ヤマイチ・ユニハイムエステートJP:2984

時価総額
¥60.4億
PER
11.2倍
不動産開発を核とし、賃貸・販売、マンション事業、シニア向けサービス等を展開。

沿革

1989年6月

不動産仲介を主たる事業として、和歌山県和歌山市本町において、ヤマイチエステート株式会社(資本金500万円)を設立。

1991年6月

本社を和歌山県和歌山市本町から和歌山県和歌山市太田三丁目へ移転。

1993年5月

住宅用地の開発と販売を開始。

1998年3月

建築工事の部門を新設し、建築請負を開始。

1999年10月

賃貸用不動産を取得し、不動産賃貸事業を開始。

2004年11月

本社を和歌山県和歌山市太田三丁目から和歌山県和歌山市太田二丁目へ移転。

2005年11月

和歌山県海南市日方の不動産を取得後、フルリノベーションを実施し、高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」と名称を変更。

2006年5月

高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」の管理運営を主たる事業とする株式会社ウェルネス・コート(現連結子会社)を設立。

2007年2月

「ウェルネス・コート」の居住区画を高齢者向けのマンションとして賃貸、分譲販売を開始。また、同施設にて、介護事業等の高齢者向け事業及び温泉事業を開始。

2008年4月

郊外型商業施設の開発を開始し、不動産賃貸事業の営業エリアを和歌山県外へと拡大。

2011年8月

自社住宅展示場である「ヤマイチハウジング紀伊川辺住宅展示場」を開設。

2013年2月

代表取締役社長である山田茂の出資会社として設立したヤマイチハウジング株式会社(2001年8月設立)、ダイヤモンドホーム株式会社(2005年3月設立)、株式会社ウェルネス・コート(2006年5月設立)の3社を株式交換により完全子会社化。

2013年7月

自社住宅展示場である「ヤマイチハウジング和歌山北住宅展示場」を開設。

2014年9月

商品差別化を図るため、株式会社LIXIL住宅研究所の運営するGLホームのFCに加盟し、2×4工法の住宅販売を開始。

2015年9月

経営効率を高める目的でヤマイチハウジング株式会社を吸収合併。

2016年3月

ユニハイムエステート株式会社(旧株式会社ユニチカエステート)を完全子会社化し、マンション分譲事業を開始。

2017年9月

経営効率を高める目的でダイヤモンドホーム株式会社を吸収合併。

2017年12月

本社を和歌山県和歌山市太田二丁目より和歌山県和歌山市中之島(自社所有不動産「中之島801ビル」内)へ移転。

2018年9月

和歌山総合住宅展示場にGLホームモデルハウスを出展。

2019年3月

和歌山県和歌山市吐前にて産業用地を開発し販売開始。

2019年6月

ユニハイムエステート株式会社が賃貸用不動産の取得を目的に株式会社グランドを完全子会社化。

2019年10月

ユニハイムエステート株式会社が株式会社グランドを吸収合併。

兵庫県西宮市にて約40,000㎡の分譲用宅地開発(夙川St Terrace秀麗の丘)を完成し、兵庫県での宅地販売を開始。

2021年3月

ユニハイムエステート株式会社を吸収合併し、ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社へ商号を変更。

大阪市中央区に本社機能を移転。

2022年6月

東京証券取引所スタンダード市場へ上場。

2022年11月

ニューライフサービス株式会社を完全子会社化し、マンション管理事業を開始。

2023年1月

株式会社エルアンドビーを完全子会社化し、関東圏での店舗開発事業を拡大。

事業内容

ヤマイチ・ユニハイムエステートグループ(以下、同社グループ)は、不動産開発を中心に幅広い事業を展開しています。同社グループは、ヤマイチ・ユニハイムエステートをはじめ、株式会社ウェルネス・コート、ニューライフサービス株式会社、株式会社エルアンドビーの4社で構成されており、土地の価値を最大限に引き出すことを目指しています。

同社グループの事業は大きく4つのセグメントに分かれています。第一に「不動産開発・賃貸事業」では、商業施設や共同住宅などの賃貸用不動産を保有し、賃料収入を得ています。第二に「不動産開発・販売事業」では、住宅用地や産業用地の開発・販売、戸建てや店舗事務所の建築を手掛けています。特に、株式会社エルアンドビーは店舗開発事業に強みを持ち、埼玉県を中心に事業を展開しています。

第三のセグメントは「マンション事業」で、ファミリー層向けの分譲マンションの企画開発及び販売を行っており、自社ブランド「ユニハイム」や「ユニハイムエクシア」を展開しています。内装のオーダー対応オプション「Only-I」により、他社との差別化を図っています。

最後に「その他の事業」では、シニア向けマンションの賃貸・分譲・管理運営、訪問介護や居宅介護支援サービス、和食飲食店や温泉施設の運営など、多岐にわたるサービスを提供しています。また、損害保険代理店業や太陽光発電による売電事業も手掛けています。

これらの事業を通じて、同社グループは不動産の価値創造と社会への貢献を目指しています。

経営方針

ヤマイチ・ユニハイムエステートグループ(以下、同社グループ)は、不動産開発を核とした多角的な事業展開を推進しています。同社グループは、街づくりと地域活性化を使命とし、「安心」「快適」「満足」を提供することで、地域の発展と住民の幸せを追求しています。そのために、事業用不動産の取得から開発、販売・賃貸までを一貫して行うフルラインのサービスを提供し、長期にわたる安定成長を目指しています。

経営環境の変化に柔軟に対応し、土地の価値を最大化する不動産開発に注力している点が特徴です。特に、素地からの不動産開発においては、独自のアプローチで競争力を発揮し、近畿圏でのプレゼンスを高めつつ、首都圏への営業エリア拡大を図っています。

同社グループは、不動産開発・賃貸事業において、長期保有による安定収益の獲得を目指し、賃貸用不動産の保有数の積上げを進めています。また、不動産開発・販売事業では、戸建分譲地や産業用地の開発・販売を行い、マンション事業では、分譲マンションの供給数拡大と販売ノウハウの充実を図っています。

経営上の目標達成に向けて、自己資本当期純利益率(ROE)を客観的な指標としています。また、経営管理体制の強化、優秀な人材の確保、再開発用地の取得、営業エリアの拡大、資金調達の多様化、M&Aの実施など、事業上及び財務上の課題に対処しています。

これらの戦略を通じて、同社グループは不動産の価値創造と社会への貢献を目指し、持続可能な成長を追求しています。