三洋堂ホールディングスJP:3058

時価総額
¥52.9億
PER
本、文具・雑貨、菓子、映像・音楽ソフト、トレカ、ゲームソフトの新品販売、リサイクル、レンタル、フィットネス、教育、ビュッフェ事業、自動販売機設置、不動産賃貸、保険代理業を展開。

沿革

1959年3月

名古屋市昭和区花見通に㈱杁中三洋堂を設立

1974年2月

愛知県春日井市に支店第1号の勝川店を出店(1993年3月勝川駅前再開発により閉店)

1975年11月

愛知県東郷町に郊外型書店1号店として東郷店を開店(1982年フランチャイズへ移管後、2000年1月閉店)

1978年10月

売場面積300坪で、名古屋市昭和区隼人町7丁目1番地に杁中店(1986年4月に本店に店名変更、1991年に文具AV館に業態変更、2003年2月閉店)開店

1978年12月

会社機構を大幅に改革し、㈱杁中三洋堂から分離して名古屋市昭和区花見通に営業継承会社として㈱三洋堂書店を設立

1980年10月

加藤憲㈱(現加藤憲G.R.S.㈱)と取引を開始し、杁中店(名古屋市昭和区  1986年4月に本店に店名変更)に1号店として文具部門(現文具・雑貨・食品部門)を導入

1982年10月

岐阜県多治見市に岐阜県1号店として多治見店を開店(2003年5月移転増床につき閉店)

1987年3月

多治見店(岐阜県多治見市  2003年5月移転増床につき閉店)に1号店としてレンタル部門を導入

1991年2月

名古屋市昭和区川名山町に本部を移転

1991年11月

名古屋市最大規模(600坪)の書店として名古屋市昭和区隼人町7丁目7番地に本店(2011年8月にいりなか店に店名変更)を移転増床

1993年12月

三重県桑名郡多度町(現桑名市)に三重県1号店として多度店を開店(2003年7月閉店)

1995年9月

奈良県橿原市に奈良県1号店として橿原神宮店を開店

1996年12月

業務処理効率化のため、15店舗の主取次を日本出版販売㈱から㈱トーハンに変更

1997年3月

販売管理強化のため、全店にPOSレジを導入

1997年9月

鳥居松店(愛知県春日井市)に1号店としてセルAV部門を導入

2002年4月

鳥居松店(愛知県春日井市)に1号店としてリサイクル部門(現TVゲーム部門)を導入(2006年12月にTVゲームの買取のみへ移行、2021年5月に中古トレカの買取と販売を開始)

