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仙波糖化工業JP:2916
沿革
1947年7月 |
栃木県真岡市にカラメルの製造販売を目的として仙波糖化工業株式会社を設立する。 |
1952年12月 |
東京都世田谷区に東京支社を開設する。 |
1961年4月 |
大阪市東淀川区に大阪営業所(現 大阪支店)を開設する。 |
1964年3月 |
粉末製品の製造販売を開始する。 |
1966年10月 |
東京都千代田区に東京支社を移転する。 |
1967年7月 |
茨城県水戸市に水戸工場を新設する。 |
1967年9月 |
東京都墨田区に東京支社を移転する。 |
1971年11月 |
栃木県真岡市に真岡第二工場を新設する。 |
1972年5月 |
本社内にスプレードライ技術研究所を新設し、スプレー技術コンサルタント業務を開始する。 |
1974年3月 |
真岡第二工場の第二期工事を完了し、凍結乾燥製品の製造販売を開始する。 |
1974年5月 |
包装部門として仙波包装株式会社(現・連結子会社)を設立し、包装業務を始める。 |
1976年3月 |
東京都千代田区に東京支社を移転する。 |
1977年9月 |
本社工場に造粒設備を新設し、造粒製品の製造販売を開始する。 |
1978年7月 |
「粉末タレ」「粉末味噌汁」等のブレンド製品の製造販売を開始する。 |
1979年9月 |
栃木県真岡市に真岡第三工場を新設し、噴霧乾燥及び造粒装置を増強する。 |
1983年3月 |
栃木県真岡市に仙波包装㈱第二工場を新設する。 |
1985年5月 |
真岡第二工場にドラムドライヤーを新設する。 |
1987年6月 |
本社内にブレンド工場を新設する。 |
1988年9月 |
水戸工場を閉鎖し、カラメル製造ラインを真岡第三工場へ移転する。 |
1989年5月 |
技術研究所を拡充新築する。 |
1990年7月 |
冷凍山芋製造を目的として株式会社東北センバを秋田県北秋田郡比内町(現 大館市比内町)に設立する。 |
1993年8月 |
東京都台東区に東京支社を移転する。 |
1994年11月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録する。 |
1998年11月 |
真岡第二工場において国際規格「ISO9001」の認証を取得する。 |
2000年3月 |
真岡第三工場において国際規格「ISO9001」の認証を取得する。 |
2002年4月 |
東京都台東区にクリエイトインターナショナル株式会社(現・連結子会社)を設立する。 |
2003年11月 |
粉末製品及び凍結乾燥製品等の生産、供給力を強化・拡充する目的として福州仙波糖化食品有限公司(現・連結子会社)を中国福建省福州市に設立する。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場する。 |
2006年4月 |
真岡第二工場に昆布エキス製造工場を新設する。 |
2006年9月 |
真岡第二工場に粉末茶製造工場を新設する。 |
2007年8月 |
真岡第二工場に鰹節エキス調味料設備を新設する。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場する。 |
2012年11月 |
株式会社東北センバ(現・連結子会社)が冷凍山芋・冷凍和菓子及び凍結乾燥製品等の製造工場を秋田県大館市二井田に新設する。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場する。 |
2016年10月 |
粉末製品の販売拠点として、ベトナムホーチミン市に合弁出資で現地法人SEMBA-NFC VIETNAM COMPANY LIMITED(現・連結子会社)を設立する。 |
2018年1月 |
海外生産拠点の拡充及び中国市場の開拓強化、原料調達ネットワークの強化を図るため、持分法適用会社であった福建龍和食品実業有限公司(現・連結子会社)を子会社とする。 |
2019年3月 |
東南アジア市場開拓を図るため、SEMBA TOHKA VIETNAM COMPANY LIMITED(現・連結子会社)を設立する。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行する。 |
事業内容
仙波糖化工業株式会社とそのグループ企業は、食料品の製造販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、仙波糖化工業を含む子会社7社とその他の関係会社1社で構成されており、食品製造販売事業を単一のセグメントとしています。
同社の製品ラインナップには、カラメル製品(カラメル色素や焙焼製品など)、乾燥製品類(粉末茶や粉末醤油、粉末山芋など)、組立製品類(コーンスープや粉末ソース、味噌汁、小麦粉加工品など)、冷凍製品(冷凍山芋や冷凍和菓子など)が含まれます。これらの製品は、同社および子会社である㈱東北センバ、福州仙波糖化食品有限公司、SEMBA TOHKA VIETNAM COMPANY LIMITEDなどによって製造され、販売されています。
また、子会社仙波包装㈱は食品包装加工を手掛け、福建龍和食品実業有限公司からの製品一部をクリエイトインターナショナル㈱を通じて仙波糖化工業で仕入れ、販売しています。さらに、SEMBA-NFC VIETNAM COMPANY LIMITEDは食品・食品素材及び食品添加物等を仕入れて販売しており、東洋水産㈱は国内の得意先として製品・商品を販売しています。
仙波糖化工業グループは、これらの多岐にわたる製品とサービスを通じて、食品製造販売事業における総合的な事業活動を展開しています。
経営方針
仙波糖化工業株式会社は、食品業界の中での競争激化と市場構造の変化に対応するため、中期的な収益拡大を目指しています。同社は、市場ニーズの発掘と自社商材の新製品の迅速な市場投入、グループ経営力の強化を通じて、収益力の向上に努めています。特に、海外顧客の開拓と新製品開発の加速、営業強化に注力しており、内外の生産拠点の整備にも力を入れています。
自社商材の開発では、市場が求めるテーマを積極的に探求し、営業、研究開発、生産部門間の連携を強化して、新製品の迅速な市場導入を目指しています。また、グループ経営力の強化においては、HALAL対応を含む内外生産体制の最適化を推進し、製造コストの低減と海外市場への本格参入を目指しています。
経営方針としては、全てのステークホルダーからの信頼獲得とブランド力の向上を掲げています。これを実現するために、高品質な製品の提供と顧客信頼度の向上、収益の拡大を通じて、株主、従業員、地域社会への還元を増やすことを目指しています。
経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響緩和とウクライナ情勢の長期化によるエネルギー・原材料価格の高騰、円安進行による物価上昇が挙げられます。これらの不透明な状況の中、食品業界では外食需要の回復が見られるものの、経営環境は依然として厳しい状況にあります。
仙波糖化工業グループは、これらの課題に対応するため、既存事業の市場変化対策、海外市場開拓、原燃料高騰への対応、人材育成に積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、安定して高い収益を確保できる事業構造への転換を図り、ステークホルダーからの期待に応えていく所存です。