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オルツJP:260A
沿革
2014-11 | 東京都江東区にて「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の開発を目的として株式会社オルツ(資本金1百万円)を設立 |
2015-04 | パーソナル人工知能を表す「P A.I.」の商標を取得(2018年6月に同意義として「P.A.I.」の商標を取得) |
2015-07 | 横浜国立大学大学院森研究室との「会話のカテゴリ分類の精度向上とその自動化」に関する共同研究を開始 |
2015-12 | Thuyloi University Tung Nguyen博士との自然言語処理及び機械学習に関する共同研究を開始 |
2016-01 | 国立情報学研究所 市瀬龍太郎准教授とのオントロジーデータの自動抽出に関する共同研究を開始 |
2016-02 | ジャフコグループ(ジャフコグループ株式会社を頂点とする同社のグループ会社及び同社が投資助言を行うファンドの総称)をリード投資家とするSeriesAラウンドにて、約6億円の資金調達を実施 |
2016-03 | ニューヨーク大学関根聡研究准教授とのオープンな固有表現データベースの構築のための技術顧問契約を締結 |
2016-08 | ベトナム国家大学Nguyen Thi Minh Huyen博士との複数の固有表現抽出アルゴリズムの組み合わせ(Ensemble Learning手法)で高精度な自然言語理解や質疑応答を実現するための共同研究を開始 |
2016-10 | 国立情報学研究所山岸順一准教授との少量の人間の音声サンプルから音声クローンを生成する共同研究を開始 |
2016-11 | Vietnamese Language and Speech Processing (以下、「VLSP」という。)2016 固有表現認識コンテスト優勝 |
2017-01 | 東京都千代田区に本店移転 |
2017-02 | 「EY Innovative Startup 2017」AI分野にて表彰 |
2017-03 | ベトナム ハノイ市に100%子会社として、現地の優秀なAIエンジニアの採用活動や大学教授陣との共同研究を目的にALT VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立(2020年10月閉鎖) |
2017-07 | 音声データのみによる音声合成に成功 Association of Computational Linguistics(ACL)2017にて拡張固有表現認識の研究論文を発表 |
2017-08 | SBIインベストメント株式会社が投資助言を行うINTAGE Open Innovation投資事業有限責任組合等からSeriesBラウンドにて、約6億円の資金調達を実施 |
2018-04 | VLSP2018 固有表現認識コンテスト優勝 |
2018-06 | 経済産業省「J-Startup企業」に選出 |
2018-08 | パーソナル対話エンジンに関する特許取得 計算言語学国際学会COLING2018にて拡張固有表現認識の研究成果を発表 |
2018-12 | SBIインベストメント株式会社が投資助言を行うファンド等からSeriesCラウンドにて、約13億円の資金調達を実施 |
2019-04 | 株式会社オルツテクノロジーズを、当社における研究開発及びプロダクトのマネタイズを行い、当社プロダクトを販売する営業面を担うことを目的に100%子会社として設立 |
2019-07 | 東京都港区に本店移転 |
2020-01 | Communication Intelligence(注1)「AI GIJIROKU」を提供開始 |
2020-10 | 株式会社オルツテクノロジーズを吸収合併 |
2021-07 | 「AIコールセンター」を提供開始 |
2021-09 | 独自大規模言語モデル「LHTM」をリリース |
2022-05 | シンガポール政府系ファンドであるテマセク系VCでグローバルトップティア投資家であるVertexグループ(Vertex Holdings.が投資助言を行うファンドの総称)をリード投資家とするSeriesDラウンド(Vertexグループにとって日本の初投資先)にて約42億円の資金調達を実施 |
2023-02 | 独自大規模言語モデル「LHTM-2」をリリース |
2023-06 | 株式会社IPパートナーズが運営する、人力による文字起こし事業(コエラボ事業及び安起こし事業)を、人力による完璧な精度を誇る文字起こしサービスの提供、また当社のAIによる自動文字起こし精度向上に寄与する学習サイクルデータの保有が可能となることから、事業譲渡によって買収 |
2023-08 | デジタルクローン生成プラットフォーム「CloneDev」をリリース |
2023-09 | ノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN」をリリース |
2023-09 | 株式会社キーエンスとの資本業務提携を発表 |
2023-10 | 独自開発した軽量版大規模言語モデル「LHTM-opt」が、日本語LLM(注2)を評価する「Rakuda」ベンチマークで最高スコアを記録し(注3)、国産商用プライベートLLMとして国内最高の評価を獲得 |
2023-11 | デロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティング合同会社と生成AIの社会実装に向けた連携を開始 |
