六甲バターJP:2266

時価総額
¥325億
PER
72.8倍
チーズ製造販売、ナッツ食品販売、スイス製チョコレート輸入販売を展開。

沿革

1948年12月

資本金200万円で平和油脂工業株式会社として創立し、マーガリン製造を開始

1950年10月

商号を平和商事株式会社に改称

1954年7月

商号を六甲バター株式会社に改称

1958年11月

オーストラリアから原料チーズを輸入し、プロセスチーズ製造を開始

1961年4月

兵庫県明石市に明石工場を開設

1963年5月

株式を大阪証券取引所市場第二部に上場

1965年2月

東京都中央区に東京支店を開設

1966年12月

兵庫県加古郡稲美町に稲美工場を開設

1971年1月

三菱商事株式会社と全面的な販売提携

1976年10月

兵庫県明石市に連結子会社六甲フーズ株式会社(資本金2,000万円)を設立し、ナッツ加工専門工場を開設

1977年4月

大阪市北区(現 大阪市淀川区)に大阪支店を開設

1979年4月

名古屋市熱田区に名古屋支店を開設

1984年3月

兵庫県加西市に加西工場を開設

1985年12月

本社新社屋竣工

1989年5月

神戸市中央区に連結子会社株式会社フロマージュ六甲(資本金3,000万円)を設立し、レストランを開業

1989年12月

スイス、リンツ&シュプルングリー社と同社製チョコレート商品の日本における独占輸入販売契約を締結、1990年4月より同品の販売を開始

1994年8月

長野県南佐久郡臼田町(現 長野県佐久市)に長野工場を開設

2000年11月

ISO 9001を稲美工場及び長野工場において認証取得

2001年8月

ISO 14001を稲美工場、長野工場、本社及び連結子会社である六甲フーズ株式会社明石工場、加西工場において認証取得

2005年9月

2008年3月

2011年5月

2011年7月

連結子会社株式会社フロマージュ六甲を解散

チーズ生産体制の強化をはかるため稲美工場に第5プラントを新設

デザートの生産中止により加西工場を休止

株式会社福岡ミツヤとナッツの製造委託契約を締結

ナッツの生産中止により明石工場を休止

2012年2月

子会社六甲フーズ株式会社を解散

2012年12月

株式を大阪証券取引所市場第一部に指定替え

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合により、株式を東京証券取引所市場第一部に上場

2017年5月

2019年4月

インドネシアに三菱商事株式会社との合弁会社PT EMINA CHEESE INDONESIAを設立

兵庫県神戸市西区に神戸工場を開設

2019年5月

2020年9月

FSSC 22000を長野工場において認証取得

FSSC 22000を神戸工場において認証取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年7月

稲美工場を閉鎖

事業内容

六甲バターは、チーズ、ナッツ、チョコレートの3つの主要な事業セグメントを持つ企業です。同社は、特にチーズの製造販売に力を入れており、その大部分を自社で製造しています。一部のチーズ製品は、デイリー・プロダクツ・ソリューション株式会社を含む外部の加工業者に製造を委託し、六甲バターが販売を担当しています。ナッツ製品に関しては、全て外部の加工業者に製造を委託し、同社が販売を行っています。

チョコレート事業では、スイスのリンツ&シュプルングリー社から直接輸入した高品質のチョコレートを、六甲バターが日本国内で販売しています。これにより、同社は国際的な味覚を日本市場に提供しています。

また、チーズやナッツ等の製品販売における債権回収業務は、主要株主である三菱商事株式会社に委託しています。これにより、六甲バターは販売から回収までのプロセスを効率化し、事業運営の安定性を高めています。

六甲バターは、これらの事業セグメントを通じて、多様な食品市場において独自の地位を築いています。同社の製品は、品質の高さと独自性で消費者に支持されており、食品業界における同社の成長と発展に貢献しています。

経営方針

六甲バターは、健康で明るく楽しい食文化の提供を目指し、開発先導型活力企業と高収益安定企業を目標に掲げています。同社は、時代の変化を見越した製品開発に挑戦し、新しい価値の創造を目指しています。また、アメーバ経営を推進し、組織ごとに採算向上に取り組むことで、経営感覚を持つ人材を育成しています。

経営環境の厳しさが予想される中、六甲バターは原価上昇に対応した適正価格化を進め、消費者ニーズの変化に応える商品力の強化に努めています。食の安全・安心を最優先に考え、新しい事業の開拓や海外販売の拡大、業務効率化を推進しています。

さらに、プライム市場上場を目指し、コーポレート・ガバナンスの強化と生産能力・効率の向上に取り組んでいます。神戸工場を基幹工場として全生産ラインの安定稼働を目指し、SDGs活動にも引き続き取り組んでいます。

これらの戦略は、チーズ、ナッツ、チョコレートの3つの主要事業セグメントを通じて展開されています。特にチーズ製造販売に力を入れ、高品質のチョコレートを輸入販売することで、国際的な味覚を日本市場に提供しています。また、事業運営の効率化と安定性向上のため、債権回収業務を三菱商事株式会社に委託しています。

六甲バターは、これらの成長戦略を通じて、食品業界における独自の地位を築き、品質と独自性で消費者からの支持を得ています。