- 日本企業
- アリアケジャパン
アリアケジャパンJP:2815
沿革
1978年5月 |
資本金500万円をもって日本食資工業株式会社を設立。本店所在地 神奈川県茅ヶ崎市浜見平2番2-203号 |
1978年8月 |
長崎県佐世保市(旧北松浦郡)小佐々町に畜産エキス生産工場を建設。 |
1980年1月 |
本店を東京都港区芝四丁目6番16号に移転。 |
1981年4月 |
本店を東京都中央区日本橋小舟町15番4-801号に移転。 |
1981年12月 |
資本金を2,000万円に増資。 |
1983年12月 |
東京都目黒区下目黒二丁目14番14号に本社ビルを建設と同時に本店を移転。 |
1985年2月 |
海外拠点として米国カリフォルニア州に現地法人として、子会社ARIAKE U.S.A.,Inc.(旧社名 |
1985年12月 |
資本金を5,000万円に増資。 |
1988年5月 |
本店を長崎県佐世保市栄町7番3号に移転。 |
1988年6月 |
有明フードマテリアル株式会社に商号変更。 |
1990年4月 |
有明食品化工株式会社を吸収合併し、アリアケジャパン株式会社に商号変更と同時に、本店を東京都目黒区下目黒二丁目14番14号に移転。 |
1990年9月 |
長崎県佐世保市(旧北松浦郡)小佐々町に立体自動倉庫(常温、冷凍)を建設。 |
1990年9月 |
米国バージニア州ハリソンバーグ市にARIAKE U.S.A.,Inc.の工場を建設。 |
1990年9月 |
資本金を3億1,476万円に増資。 |
1991年1月 |
資本金を4億5,529万円に増資。 |
1991年10月 |
日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。 公募増資により資本金を22億1,029万円に増資。 |
1992年9月 |
長崎県佐世保市(旧北松浦郡)小佐々町に九州第4工場(現第1工場・第4プラント)を建設。 |
1993年12月 |
スイス・フラン建転換社債40百万スイス・フラン(29億5,000万円)を発行。 |
1994年12月 |
海外拠点として中国山東省に現地法人として、子会社青島有明食品有限公司を設立。 |
1995年9月 |
東京証券取引所市場第2部に株式を上場。 公募増資により資本金を46億9,548万円に増資。 |
1996年4月 |
長崎県北松浦郡佐々町に九州第2工場用地を取得。 |
1996年9月 |
公募増資により資本金を67億987万円に増資。 |
1998年3月 |
スイス・フラン建転換社債転換完了により資本金70億9,509万円となる。 |
1998年6月 |
東京都渋谷区恵比寿南三丁目2番17号にて新本社社屋建設に伴い、本店を同地に移転。 |
1998年6月 2000年11月 |
長崎県北松浦郡佐々町に九州第2工場を総工費75億円で建設。 長崎県北松浦郡佐々町にR&Dセンターを建設。 |
2002年3月 |
東京証券取引所市場第1部に株式を上場。 |
2003年3月 |
海外拠点としてフランスパリに現地法人として、子会社F.P. Natural Ingredients S.A.S.を設立。 |
2003年9月 |
長崎県北松浦郡佐々町にパックセンターを建設。 |
2004年1月 |
海外拠点としてベルギーマースメヒレン市に現地法人として、子会社Ariake Europe N.V.(旧 F.P.N.I.BELGIUM N.V.)を設立。 |
2005年7月 |
子会社アリアケフードシステム株式会社を吸収合併。 |
2005年8月 |
当社の農業事業を行う法人として、アリアケファーム株式会社を設立。 |
2006年5月 |
海外拠点として台湾の現地法人台湾有明食品股份有限公司(旧社名 台湾東幸食品股份有限公司)を買収。 |
2006年9月 |
当社のナチュラルスープを販売する法人として、株式会社ディア.スープを設立。 |
2007年4月 |
長崎県北松浦郡佐々町の九州第2工場の隣接地に新工場を83億円で建設。 |
2008年6月 |
ベルギーマースメヒレン市にAriake Europe N.V.の工場を建設。 |
2008年6月 |
フランスアランソン市にF.P. Natural Ingredients S.A.S.の工場を建設。 |
2012年7月 |
長崎県北松浦郡佐々町に第2パックセンターを建設。 |
2013年11月 |
Ariake Europe N.V.がオランダのHenningsen Nederland B.V.を買収。 |
2016年3月 2019年3月 2021年11月 2022年4月 |
海外拠点としてインドネシア西ジャワ州に現地法人としてPT.Ariake Europe Indonesiaを設立。 ARIAKE U.S.A., Inc.の当社保有の全株式をKerry Holding Co.,へ譲渡。 海外拠点として中国山東省に現地法人として、子会社日照有明食品有限公司を設立。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
アリアケジャパンとそのグループ会社は、主に天然調味料の製造販売を手掛ける企業群です。アリアケジャパン自体は、国内顧客向けに天然調味料の製造を行っています。国内には、アリアケジャパンの本社社屋の一部を賃借しコンビニエンスストアを運営する株式会社エー・シー・シーがあります。
海外では、中国の青島有明食品有限公司、台湾の台湾有明食品股份有限公司、ヨーロッパのF.P. Natural Ingredients S.A.S.とAriake Europe N.V.、そして東南アジアのPT.Ariake Europe Indonesiaが、それぞれ地域に応じた市場向けに天然調味料の製造販売を行っています。これらの製品は、各地域の消費者に販売されるとともに、アリアケジャパンへも供給されています。
また、ヨーロッパのHenningsen Nederland B.V.と中国の日照有明食品有限公司は、主に欧州地域および中国内外のユーザーに向けて天然調味料を製造販売し、アリアケジャパンへの供給も予定しています。
非連結子会社であるアリアケファーム株式会社は、農産物の生産を行い、これらの製品をアリアケジャパンに供給するとともに、国内消費者にも販売しています。
このように、アリアケジャパングループは、国内外で多岐にわたる事業を展開し、天然調味料の製造販売を中心に事業を行っています。
経営方針
アリアケジャパンとそのグループ会社は、天然調味料のリーディングカンパニーとして、健康で豊かな食文化への貢献、顧客第一主義に基づく事業展開、そして事業を通じた株式価値の最大化を経営理念としています。同社は、製品の高品質化と「食の安全」の確保に努め、収益力向上を目指しています。中期的な経営指標として、ROE(株主資本当期純利益率)およびDOE(株主資本配当率)の最大化を掲げ、長期経営計画に基づく着実な経営を行っています。
経営戦略の核となるのは、天然調味料専業メーカーから総合調味料メーカーへの事業展開の拡大、国内外市場の開拓、技術革新によるリーディングカンパニーへの成長です。具体的には、少子高齢化に伴う国内市場の縮小に対応し、総合調味料メーカーとしての需要喚起、技術革新による高品質な商品の低コスト実現、海外戦略の積極的推進、そして企業価値向上に資する資本政策の実施を挙げています。
アリアケジャパンは、国内外で200億円を超える大型設備投資を実施し、世界的な天然調味料の需要拡大に対応しています。これにより、2013年から2023年にかけて、売上高は約50%から66%増加し、安定的な収益基盤の確立を目指しています。また、新型コロナウイルス感染症への対応として、国内外の製造拠点で安全確認・感染防止策を徹底し、生産活動の維持に努めています。
このように、アリアケジャパンは、技術革新と国内外市場の開拓を通じて、天然調味料市場でのリーダーシップを強化し、長期的な企業価値の向上を目指しています。