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ROXX【JP:241A】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ROXXはテクノロジーを活用してノンデスクワーカーの正社員化と所得向上を目指すHR Tech企業で、主力サービスはノンデスクワーカーに最化した転職プラットフォーム「Zキャリア」です。同社は製造・建設・運輸・サービス業など現場で働く人材の登録・マッチングを行い、未経験や非正規の方が正社員になる機会を増やしています。
同社の主要顧客は正社員を目指す求職者、未経験採用に積極的な大手求人企業、そして約400社の小規模人材紹介会社(パートナー紹介会社)です。収益は求人企業が入社時に支払う採用成果報酬や採用事務手数料と、パートナー紹介会社からの月額プラットフォーム利用料で構成されています。
同社は事業を単一のHR Techセグメントで展開し、Zキャリア上で求人掲載・紹介・面接管理を一元化するとともに、AI面接官やリクルーティングプランなど採用担当者の工数を減らすサービスを提供しています。事業運営ではGMVやテイクレート、求職者登録数、ARPUなどの指標を重視し、パートナー経由比率や直接流入の改善で収益性を高めることを目指しています。
経営方針
同社は将来的な売上高100億円の達成を目指しており、プラットフォーム規模の拡大を最重要課題と位置付けています。具体的にはZキャリア上のGMV(プラットフォーム内で成立した採用の総額)と、それに対する同社の取り分であるテイクレート、さらに求職者登録数や成約単価といった指標を重視し、これらを伸ばすことで営業キャッシュ・フローの最大化を図っています。過去には2024年9月期までの先行投資により当期純損失を計上しましたが、2025年9月期には事業譲渡による特別利益で黒字化を実現し、2026年9月期には生産性向上施策により通期黒字化を見込んでいます。
同社はマーケティング、サービス開発(エンジニア投資)、および転職支援人数を増やす営業人員の強化に重点投資を行っています。差別化の核はノンデスクワーカー領域に特化したサービス設計と、約400社のパートナー紹介会社を含むエコシステム構築にあります。ノンデスクワーカー市場は同社推計で市場規模約7,700億円、ノンデスク層は全就業者の約66%を占めるため(年間転職者数は約255万人)、既存の即戦力中心の人材サービスと異なり未経験者や非正規から正社員化を支援することで市場シェアを拡大していきます。平均の成約単価は約63万円であり、直接流入の増加やパートナー比率の最適化で収益性の改善を図ります。
同社は新市場開拓と事業拡大のため、転職支援に留まらない周辺領域への横展開を計画しています。具体的には求人企業の採用効率を高める「AI面接官」や採用管理機能の提供、求職者の生活を支える付帯サービスの開発を想定しており、求職者登録数とGMVの最大化を狙っています。加えて認知拡大のための広告宣伝やWebサイトの登録画面改善、求職者獲得チャネルの多様化を進め、固定媒体依存を下げることで面談単価の最適化と持続的な集客力の確保を目指しています。資金面では第三者割当増資や借入に加え、将来的に多様な調達手法を検討して安定した資金繰りを維持します。
同社は技術革新を成長と差別化の中核と考えており、Zキャリアで蓄積した選考データを活用した人工知能(AI)の導入を積極的に進めています。AIによるマッチングや面接支援は、転職支援の属人性を低減して成約率を高め、選考期間短縮や工数削減を通じて生産性を向上させる施策です。また利用者増加に対応したサーバー増強やシステム安定化、個人情報保護のためのISO27001やプライバシーマーク取得、社内研修による情報管理体制強化など、技術基盤とガバナンスの両面で投資を行い、安全かつ拡張性のあるサービス運営を目指しています。