デルソーレJP:2876

時価総額
¥48.1億
PER
6.9倍
ピザ・エスニックブレッド製品の製造販売、焼き鳥・鶏惣菜、鯛焼きのテイクアウト及び宅配事業を展開。

沿革

1964年11月

株式会社ジェー アンド シーカンパニーを設立、米国より冷凍ピザを輸入し、販売を開始

1965年5月

東京都目黒区に工場を建設、ピザの自社製造を開始(1981年11月に閉鎖)

1965年10月

福岡県福岡市赤坂に営業所を開設

1969年7月

福岡県粕屋郡古賀町に量産工場(現九州工場)を建設 ピザの全国販売を開始

1977年5月

大阪府大阪市西区に大阪営業所(現大阪支店)を開設

1979年11月

愛知県名古屋市千種区に名古屋営業所(現名古屋支店)を開設

1981年11月

商号を「株式会社ジェーシー・フーズ」に変更

1982年4月

千葉県成田市に東京工場(成田工場)を建設 最新の自動機械の導入により、ピザの量産体制を確立

1985年9月

ピザの宅配チェーン“ドミノピザ”に食材供給を開始

神奈川県川崎市高津区にチーズの加工製造を目的とした三菱商事株式会社との合弁会社、株式会社ジェー・シー・シーを設立

1985年12月

北関東・信越地区の営業拠点として、群馬県高崎市に高崎営業所を開設

1986年1月

中国地区の増販対応策として、広島県広島市中区に広島営業所を開設

1987年4月

大阪支店(1986年8月大阪営業所を支店に昇格)を大阪府大阪市福島区に移転 同時に製造工場を新設し、関西地区における販売力を強化

1989年8月

千葉県香取郡大栄町に関東地区の第二番目の工場として千葉工場の操業開始

1991年7月

中京地区の生産拠点として、愛知県名古屋市中川区に名古屋工場を新設

1991年11月

関西地区の需要の増加に対応するため、関西地区二番目の工場として大阪府茨木市に茨木工場を建設し、操業開始

1992年7月

四国地区の営業拠点として、香川県高松市に高松営業所を開設

1993年2月

日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録

1993年9月

北陸地区の営業拠点として、石川県金沢市に金沢営業所を開設

1994年5月

東海地区の営業拠点として、静岡県静岡市に静岡営業所を開設

1994年9月

クラストの需要の増加に対応するため、静岡県田方郡大仁町にピザクラスト製造工場の建屋、機械設備一式を取得し、クラストの製造を目的とする株式会社大仁ジェーシー・フーズを設立、同年10月より製造委託開始