2024-03 | M&Aマッチングシステム「CloneM&A(Clone matching)」をリリース GPU計算リソース「EMETH GPU POOL」をリリース AWS Marketplace上に日本語LLMを世界初公開 東北大学言語AI研究センター教授の乾健太郎氏との共同研究を開始 |
2024-05 | NVIDIA Inception Program パートナー企業に認定 Stability AI Japan株式会社と音声・画像・映像における生成AIのユースケース確立に向けた連携を開始 Databricks Inc.とデータ構造化及びAI/DX化の加速を目的とした連携を開始 |
事業内容
オルツは、個人の記憶の永遠化や意思の再現を目指し、パーソナル人工知能(P.A.I.)の研究開発を行う企業です。同社は、労働から解放され、アーティスティックな営みに没頭できる世界の実現を目指しています。オルツは、P.A.I.の研究開発を進める中で生まれた対話エンジンや機械学習による個性モデル構築のノウハウを活用し、AIの活用を検討するクライアントに提供しています。
オルツの事業は主に「AI Products事業」と「AI Solutions事業」の2つのセグメントに分かれています。AI Products事業では、P.A.I.の実現に向けた要素技術を基盤に、多くのAIプロダクトを開発・提供しています。代表的なプロダクトには、会議議事録作成ツール「AI GIJIROKU」、次世代型ボイスbot「AIコールセンター」、生成AIプラットフォーム「altBRAIN」、デジタルクローン生成プラットフォーム「CloneDev」などがあります。
「AI GIJIROKU」は、会議の議事録作成を自動化し、各会議結果をデータ化・可視化するツールです。主要35か国語のリアルタイム同時翻訳に対応し、金融、医療、建築などの業界に特化した高い音声認識精度を提供します。「AIコールセンター」は、自然言語処理技術を搭載したボイスbotで、クライアントからの問い合わせに自動で応答します。「altBRAIN」は、ノーコードで多岐にわたるBRAINの作成を可能にする生成AIプラットフォームです。「CloneDev」は、ユーザーの声やデータを学習させることでデジタルクローンを作成し、プレゼンテーションや発表などで活用できます。
AI Solutions事業では、クライアントのAI活用を支援するコンサルティングやPoC(概念実証)、本番開発から協業販売までのプロジェクト遂行を行っています。オルツは、クライアントごとのデータや特徴に合わせたプロダクト活用やインフラ構築を行い、属人的なノウハウや作業過多な業務をAI技術で自動化・効率化します。
オルツは、独自開発の大規模言語モデル(LLM)「LHTM-2」や分散コンピューティング技術「Emeth」、分散ストレージ技術「Stack」を保有し、これらの技術を基盤にAIプロダクトを提供しています。また、キーエンスやNVIDIA、デロイトトーマツコンサルティング、Stability AI Japan、Databricksなどのグローバルパートナーと連携し、生成AI領域でのポジショニングを強化しています。
経営方針
オルツは、パーソナル人工知能(P.A.I.)の開発と普及を通じて、人々の可能性と価値を最大化することを目指しています。同社の経営哲学は、労働から解放され、アーティスティックな営みに没頭できる世界の実現にあります。オルツは、P.A.I.の技術を用いて、個々の意識を再現し、デジタル社会における労働を代替することを目指しています。これにより、非創造的な労働をAIに任せ、個人がより価値ある活動に集中できる環境を提供します。
オルツの成長戦略は、主に「AI Products事業」と「AI Solutions事業」の2つのセグメントに分かれています。AI Products事業では、P.A.I.の実現に向けた要素技術を基盤に、多くのAIプロダクトを開発・提供しています。代表的なプロダクトには、会議議事録作成ツール「AI GIJIROKU」、次世代型ボイスbot「AIコールセンター」、生成AIプラットフォーム「altBRAIN」、デジタルクローン生成プラットフォーム「CloneDev」などがあります。
「AI GIJIROKU」は、会議の議事録作成を自動化し、各会議結果をデータ化・可視化するツールで、主要35か国語のリアルタイム同時翻訳に対応しています。「AIコールセンター」は、自然言語処理技術を搭載したボイスbotで、クライアントからの問い合わせに自動で応答します。「altBRAIN」は、ノーコードで多岐にわたるBRAINの作成を可能にする生成AIプラットフォームです。「CloneDev」は、ユーザーの声やデータを学習させることでデジタルクローンを作成し、プレゼンテーションや発表などで活用できます。
AI Solutions事業では、クライアントのAI活用を支援するコンサルティングやPoC(概念実証)、本番開発から協業販売までのプロジェクト遂行を行っています。オルツは、クライアントごとのデータや特徴に合わせたプロダクト活用やインフラ構築を行い、属人的なノウハウや作業過多な業務をAI技術で自動化・効率化します。
オルツは、独自開発の大規模言語モデル(LLM)「LHTM-2」や分散コンピューティング技術「Emeth」、分散ストレージ技術「Stack」を保有し、これらの技術を基盤にAIプロダクトを提供しています。また、キーエンスやNVIDIA、デロイトトーマツコンサルティング、Stability AI Japan、Databricksなどのグローバルパートナーと連携し、生成AI領域でのポジショニングを強化しています。