ハニーズホールディングスJP:2792

時価総額
¥478.8億
PER
9倍
婦人衣料及び服飾雑貨のSPA企業で、衣料品・服飾品の企画、販売、製造を手掛け、主にミャンマーの自社工場で生産。

沿革

1978年6月

有限会社エジリを設立。(資本金250万円  福島県いわき市小名浜字蛭川南)

本店を開業。婦人服(ヤングカジュアル衣料中心)の販売を開始。

1981年10月

福島県いわき市内に平谷川瀬店出店、多店舗展開を開始。

1983年5月

いわき市外へ初進出となる宮城県仙台市に仙台店を出店。

1983年9月

本社を移転。(福島県いわき市小名浜岡小名2丁目)

1985年3月

企画製造部門の株式会社ハニークラブを設立。(2016年5月に清算手続きが完了し、消滅)

1985年7月

東京事務所を東京都渋谷区神宮前に開設。

1986年8月

配送センターを設置。(福島県いわき市小名浜岡小名3丁目)

1986年12月

商号をハニーズに変更、有限会社より株式会社に改組。(資本金  1,000万円)

1988年5月

本社及び配送センターを移転・拡張。(福島県いわき市鹿島町久保)

1991年10月

本社及び配送センターを移転・拡張。(福島県いわき市鹿島町走熊)

1991年11月

中国並びに東南アジア各国において自社企画商品の委託生産を開始。

1993年3月

配送センターを移転・拡張。(福島県いわき市常磐水野谷町)

1994年12月

東京事務所を東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目に移転。

1998年10月

本社を移転。(福島県いわき市鹿島町走熊、旧本社隣接地)

1999年4月

東京事務所を東京都渋谷区千駄ヶ谷2丁目に移転・拡張。

2002年11月

大阪事務所を大阪府大阪市中央区南船場4丁目に開設。

2003年12月

日本証券業協会に店頭売買有価証券として登録。

2004年1月

配送センターを移転し、物流センターとして新設。(福島県いわき市常磐水野谷町)

2005年4月

東京証券取引所市場第一部に株式上場。

2005年5月

ジャスダック証券取引所の株式上場を廃止。

2006年4月

中国上海市に好麗姿(上海)服飾商貿有限公司を設立。

(2019年12月に清算手続きが完了し、消滅)

2006年7月

大阪事務所を大阪府大阪市北区芝田1丁目に移転。

2007年12月

株式会社アナザーノーツの株式を100%取得し連結子会社化。

あわせて同社100%子会社の有限会社サードプランニングを連結子会社化。

2008年5月

香港に好麗姿(香港)有限公司を設立。(2015年4月に清算手続きが完了し、消滅)

2008年9月

連結子会社の株式会社アナザーノーツ及び有限会社サードプランニングを吸収合併。

2012年3月

ミャンマーヤンゴン管区にHoneys Garment Industry Limited(現連結子会社)を設立。

2013年2月

株式会社ハニーズハートフルサポート(非連結子会社)を設立。

2016年7月

株式会社ハニーズ分割準備会社(新商号:株式会社ハニーズ、現連結子会社)を設立。

2017年3月

持株会社体制への移行に伴い、「株式会社ハニーズホールディングス」へ商号変更。

吸収分割により国内衣料品小売店の店舗運営事業及びインターネット通信販売事業の一部

を、子会社の株式会社ハニーズへ承継。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行。

事業内容

ハニーズホールディングス及びその連結子会社2社は、婦人衣料及び服飾雑貨のSPA(Speciality store retailer of Private label Apparel)企業として位置づけられています。同社は、衣料品及び服飾品の企画、販売、製造を手掛けており、幅広い年齢層の顧客に向けた商品を提供しています。

ハニーズホールディングスは、主に婦人服及び服飾品の企画を行い、その販売は連結子会社である株式会社ハニーズが担当しています。株式会社ハニーズは、国内の一般消費者を対象に婦人服等の販売を行っており、インショップ型の婦人服専門店を全国47都道府県の郊外型大型ショッピングセンターや駅ビル等に展開しています。直営店舗数は、連結会計年度末で871店舗に上ります。

同社グループが販売する商品の大部分は自社企画商品であり、生産は主にミャンマーの自社工場および海外の生産委託工場で行われています。また、連結子会社のHoneys Garment Industry Limitedは、ミャンマーで婦人衣料等の製造業を営んでいます。

これらの事業活動を通じて、ハニーズホールディングスグループは、独自の商品開発から製造、販売まで一貫したビジネスモデルを確立しており、国内外での衣料品市場において競争力を持っています。

経営方針

ハニーズホールディングスは、1978年の創業以来、「高感度・高品質・リーズナブルプライス」を追求し、顧客の信頼を得るために努力してきました。同社は、2025年5月期を目途に新たな中期経営計画を策定し、経営ビジョンとして「あらゆる方々が、いつでも、どこでも『Honeys』に触れることができる」を掲げています。このビジョンの実現に向けて、顧客満足度のさらなる向上、従業員満足度の向上、環境への配慮、地域社会への貢献を経営方針としています。

中期経営計画では、連結売上高600億円、連結営業利益80億円、連結営業利益率13.3%、ROE11.6%、EC売上比率12.0%を目標としています。これらの目標達成に向けて、同社は4つの「X」を切り口に戦略を展開しています。これには、カスタマーエクスペリエンス(CX)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、エンプロイエクスペリエンス(EX)、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)が含まれます。

CXでは、商品力の強化、販売力の強化、EC事業の強化を目指しています。DXでは、事業基盤の強化や業務の効率化、OMOの実現に向けた物流機能の強化を進めています。EXでは、多様な人材の確保と育成、従業員満足度の向上に取り組んでいます。SXでは、サステナブル課題への取り組みを強化しています。

これらの戦略を通じて、ハニーズホールディングスは、顧客体験価値の向上、事業基盤の強化、従業員体験の向上、サステナブル課題への取り組みを推進し、中期経営計画の目標達成を目指しています。