1996年2月

市販マーケットへの本格的な進出を図るため、東京デリカ株式会社(東京都調布市、資本金3億円)の全株式を取得

1997年6月

生産の集約化のため、東京都稲城市に多摩工場を新設し、同工場における生産委託を目的とする株式会社多摩ジェーシー・フーズを設立

1997年8月

成田工場の全部門、千葉工場のトッピング部門及び子会社の東京デリカ株式会社の生産部門を多摩工場に移転

1997年10月

名古屋工場を閉鎖、高崎、金沢、高松、広島及び静岡(11月)営業所を各統括支店に統合

1999年9月

大阪工場を閉鎖、茨木工場に統合、大阪支店を同一区内に移転

2000年9月

商号を「株式会社ジェーシー・フーズネット」に変更するとともに、生販一体体制を確立するため、本社、東京支店及び東京デリカ株式会社を多摩工場隣接地に移転

2001年4月

株式会社サム・アップ(東京都目黒区、資本金1千万円、寿司宅配事業)の株式の60%を取得

2002年4月

東京デリカ株式会社を吸収合併

2002年7月

大仁工場を閉鎖、その生産を千葉工場に集約

2003年1月

株式会社コムサネットに資本参加

2003年2月

株式会社大仁ジェーシー・フーズを清算

2003年10月

株式会社コムサネット及び株式会社多摩ジェーシー・フーズを吸収合併

商号を「株式会社ジェーシー・コムサ」に変更するとともに、本社を恵比寿に移転

株式会社コムサネットの子会社であった株式会社ファンシーコーポレーションを連結子会社化

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場

2005年3月

北海道「ハーベスター・八雲」をリニューアルオープン、本格石窯焼きピザ&ハーブ鶏のレストランに生まれ変わる

デルソーレブランドの強化と拡大を図るため、ロゴマークを一新

2006年6月

株式会社ポポラーレ(現在㈱ポポラマーマ 東京都江戸川区、資本金1億5,661万円、外食店経営)と資本提携

2008年3月

農林水産省主催の「第16回優良フードサービス事業者等・国産食材安定調達部門」の農林水産大臣賞を受賞

2009年3月

寿司宅配事業を行う株式会社サム・アップの発行済株式の40%を追加取得し、完全子会社化

宅配機能の拡充を目指し、中華・洋食宅配事業を行う株式会社上海エクスプレス(東京都新宿区、資本金1億円)の全株式を子会社である株式会社ベネフィットデリバリーが取得

2009年7月

株式会社サム・アップと株式会社上海エクスプレスは、株式会社上海エクスプレスを存続会社として合併し、商号を株式会社ビーデリサービスに変更

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場

2012年3月

経営資源の集中及び外食事業の一体運営を目的として、当社の完全子会社である株式会社ファンシーコーポレーション、株式会社ベネフィットデリバリー、株式会社ベネフィットデリバリーの完全子会社である株式会社ビーデリサービスを吸収合併

2012年12月

中国・アジアへの投資管理、貿易等を目的として、当社100%出資で爵士客香港控股有限公司を香港に設立

2013年7月

大阪証券取引所の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2014年3月

インドネシアでのピザ・パスタ等の各種小麦粉製品の生産・供給体制を構築・整備することを目的として、PT Indofood Comsa Sukses Makmurをジャカルタに設立

2015年3月

第三者割当により資本金を9億2,293万円に増資

2015年12月

当社の100%子会社である爵士客香港控股有限公司の全株式をOSI Hong Kong Trading Co., Ltd.に売却

2020年7月

商号を「株式会社デルソーレ」に変更するとともに、本社を有明(現住所)に移転

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

デルソーレは、食品事業と外食事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。食品事業では、ピザやエスニックブレッド製品などの製造販売を行っており、その供給の一部は関連会社である株式会社ヒガ・インダストリーズからの商品及び原材料の仕入れによって支えられています。このセグメントは、高品質な食品の提供を通じて、消費者の多様なニーズに応えることを目指しています。

一方、外食事業セグメントでは、焼き鳥や鶏惣菜、鯛焼きを提供するテイクアウト店舗(直営およびフランチャイズ店舗)や外食店舗、さらには宅配事業を展開しています。これらのサービスは、忙しい日常生活の中で手軽に高品質な食事を楽しみたいという顧客の需要に応えることを目的としています。

デルソーレは、これらの事業を通じて、食に関する幅広いサービスを提供し、消費者の生活に密接に関わる企業としての地位を確立しています。食品製造から外食・宅配サービスに至るまで、同社は食の楽しみを提供する多様な方法を追求し続けています。

経営方針

デルソーレは、食品事業と外食事業を軸に、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、1964年の創業以来、ピザのパイオニアとして、ナン、ピタ、トルティーヤなど世界のパン製造やチーズ加工を手掛け、外食・中食事業へと事業領域を拡大してきました。経営理念に「食と食の文化を通じてお客様に満足と幸せを提供する」ことを掲げ、食の安全・安心を最優先に業績向上と財務体質の改善に努めています。

2023年度から2026年度までの中期経営計画では、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の高騰、為替変動などの外部環境の変化を踏まえ、国内営業、生産・品質管理、海外事業、R&Dマーケティング、サステナビリティを基本戦略としています。目標として、2027年3月期に売上高185億円、営業利益10億円を掲げています。

重点課題としては、「食の安全・安心」を最優先にした品質管理体制の充実、国内営業の競争力強化と「デルソーレ」ブランドの浸透、外食事業における事業ポートフォリオの再設計、海外パートナー企業との協力体制強化、経営資源の最適配分と人的資本活性化、システム化・データ活用による管理体制構築と経営の効率化、ガバナンス体制及び内部統制の充実による経営の健全性確保を挙げています。

デルソーレは、これらの戦略を通じて、「“おいしい”で世界をつなぐ」をミッションに掲げ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指しています。食品製造から外食・宅配サービスに至るまで、幅広いサービスを提供し、消費者の生活に密接に関わる企業としての地位を確立し続けています。