2003年3月

長野県駒ヶ根市に長野県1号店として駒ヶ根店を開店

2004年8月

千葉県夷隅郡岬町(現いすみ市)に千葉県1号店として岬店を開店

2005年9月

名古屋市瑞穂区に本部を移転

2006年11月

ジャスダック証券取引所に株式を上場

2007年5月

茨城県石岡市に茨城県1号店として石岡店を開店

2008年9月

福井県小浜市に福井県1号店として小浜店を開店

2008年10月

乙川店(愛知県半田市)に1号店として古本部門を導入

2010年4月

愛知県小牧市に物流センターとして小牧ユーズドセンター(小牧UC)を開設

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

2010年7月

愛知県犬山市に物流センターとして犬山ディストリビューションセンター(犬山DC)を開設

2011年12月

㈱三洋堂おひさま保険(現㈱三洋堂プログレ)を当社の子会社として設立し、保険代理業を開始

2012年4月

会社分割を実施して持株会社制へ移行し、商号を「㈱三洋堂ホールディングス」に変更するとともに、新設分割により㈱三洋堂書店を設立

2012年9月

子会社㈱三洋堂書店は、小牧UCを犬山DCに統合し、愛知ロジスティクスセンターを開設

2013年5月

子会社㈱三洋堂書店は、通販サイト「三洋堂Web-shop」を開設

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2015年1月

子会社㈱三洋堂書店は、豊川店(愛知県豊川市)にてコインランドリー事業に参入

2015年10月

子会社㈱三洋堂書店は、志段味店(名古屋市)にて教育事業に参入

2016年11月

子会社㈱三洋堂書店は、芥見店(岐阜県岐阜市)にカフェコーナーを導入

2017年11月

子会社㈱三洋堂書店は、志段味店にてフィットネス事業に参入

2018年2月

子会社㈱三洋堂書店は、中野橋店(名古屋市)にレンタルセルフレジを導入

2018年11月

子会社㈱三洋堂書店は、こくふ店(岐阜県高山市)に物販にも対応した統合セルフレジを導入

2020年9月

子会社㈱三洋堂書店は、新開橋店(名古屋市瑞穂区)にトレカコーナーを開設し、中古トレカの買取と販売を開始

2020年12月

子会社㈱三洋堂書店は、三洋堂書店のWebサイトを大幅リニューアル

2021年7月

子会社㈱三洋堂書店は、新しい業態として、スマ本屋名鉄神宮前店(名古屋市)を開店

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQから東京証券取引所スタンダード市場に移行

2022年9月

子会社㈱三洋堂プログレは、イオンタウン各務原鵜沼店(岐阜県各務原市)にてビュッフェ事業に参入

2022年12月

子会社㈱三洋堂書店は、江南店(愛知県江南市)にて中古ホビー事業に参入

事業内容

三洋堂ホールディングスとそのグループ企業は、多岐にわたる事業を展開しています。主力となるのは小売サービス事業で、これには本や文具・雑貨、菓子、映像・音楽ソフト、トレーディングカード、ゲームソフトなどの新品販売が含まれます。また、本やトレーディングカード、ゲームソフト、ホビー商品のリサイクル事業も手掛けており、映像・音楽ソフトやコミックのレンタルサービスも提供しています。

さらに、三洋堂ホールディングスはフィットネス事業や教育事業、ビュッフェ事業を展開し、飲料や玩具の自動販売機設置、不動産賃貸、保険代理業なども行っています。これらの事業は、同社グループによって幅広くカバーされており、一貫して単一セグメントとして運営されています。

同社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けています。これは、重要事実の判断を連結ベースの数値に基づいて行うことを意味します。事業の多様性と広範なサービス提供を通じて、三洋堂ホールディングスは顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。

経営方針

三洋堂ホールディングスは、そのグループ企業と共に、小売サービス事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。同社は、「本とのであいのおてつだい」をコンセプトに掲げ、「学び、好奇心、知識、エンターテインメント、体験の場を提供することで、人間形成に寄与する」という理念のもと、企業活動を行っています。この理念に基づき、同社はバラエティに富んだ品揃えと利便性の高いサービスを提供し、コンプライアンスに沿った適正な企業活動によって利益を確保し、長期的な成長を目指しています。

中期経営計画において、三洋堂ホールディングスは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核とし、eコマースと店舗を融合した「スマート・ブックバラエティストア」の展開を推進しています。この戦略により、スマートフォンを活用したサービスの拡充や、トレーディングカードやプラモデルなどの商品拡大、さらにはビュッフェ事業や中古ホビー事業の導入を進めています。これらの取り組みを通じて、ネットと実店舗を活用したスマートなサービスを充実させ、お客様に支持される業態への進化を目指しています。

また、同社は雑誌やDVD・CDなどに依存しない新たな収益構造の確立を中期的な課題と認識し、新規事業や既存事業の隣接事業の導入、拡大を積極的に進めています。これに加え、スマートサービスの開発と拡大、新規フォーマット・商材の育成と獲得、利益構造及びコスト構造の見直し、インターネットの積極活用、人材の獲得と教育にも力を入れています。これらの戦略を通じて、三洋堂ホールディングスは持続的な成長を目指しており、多様な働き手を支援する環境の整備にも注力しています。