わらべや日洋ホールディングスJP:2918

時価総額
¥589.6億
PER
10.7倍
米飯や調理パン、惣菜などの調理済食品の製造・販売、食品用材料の仕入・加工・販売、食品関係の配送事業。

事業内容

わらべや日洋ホールディングスは、食品関連事業、食材関連事業、物流関連事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。食品関連事業では、米飯、調理パン、調理麺、焼きたてパン、惣菜、和菓子などの調理済食品を製造・販売しています。これらの製品は主にコンビニエンスストア向けに提供されています。

わらべや日洋食品株式会社は、北海道から関西および四国までの地域で、米飯や調理パン、惣菜、和菓子を製造・販売しています。また、わらべやデリカ株式会社は、関東を中心に調理麺や焼きたてパンを製造・販売しています。海外では、WARABEYA U.S.A., INC.がハワイ州で、WARABEYA NORTH AMERICA, INC.がテキサス州やバージニア州で事業を展開しています。

食材関連事業では、株式会社日洋が食品用材料の仕入・販売を行っています。日洋フレッシュは、食品用材料の加工や惣菜の製造・販売を手がけています。これにより、わらべや日洋食品や他の食品メーカーに材料を供給しています。

物流関連事業では、株式会社ベストランスがコンビニエンスストアなどへの商品の仕分・配送を行っています。また、株式会社トラスト・K・ポーターは、ネットスーパー向けの軽貨宅配や軽貨物配送を担当しています。これにより、効率的な物流サービスを提供しています。

経営方針

わらべや日洋ホールディングスは、成長戦略として「安全・安心」と「価値ある商品・サービス」の提供を通じて、消費者の健康で豊かな食生活に貢献することを掲げています。同社は、グループ企業間の連携を強化し、それぞれの企業が得意分野を伸ばすことで、消費者や取引先、株主、従業員などの信頼に応えることを目指しています。

同社は、食品業界の多様化するニーズや節約志向に対応するため、商品開発や原価管理、生産性向上を重視しています。特に国内コンビニエンスストア向け事業の拡充と収益力の強化を図り、国内で培った技術力を海外事業にも活用することで、グローバルな事業基盤を構築しています。

品質管理と食品安全の強化も重要な戦略の一部です。わらべや日洋食品株式会社とわらべやデリカ株式会社は、HACCPに基づく食品安全マネジメントシステム「JFS-B」規格の適合証明を取得し、品質保証体制を強化しています。これにより、消費者に安心して選ばれる商品を提供しています。

人材活用においては、従業員の処遇改善や働きやすい職場環境の提供に努めています。特に女性や外国人従業員の活躍を推進し、多様化推進委員会を設置することで、中長期的な人材基盤の強化を図っています。これにより、持続的な成長を支える人材を育成しています。

コーポレート・ガバナンスの面では、経営の監視機能や内部統制機能の充実を図り、コンプライアンス経営を徹底しています。これにより、企業価値の向上を目指し、社会から信頼される企業を目指しています。これらの取り組みを通じて、わらべや日洋ホールディングスは持続的な成長を追求しています。