雪印メグミルクJP:2270

時価総額
¥1807億
PER
12.3倍
乳製品、飲料・デザート類、飼料・種苗、その他(共同配送センター事業、不動産賃貸事業等)を手がける。

沿革

1925年5月

有限責任 北海道製酪販売組合設立

1925年7月

バター製造開始

1925年10月

バター販売開始

1926年12月

「雪印」商標決定(「雪印北海道バター」誕生)

1950年6月

雪印乳業㈱設立

1950年8月

雪印乳業㈱、東京証券取引所・札幌証券取引所に株式上場

1951年8月

「雪印ビタミルク」発売

1954年11月

「6Pチーズ」大量生産化

1962年6月

「雪印カマンベールチーズ」発売

1962年8月

「雪印スライスチーズ」発売

1963年11月

「雪印コーヒー」発売

1968年9月

「雪印ネオ マーガリンソフト」(現「ネオソフト」)発売

1972年2月

全国農協牛乳直販㈱設立

1974年9月

全国農協牛乳直販㈱から全国農協直販㈱へ社名変更

1979年6月

プレーンヨーグルト「雪印ナチュレ(現「ナチュレ 恵 megumi」)」発売

1980年6月

「ストリングチーズ(現「さけるチーズ」)」発売

1987年3月

「とろけるスライス」発売

1996年11月

「雪印北海道バター(10gに切れてる)」発売

1996年11月

ジャパンミルクネット㈱設立

1997年6月

「北海道カマンベール 切れてるタイプ」発売

2000年6月

雪印乳業食中毒事件

2002年1月

雪印食品牛肉偽装事件

2002年5月

「毎日骨ケアMBP®」発売

2003年1月

雪印乳業㈱より分離した市乳事業部門・全国農協直販㈱・ジャパンミルクネット㈱が統合し、

日本ミルクコミュニティ㈱設立

2007年3月

「雪印北海道100」ブランドの展開

2007年9月

「低温脱気製法」で特許取得「特許第4015134号」

2009年10月

日本ミルクコミュニティ㈱と雪印乳業㈱が経営統合し、共同持株会社「雪印メグミルク㈱」

設立、東京証券取引所市場第一部、札幌証券取引所に株式上場

2011年4月

雪印メグミルク㈱が日本ミルクコミュニティ㈱および雪印乳業㈱を吸収合併し、

新生「雪印メグミルク㈱」誕生

2015年8月

「恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」機能性表示食品として発売

2018年3月

家庭用マーガリン類で原料油脂にトランス脂肪酸を含む「部分水素添加油脂」を使用しない配合実現

2020年1月

「乳酸菌ヘルべヨーグルト ドリンクタイプ」発売

2021年3月

「MBPドリンク」発売

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

雪印メグミルクは、乳製品、飲料・デザート類、飼料・種苗、その他の事業セグメントを持つ多角的な事業を展開しています。

乳製品セグメントでは、チーズ、バター、粉乳などの乳製品をはじめ、油脂や機能性食品、粉ミルクなどを手がけています。このセグメントには、雪印メグミルク株式会社や雪印ビーンスターク株式会社、八ヶ岳乳業株式会社などの子会社が含まれます。

飲料・デザート類セグメントでは、牛乳類や果汁飲料、ヨーグルト、デザートなどを提供しており、雪印メグミルク株式会社や八ヶ岳乳業株式会社などがこのセグメントに属しています。

飼料・種苗セグメントでは、牛用飼料や牧草・飼料作物種子、野菜種子、造園事業などを展開しており、雪印種苗株式会社や道東飼料株式会社がこのセグメントに含まれます。

その他のセグメントでは、共同配送センター事業や不動産賃貸事業などを手がけており、雪印メグミルク株式会社や株式会社クレスコ、株式会社雪印パーラーなどが関連しています。

これらの事業を通じて、雪印メグミルクは食品産業の多様なニーズに応える幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

雪印メグミルクは、2025年に創業100周年を迎えるにあたり、社会課題解決を目指す「健土健民」という創業の精神に基づき、食の持続性を実現することを志としています。同社は、乳を通じた幅広い知見や機能、すなわち「ミルクバリューチェーン」を活用し、社会的価値と経済的価値を同期化させることで、企業価値の向上を目指しています。これにより、サステナビリティ経営を推進し、具体的なマテリアリティを6項目抽出し、取り組みテーマを設定しています。

中期経営計画2025では、強靭な事業構造と成長に不可欠な基盤づくりを進め、新型コロナウイルス感染症やウクライナ紛争などの影響に対処しつつ、2020年度並みの営業利益200億円を目指します。事業戦略は「新たな成長のタネづくり」、「基盤活用による物量の拡大」、「国内酪農生産基盤の強化・支援」の3つの柱から構成されています。また、基盤戦略として「イノベーション」と「コミュニケーション」の強化、「DX推進」と「人的資本の活用・成長」を重点的に取り組む事項としています。

財務戦略では、財務の健全性を維持しつつ、営業キャッシュフローと資産圧縮を財源とし、基盤・成長への投資を積極的に行います。配当性向30%以上を目標とした安定的な株主還元も実施していきます。これらの戦略を通じて、雪印メグミルクは次の100年に向けた準備を進め、食の持続性の実現に貢献していく方針です。