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はごろもフーズJP:2831
沿革
1947年7月 |
静岡県清水市(現・静岡市)に株式会社清水屋を資本金350千円にて設立。 |
1947年8月 |
商号を後藤物産株式会社に変更。 |
1948年5月 |
商号を後藤物産罐詰株式会社に変更。 |
1950年3月 |
静岡県清水市(現・静岡市)に清水プラントを新設(2006年12月、老朽化により閉鎖)。 |
1950年10月 |
商号を後藤罐詰株式会社に変更。 |
1951年2月 |
焼津食品合資会社・焼津水産缶詰株式会社を吸収合併。静岡県焼津市に焼津プラントを新設。 |
1956年5月 |
東京営業所(現・東京支店)を開設。 |
1956年10月 |
後藤漁業株式会社を吸収合併。 |
1958年11月 |
鮪油漬缶詰類の製品名「シーチキン」を商標登録。 |
1961年7月 |
名古屋営業所(現・名古屋支店)を開設。 |
1962年3月 |
大阪営業所(現・大阪支店)を開設。 |
1962年10月 |
静岡県清水市(現・静岡市)にマカロニ類製造工場(パスタプラント)を新設。 |
1969年7月 |
商号をはごろも罐詰株式会社に変更。 |
1976年11月 |
福島県福島市に東北はごろも株式会社を資本金10百万円にて設立。 |
1978年10月 |
静岡県焼津市にフィッシュエキス・フィッシュミール製造工場(現・バイオプラント)を新設。 |
1987年7月 |
ペットフード販売のため子会社、株式会社シーエイディを資本金10百万円にて設立。 |
1987年9月 |
東北はごろも株式会社を吸収合併。 |
1987年12月 |
商号をはごろもフーズ株式会社に変更。 |
1988年3月 |
静岡県焼津市の焼津プラントを同市内に移転・新設。 |
1988年6月 |
タイ国バンコックにバンコック駐在員事務所を開設。 |
1990年12月 |
物流体制強化のため子会社、セントラル物流株式会社(現・連結子会社 セントラルサービス㈱)を資本金10百万円にて設立。 |
1991年10月 |
インドネシア国に鮪・鰹缶詰製造の合弁会社( P.T.アネカ・ツナ・インドネシア)を設立。 |
1998年4月 |
静岡県焼津市の焼津プラント内にチルドプラントを新設。 |
2000年2月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2000年9月 |
静岡県焼津市に包装米飯製造工場(サンライズプラント)を新設。 |
2001年3月 |
株式会社シーエイディを吸収合併。 |
2005年4月 |
株式会社マルアイ、マルアイ商事株式会社、愛食興産株式会社(2005年9月に株式会社マルアイと合併)の全株式を取得。 |
2010年5月 |
株式会社マルアイの販売部門を、当社とマルアイ商事株式会社に事業譲渡しグループの販売体制を再編。 |
2012年1月 |
静岡県静岡市のパスタプラントを、閉鎖した清水プラント跡地に移転・新設し、富士山パスタプラントに名称変更。 |
2017年4月 |
株式会社マルアイを吸収合併。 |
2018年3月 |
本社を静岡県静岡市駿河区に移転。 |
2018年4月 |
マルアイ商事株式会社をはごろも商事株式会社に商号変更。 |
2018年11月 |
品質管理および製品開発体制強化のため、HIC(はごろもイノベーションセンター)を開設。 |
2020年10月 |
静岡県静岡市に鮪・鰹缶詰製造工場(新清水プラント)を新設。 |
2021年3月 |
はごろも商事株式会社を吸収合併。 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場に移行。 |
事業内容
はごろもフーズは、食品事業を中心に展開している企業で、子会社1社および関連会社1社を含むグループ構成を持っています。同社の主力事業は、缶詰類、パスタ、包装米飯、かつお削りぶし、のりなどの製造販売であり、これらの製品群を通じて、幅広い消費者ニーズに応えています。
はごろもフーズの子会社であるセントラルサービス株式会社は、物流業務を担当しており、製品の出荷手配や運送業者への運賃支払いなど、運送事務全般を行っています。これにより、はごろもフーズは製品の効率的な配送体制を構築しています。
また、関連会社であるP.T.アネカ・ツナ・インドネシアは、ツナ製品の製造委託先として位置づけられており、高品質なツナ製品の供給に貢献しています。
はごろもフーズは、食品事業以外にも不動産賃貸事業を手がけており、これにより収益の多角化を図っています。同社グループは食品事業とその付帯事業を単一セグメントとして位置づけており、事業の多様性と専門性を兼ね備えた経営戦略を展開しています。
経営方針
はごろもフーズは、食品業界において「人と地球に愛される企業を目指す」という経営理念のもと、持続可能な成長を追求しています。同社は、消費者、従業員、投資家、取引先などのステークホルダーに対して、健全な企業活動の成果を還元し、社会的責任を果たすことを重視しています。また、「人と自然を、おいしくつなぐ」というコーポレート・メッセージを掲げ、食を通じて笑顔を届けることを使命としています。
経営指標としては、収益力の向上を目指し、売上高経常利益率と自己資本利益率(ROE)の改善に努めています。経営環境の変化に柔軟に対応するため、2021年から2023年度にかけての中期経営計画「Challenge for 100th!」を推進しており、これは同社の創業100周年に向けた重要なステップと位置づけられています。
この計画では、「もっと美味しく、もっと便利に、もっと優しく」をコンセプトに、既存事業の深耕と新事業および製品開発の推進を目指しています。具体的には、新分野や新素材、新技術を含む新製品開発の推進、シェアNo.1製品の育成と強化、不採算製品の改良やカテゴリーの整理、人財と設備への積極的な投資、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などが挙げられます。
また、はごろもフーズは、一企業市民として公正な経営を目指し、社会貢献活動や環境問題への取り組みを強化しています。これにより、持続可能な開発目標(SDGs)への積極的な取り組みや、リスクマネジメントおよび事業継続計画(BCP)体制の強化を進めています。
このように、はごろもフーズは、中期経営計画を通じて、社会とのつながりを重視し、持続可能な成長を目指す多角的な戦略を展開しています。