エスフーズ (2292) 株価

時価総額
¥834.4億
PER
12.6倍
食肉の製造・卸売事業の有力企業。肥育から加工、卸売、小売、外食まで一貫した食肉サプライチェーンを展開。丸紅が筆頭株主として出資。米国に食肉加工会社2社を保有し、国内外で事業を展開。

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事業内容

エスフーズは総合食肉企業集団として、食肉流通の川上から川下まで一貫したサプライチェーンを構築している企業です。同社は畜産から食肉加工、卸売、小売、外食まで、食肉に関するあらゆる事業領域をカバーしており、国内外の子会社36社を含む企業グループを形成しています。

同社の収益構造は、食肉等の製造・卸売事業を中核として、小売事業と外食事業を組み合わせた多角的なビジネスモデルとなっています。製造・卸売事業では一般事業者向けに食肉商品を供給し、小売・外食事業では最終消費者に直接サービスを提供することで、安定した収益基盤を確保しています。総合商社である丸紅をその他の関係会社として、幅広い取引ネットワークを活用した事業展開を行っています。

事業セグメントは大きく三つに分かれており、製造・卸売事業では国産肉牛・豚の肥育から加工まで手がける生産部門と、ハムやソーセージなどの食肉製品製造部門、そして食肉商品の卸販売部門で構成されています。小売事業では連結子会社のオーエムツーミートなどが食肉の一般消費者向け販売を担い、外食事業では焼肉の牛太などの子会社がレストラン経営を展開しており、食肉の川下領域での収益機会を確保しています。

経営方針

エスフーズは「連結売上高5,000億円、経常利益200億円の早期達成」という明確な数値目標を掲げ、食肉流通の川上から川下まで一貫したサプライチェーン構築を核とした成長戦略を推進しています。同社は「バラエティーミート世界一、食肉日本一」という経営ビジョンの下、国内外での事業拡大を通じて食肉総合企業集団としての地位確立を目指しており、垂直統合による競争優位性を最大限活用した安定的な成長を追求しています。

製造・卸売事業では、生産効率化と供給能力増強を重点投資分野として位置づけており、アメリカのオーロラビーフで本年7月に新工場を稼働させるなど、海外での生産体制強化を図っています。国内では老朽化設備の更新と生産拠点の集約を進める一方、自社ブランド「ゆめの大地」を活用した東南アジア向け輸出拡大により、国際競争力の向上を図っています。バラエティーミートや国産牛を原料とした製品開発に注力し、差別化された商品ラインナップで市場シェア拡大を目指しています。

新市場開拓では、製品事業においてご当地味の開発やキャラクターとのコラボレーション商品により、女性や若年層への訴求を強化しています。「こてっちゃーはん」などの冷凍食品販売を拡大し、新たな販路開拓を推進しています。小売事業では既存店の活性化と不採算店の整理を進めながら、新規ディベロッパーへの出店や新業態店舗の開発により収益の多様化を図っています。外食事業でも着実な採算重視の経営を維持しつつ、ステーキレストランや焼肉・しゃぶしゃぶチェーンの競争力強化と新店開発に取り組んでいます。

経営品質向上の取り組みとして、同社は株主還元では連結株主資本配当率3%を目途とした安定配当を実施し、従業員の働きやすさ向上のため健康経営を推進しています。2026年3月には健康経営優良法人認定を取得するなど、ステークホルダーへの価値還元を重視した経営方針を堅持しており、持続的な企業価値向上を目指した包括的な戦略を展開しています。

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