOD」、和テーマの衣料品・雑貨を取り扱う「流儀圧搾」、高価格帯のメンズブランド「TORNADO MART」と「HIGH STREET」を企画・製造し、これらのブランドショップを全国にチェーン展開しています。一方、連結子会社のチチカカは、エスニックファッション衣料・雑貨の製造と卸売販売を行い、全国にチェーン展開しています。
これらの事業活動は、商社やメーカーからの仕入れに始まり、企画・発注を経て、製品が納品されます。その後、シーズメンとチチカカの店舗を通じて一般のお客様に販売されるという流れで行われています。シーズメングループは、多様なブランドと商品ラインナップを通じて、幅広い顧客ニーズに応える事業構造を築いています。
経営方針
シーズメン株式会社は、カジュアルウェア市場において、厳しい消費者の選択に直面しています。同社は、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化し、大きな営業赤字を計上しています。これに対処するため、同社はコスト構造の改善と手元現金の維持を最重要課題として取り組んできました。具体的には、赤字店舗の閉鎖や仕入圧縮、アウトレット販売の強化などを行っています。また、株式会社スピックインターナショナルの吸収合併による規模の拡大や、子会社化した株式会社チチカカの不採算店舗の撤退とコスト削減を通じて、コスト効率の高い経営を目指しています。
新型コロナウイルス流行以前の状態に向けて売上高の回復を目指す中、同社は消費者のライフスタイルの変化に対応した商品開発や、グループ会社間でのシナジー創出に取り組んでいます。例えば、「流儀圧搾」ブランドではキャラクター商品の強化、「TORNADO MART」ではルームウェア、「HIGH STREET」ではゴルフラインの新規立ち上げを行いました。さらに、チチカカブランドのレディス商品をシーズメンの店舗で展開することで、女性客へのアプローチを強化しています。
加えて、新たな成長戦略として、メタバース・ファッション事業やオフプライス事業にも取り組んでいます。メタバース領域でのアバター衣料品の商品化や、現実のファッションブランドがメタバース領域に参入することを支援する事業を開始しました。また、アウトレット催事の専門チームによるセール催事の実施や、催事における集客促進のためのコラボレーション企画も進めています。
シーズメン株式会社は、厳しい経営環境の中で、コスト構造の改善、商品開発、新事業への取り組みを通じて、再成長を目指しています。