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フュートレックJP:2468
沿革
2000年4月 |
携帯機器におけるビジネスモデルの提案から具現化まで、システムLSIの設計技術ノウハウをいかした受託設計を事業内容として大阪市淀川区西宮原一丁目8番48号に当社設立 |
2000年9月 |
本社を大阪市淀川区西中島六丁目8番31号 花原第6ビルに移転、本格営業開始 大手携帯機器メーカーを始め、複数の企業より受託設計を受注 |
2001年3月 |
携帯電話用音源IP販売開始 ライセンス、ロイヤルティ契約の締結 |
2005年1月 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)と音源の利用許諾契約を締結 |
2005年12月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2006年5月 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)と業務・資本提携契約を締結 |
2006年12月 |
株式会社国際電気通信基礎技術研究所と音声認識技術の分野において業務提携契約を締結 |
2007年5月 |
株式会社ATR-Lang(株式会社ATR-Trekに商号変更)に資本参加し子会社化 |
2007年11月 |
音声認識フロントエンドが株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)向け携帯電話に搭載 |
音声認識バックエンド(認識サーバー)を株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)向け携帯電話に提供開始 |
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子会社の株式会社ATR-Trekが音声翻訳サービスを開始 |
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2009年11月 |
本社を大阪市淀川区西中島六丁目1番1号 新大阪プライムタワーに移転 |
2011年4月 |
イズ株式会社(株式会社ライトポケットに商号変更、以下同じ)の株式を取得し、同社及びその子会社である株式会社スーパーワンを子会社化(2012年4月にイズ株式会社を完全子会社化、2012年6月にイズ株式会社が保有する株式会社スーパーワンの株式を当社が取得)CRMソリューション事業を開始(株式会社ライトポケットは2015年4月に吸収合併) |
2012年3月 2014年10月 2014年10月 2016年8月 2016年8月 2017年7月 2017年10月2017年11月 2018年9月 2019年7月 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)が提供するスマートフォン向け音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」に音声認識エンジンを提供 株式会社メディア総合研究所の株式を取得し、同社を子会社化 翻訳事業の合弁会社である株式会社みらい翻訳を設立 株式会社アドホックの事業を吸収分割の方法により承継 東京証券取引所市場第二部へ市場変更 メディアジャパン株式会社の株式を取得し、同社及びその子会社であるメディアジャパンエージェンシー株式会社を子会社化 株式会社みらい翻訳の全株式を譲渡 株式会社メディア総合研究所の全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除外 グローリー株式会社と資本業務提携契約を締結 プロモーション事業を事業譲渡により売却 |
2021年8月 |
メディアジャパンエージェンシー株式会社の全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除外 |
2022年3月 |
資本金の額733,979千円から100,000千円に減少させ、633,979千円をその他資本剰余金へ振替 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 |
2023年5月 2023年6月 |
株式会社エーアイと資本業務提携契約を締結 株式会社エーアイによる当社株式に対する公開買付けの結果、当社の主要株主である筆頭株主が株式会社エーアイに異動 |
事業内容
フュートレックは、音声認識技術、デジタルマーケティング、映像制作、およびその他の事業を展開している企業です。同社グループは、フュートレックおよび連結子会社3社から構成されています。事業セグメントは、音声認識事業、デジタルマーケティング事業、映像制作事業、その他事業の4つに区分されています。
音声認識事業では、サーバ型音声認識(DSR)、ローカル型音声認識(LSR)、各種音声認識モデルの開発及び製品の販売を行っています。また、音声認識関連技術や声認証技術の開発、多言語音声翻訳技術の開発も手がけています。
デジタルマーケティング事業では、CRMシステム「Visionary」の開発及び販売を行っており、Visionary Cloudの開発及び販売、Visionaryの開発・カスタマイズ及び販売も展開しています。
映像制作事業では、テレビ番組や企業のプロモーション用の映像制作をメディアジャパン株式会社が担当しており、テレビ局への映像制作スタッフの人材派遣も行っています。
その他事業としては、デジタル教科書及び教材に関連するアプリ等の受託開発を株式会社スーパーワンが行っており、メモリーカードへのコンテンツ書込み業務の請負も手がけています。
これらの事業を通じて、フュートレックは多岐にわたる技術とサービスを提供し、様々なニーズに応えています。
経営方針
フュートレックは、音声認識技術とデジタルマーケティングを中心に、映像制作やその他の事業も展開している企業です。同社は、社会の変化に柔軟に対応し、時代に求められる商品を追求することを経営理念としています。この理念の下、フュートレックは、LSI設計会社からスタートし、ソフトウェア開発やサービス事業へと事業領域を広げ、M&Aを通じて事業内容を変化させてきました。
経営戦略として、フュートレックは音声認識事業とデジタルマーケティング事業に経営資源を集中させ、事業拡大を目指しています。音声認識事業では、音声収録に関する受託業務の増加により売上高が増加していますが、外注費の増加によりセグメント利益は赤字となっています。同社は、作業効率化ツールの改善や機能拡張による外注費の削減、および既存の音声認識製品の性能改善に取り組み、利益率の向上を図っています。
デジタルマーケティング事業では、市場拡大を目指し、主力商品であるVisionary Cloudの機能追加開発投資を継続し、新規採用と既存顧客の改善要望に対応して売上高の増加を目指しています。また、株式会社エーアイとの資本業務提携を通じ、音声認識技術と音声合成技術を組み合わせた音声対話AIソリューションの実現や、営業連携の強化を進めています。
フュートレックは、技術力の向上や内部統制システムの強化にも注力し、継続的な発展と企業価値の向上を目指しています。同社は、音声認識事業とデジタルマーケティング事業を核に、楽しく、便利で、簡単な豊かな生活の実現に貢献することを使命としています。