ヒビノJP:2469

時価総額
¥285.8億
PER
10.8倍
音響・映像機器の販売・施工、建築音響の設計・施工、コンサート・イベントの音響・映像サービスを提供する事業。

事業内容

ヒビノ株式会社は、音響・映像機器の販売・施工、建築音響に関する設計・施工、コンサート・イベントの音響・大型映像サービスを主な事業としています。同社は、連結子会社26社と共に事業を展開しています。

ヒビノの事業セグメントは、販売施工事業、建築音響施工事業、コンサート・イベントサービス事業、その他の事業に分かれています。販売施工事業では、業務用音響・映像・照明・制御機器の販売やシステム設計、施工、メンテナンスを行っています。また、LEDディスプレイの開発・製造・販売も手がけています。

建築音響施工事業では、日本音響エンジニアリング株式会社などが、建築音響や騒音対策に関する設計・施工を行っています。音響製品の開発・製造・販売や、音・振動に関するコンサルティングも提供しています。

コンサート・イベントサービス事業では、ヒビノメディアテクニカル株式会社などが、コンサートやイベント用の音響・映像システムの企画、レンタル、オペレートを行っています。イベントの企画・運営や、音響・映像関連の人材派遣も行っています。

その他の事業として、株式会社オフィックスがオフィス家具の販売やオフィス空間の設計・施工を行っています。これにより、ヒビノは多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。

経営方針

ヒビノ株式会社は、「創造と革新」を経営理念に掲げ、音と映像で世界に感動をクリエイトすることを目的としています。同社は、経営理念、パーパス、ビジョン、バリューの4つの要素からなる「ヒビノグループ理念体系」を基に、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。

同社の中期経営計画「ビジョン2025」は、2023年から2026年までの4年間を対象とし、持続的成長を可能にする経営体質の構築を目指しています。具体的には、「ハニカム型経営」と「イノベーション」を成長戦略の柱とし、健全経営の確立を図ります。

成長戦略としては、新領域への挑戦によるハニカム型経営の高度化を進めています。M&Aを活用し、新たな事業領域を開拓し、事業間のシナジーを創出することで、外部環境の変化に強い事業構造を構築します。また、イノベーションを推進し、新規事業の創造と既存事業の革新を図ります。

主要な経営課題としては、高収益体質への変革と未来事業の創造が挙げられます。騒音対策やバーチャルプロダクションを戦略事業分野とし、ECの強化や海外展開を進め、海外売上高比率30%を目指します。また、DXの推進やサステナビリティマネジメントの強化にも取り組んでいます。

財務目標として、2026年3月期に売上高750億円、経常利益45億円、自己資本比率40%を目指しています。これにより、ヒビノは世界トップレベルのAV&ITグループを目指し、持続可能な社会に貢献することを目指しています。