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ユーグレナJP:2931
沿革
2005年8月 |
微細藻類ユーグレナの研究開発、製造、販売を目的として、東京都港区六本木に株式会社ユーグレナを設立 |
2005年12月 |
ユーグレナの食品用途屋外大量培養に成功 |
2006年2月 |
食品の自社製品販売を開始し、ヘルスケア事業(食品)に参入 |
2006年3月 |
本店所在地を東京都港区虎ノ門に移転 |
2006年10月 |
食品のOEM製品の販売を開始 |
2007年4月 |
本店所在地を東京都文京区本郷「東京大学アントレプレナープラザ」に移転、研究所を設置 |
2007年8月 |
東京都渋谷区桜丘町に本社機能を移転 |
2008年12月 |
化粧品のOEM製品の販売を開始し、ヘルスケア事業(化粧品)に参入 |
2011年11月 |
株式取得により、八重山殖産株式会社を関連会社化 |
2012年4月 |
東京都文京区後楽に本社機能を移転 |
2012年4月 |
食品を中心としたブランド「ユーグレナ・ファーム」のインターネット販売を開始 |
2012年10月 |
沖縄県石垣市白保に生産技術研究所を設置 |
2012年12月 |
東京証券取引所マザーズに上場 |
2013年3月 |
八重山殖産株式会社の株式取得(現・連結子会社) |
2013年10月 |
バングラデシュ人民共和国ダッカに事務所を開設 |
2014年4月 |
本店を東京都文京区後楽に移転し、中央研究所を神奈川県横浜市鶴見区に移転 |
2014年12月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
2015年3月 |
本店所在地を東京都港区芝に移転 |
2015年3月 |
Grameen euglena(バングラデシュ人民共和国ダッカ市、旧社名Grameen Yukiguni Maitake.Ltd)の株式取得(現・連結子会社) |
2015年9月 |
株式会社エポラの株式取得(現・連結子会社) |
2015年9月 |
ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社(旧社名竹富エビ養殖株式会社)の株式取得(現・連結子会社) |
2017年10月 |
株式会社ジーンクエストの株式取得(現・連結子会社) |
2018年10月 |
神奈川県横浜市鶴見区でバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント竣工 |
2019年6月 |
株式会社MEJの株式取得(現・連結子会社) |
2020年8月 |
創業15周年を機にCIを刷新、ユーグレナ・フィロソフィー「Sustainability First」を制定 |
2021年3月 |
株式会社LIGUNAの株式取得(現・連結子会社) |
2021年5月 |
キューサイ株式会社の連結子会社化 |
2021年6月 |
国土交通省が保有する飛行検査機にて、当社バイオジェット燃料による初フライト成功 |
2021年8月 |
定款上の事業目的についてSDGsを反映したものに全面改訂 |
2021年12月 |
大協肥糧株式会社の株式取得(現・連結子会社) |
2022年3月 |
マレーシア国クアラルンプール市にEuglena Malaysia SDN.BHD.を設立(現・連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場への市場区分変更 |
2022年7月 |
株式会社はこの株式取得(現・連結子会社) |
事業内容
ユーグレナ株式会社は、微細藻類ユーグレナを中心に、健康食品や化粧品の開発、製造、販売を行うヘルスケア事業、バイオ燃料の開発、製造、販売を行うバイオ燃料事業、そしてサステナブルアグリテック、バイオインフォマティクス、ソーシャルビジネスなどの新規領域における事業開発や研究開発を展開しています。ユーグレナの特徴として、植物と動物の両方の栄養素を併せ持ち、細胞壁がないため栄養成分の消化率が高い点、希少成分パラミロンを含む点が挙げられます。これらの特性を活かし、ユーグレナは健康食品や化粧品の素材として、またバイオ燃料原料としてのポテンシャルを有しています。
ヘルスケア事業では、ユーグレナを配合した食品ブランド「からだにユーグレナ」やスキンケア化粧品ブランド「one」「NEcCO」「CONC」などを展開し、直販や流通チャネルでの卸売、OEM供給、原料販売、海外展開を行っています。バイオ燃料事業では、ユーグレナを原料としたバイオ燃料の開発に取り組み、バイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料の製造実証プラントを運営し、商業化に向けた研究開発を進めています。
その他事業としては、サステナブルアグリテック領域での肥料・飼料開発、バイオインフォマティクス領域での遺伝子解析サービス、バングラデシュでのソーシャルビジネスなど、多岐にわたる分野での事業展開を行っており、社会課題解決に貢献するビジネスモデルの構築に取り組んでいます。
経営方針
ユーグレナ株式会社は、サステナビリティを軸に多角的な成長戦略を推進しています。同社は、微細藻類ユーグレナを活用した健康食品や化粧品、バイオ燃料などの事業を展開し、社会問題の解決に貢献しています。中期経営計画では、研究開発力とベンチャー精神を基に競争力と独自性の再構築、既存事業の安定的拡大と新たな売上シーズの開拓、収益構造の改善と黒字体質への転換を目指しています。
具体的には、ユーグレナを用いた「バイオマスの5F」戦略を基本に、食品や化粧品の事業化を深化させるとともに、バイオ燃料や飼料・肥料等の新規事業のシーズを探索し、サステナブルな成長を可能とする事業基盤を構築しています。また、成長投資やパートナーシップ、M&Aを活用し、ユーグレナ以外の素材や技術を用いた事業展開や新規領域への進出も進めています。
ヘルスケア事業では、直販を中心にマルチチャネルでの展開を強化し、ブランド育成やデジタル化に注力。バイオ燃料事業では、バイオジェット・ディーゼル燃料の商業プラント建設に向けた取り組みを進めています。これらの戦略を通じて、ユーグレナは2024年に過去最高の売上高を目指し、2030年にはヘルスケア事業で売上高600億円、バイオ燃料事業での収益貢献の飛躍的拡大を目標に掲げています。