神栄JP:3004

時価総額
¥97.9億
PER
5.9倍
食品関連、物資関連、電子関連、事業開発関連の各セグメントで冷凍食品販売やセンサ製造、通信販売などを展開。

事業内容

神栄は、国内外で多様な事業を展開する企業グループです。主に卸売業と輸出入取引を行い、電子関連製品の製造・組立も手がけています。神栄グループは、9社の関係会社と共に事業を展開しています。

神栄の事業セグメントは、食品関連、物資関連、電子関連、事業開発関連の4つに分かれています。食品関連では、冷凍野菜や冷凍調理品、冷凍水産加工品、農産物の販売を行っています。国内では神栄が、海外では神栄商事(青島)貿易有限公司が担当しています。

物資関連では、金属製品や機械機器、建築資材、生活雑貨の販売を行い、防災関連の調査や資機材の販売も手がけています。また、不動産業や保険代理店業も展開しています。国内では神栄と神栄ホームクリエイト、神栄リビングインダストリーが、海外ではShinyei Corp. of Americaが関与しています。

電子関連では、各種センサや計測機器、試験機、電子部品の製造販売を行っています。国内では神栄と神栄テクノロジー、神栄キャパシタが、海外ではShinyei Kaisha Electronics(M)SDN.BHD.が活動しています。

事業開発関連では、新規事業の開発や衣料品・服飾雑貨の通信販売、食品の輸出販売を行っています。これらの事業は主に神栄が担当しています。

経営方針

神栄は、2025年から2027年までの3年間を対象とした中期経営計画「神栄チャレンジプロジェクト2026」を推進しています。この計画では、2031年までに連結経常利益25億円以上、ROE12%以上を維持することを目指しています。これに向けて、経常利益、自己資本比率、ROE、配当性向、有利子負債残高、PERといった指標を設定し、財務体質の強化と収益性の向上を図っています。

神栄は、食品関連、物資関連、電子関連、事業開発関連の4つのセグメントで成長を目指しています。食品関連では、国内冷凍食品事業を中心に、サプライチェーンの強化と商品開発を進めています。物資関連では、アゼルバイジャンでの社会インフラ関連の調査・分析を通じて、社会課題の解決に貢献しています。

電子関連では、産業・物流・車載用途向けの高付加価値製品の開発・販売を進め、顧客のDX化ニーズに対応したシステム・サービス事業を展開しています。事業開発関連では、社会課題の解決を目指した新規事業の開発やアパレル通販事業の拡大を図り、競争力のある事業ポートフォリオを構築しています。

さらに、神栄は人的資本経営やサステナブル経営を推進し、DXの活用による生産性改善を図っています。財務面では、安定した収益確保と資本コストを上回る収益性の維持を目指し、株主還元の強化と情報発信の充実を進めています。