寿スピリッツJP:2222

時価総額
¥2666.3億
PER
26.1倍
菓子製造・販売を中心に、「ザ・メープルマニア」、「東京ミルクチーズ工場」、「ルタオ」等のブランド展開、健康食品販売、損害保険代理業を手がける。

沿革

1952年4月

鳥取県米子市角盤町に寿製菓株式会社を設立し、飴菓子等の製造を開始。

1957年1月

業容の拡大により工場が狭小となり、米子市旗ヶ崎に新築移転。

1972年4月

石川県加賀市に株式会社コトブキ(旧 株式会社北陸寿)を設立。(2005年1月 社名を株式会

社九十九島グループに変更し、本店所在地を長崎県佐世保市に移転。)

1975年4月

鳥取支店、松江営業所、米子営業所を別法人とし、寿販売株式会社(鳥取県米子市)を設立。

1975年10月

山口県長門市に株式会社コトブキ屋(現 株式会社寿堂)を設立。

1979年5月

協同組合米子食品工業団地に加入し、現在地(鳥取県米子市)に本社工場を新築移転。

1980年4月

宮崎県宮崎市に宮崎県土産株式会社(現 南寿製菓株式会社)を設立。(1992年5月宮崎県宮崎

郡清武町に移転。)

1980年8月

神戸市北区に株式会社コトブキ香寿庵(現 株式会社寿香寿庵)を設立。(1986年12月 兵庫県

西宮市に移転。)

1981年10月

株式会社山陰フードセンター(鳥取県米子市)に経営参加し、株式会社香寿庵とする。

1982年3月

岐阜県下呂市に飛騨コトブキ製菓株式会社(現 株式会社ひだ寿庵)を設立。

1982年8月

三重県鳥羽市に株式会社三重コトブキ製菓(現 株式会社三重寿庵)を設立。

1987年3月

兵庫県美方郡新温泉町に株式会社但馬寿を設立。(2016年1月 吸収分割により株式会社但馬寿の

製造部門及び販売部門の一部を寿製菓株式会社へ譲渡。)

1987年10月

岡山県倉敷市に株式会社瀬戸内コトブキ(現 株式会社せとうち寿)を設立。(1990年4月 岡

山県岡山市に移転。)

1988年3月

奈良県大和郡山市に株式会社奈良コトブキ(現 株式会社なら寿庵)を設立。(2004年2月 合

併により解散。)

1989年3月

名古屋市中村区に株式会社東海コトブキ(現 株式会社東海寿)を設立。

1989年9月

香川県仲多度郡琴平町に株式会社国武商店を設立。(2014年3月解散、同年7月清算結了。)

1990年4月

京都市山科区に株式会社京都コトブキ(現 株式会社寿庵)を設立。

1990年4月

寿販売株式会社及び株式会社香寿庵を吸収合併。

1993年4月

福岡市博多区に株式会社花福堂を設立。(1998年7月 福岡市東区に移転。)

1993年4月

鳥取県米子市に淀江工場(『お菓子の壽城』)を設置。

1994年5月

和歌山県海南市に株式会社海南堂を設立。(1999年2月 和歌山県和歌山市に移転。)(平成16

年2月 合併により解散。)

1994年11月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1996年4月

北海道千歳市に株式会社コトブキチョコレートカンパニー(現 株式会社ケイシイシイ)を設立。

1998年6月

東京都中央区に株式会社つきじちとせを設立。(2012年1月解散、同年6月清算結了。)

北海道小樽市に株式会社コトブキチョコレートカンパニー(現 株式会社ケイシイシイ)が小樽洋

菓子舗ルタオを設置。

2004年2月

株式会社寿香寿庵が株式会社なら寿庵及び株式会社海南堂を吸収合併。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2004年12月

株式会社北陸寿より営業を譲受け、石川県加賀市に株式会社加賀寿庵を設立。(2012年1月解

散、同年4月清算結了。)

2005年2月

株式会社九十九島グループ(旧 株式会社北陸寿)が営業譲受けにより株式会社九十九島エスケイ

ファーム他3社より菓子の製造・販売事業を継承。

2006年9月

株式会社ケーエスケーを株式交換により完全子会社化。

2006年10月

純粋持株会社体制への移行に伴い、商号を寿スピリッツ株式会社に改称、新設分割により寿製菓株

式会社を設立し営業の全てを承継。

2007年10月

株式会社ケーエスケーが新設分割により損害保険代理業会社(〈新〉株式会社ケーエスケー)と持

株会社(〈現〉株式会社ケーエスケー)に分離。〈現〉株式会社ケーエスケーは当社に吸収合併。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京

証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。

2011年12月

東京都港区に株式会社シュクレイを設立。

2012年11月

台湾台北市に台灣北壽心股份有限公司を設立。

2013年4月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2014年4月

東京証券取引所市場第一部に指定。(2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。)

2014年9月

東京都港区に純藍株式会社を設立。

2016年1月

株式の取得により、株式会社フランセを連結子会社化。(2017年4月 合併により解散。)

2017年4月

株式会社シュクレイが株式会社フランセを吸収合併。

2018年11月

合弁会社の持分取得によりHoney Sucrey Limitedを子会社化。(2022年7月清算結了。)

事業内容

寿スピリッツ株式会社とその子会社17社は、菓子の製造・販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、地域事業会社を基盤とした6つのセグメントに分かれており、それぞれが特色ある製品やサービスを提供しています。

「シュクレイ」セグメントでは、「ザ・メープルマニア」、「東京ミルクチーズ工場」、「フランセ」などのショップブランドを通じて、菓子の製造・販売を行っています。株式会社シュクレイがこのセグメントを担当しています。

「ケイシイシイ」セグメントは、「ルタオ」や「グラッシェル」などのブランドで知られ、菓子の製造・販売を手掛けています。このセグメントは株式会社ケイシイシイが担っています。

「寿製菓・但馬寿」セグメントでは、「お菓子の壽城」や「カノザ」などのブランドを展開し、菓子の製造・販売を行っています。寿製菓株式会社と株式会社但馬寿がこのセグメントを担当しています。

「販売子会社」セグメントは、複数の子会社が「コンディトライ神戸」などのショップブランドを通じて菓子の販売を行っています。株式会社寿堂や南寿製菓株式会社など、複数の子会社がこのセグメントに含まれます。

「九十九島グループ」セグメントでは、「赤い風船」や「アイボリッシュ」などのブランドで菓子の製造・販売を行っており、株式会社九十九島グループがこのセグメントを担当しています。

「その他」セグメントでは、損害保険代理業や健康食品の販売、菓子の販売など多岐にわたる事業を展開しています。株式会社ケーエスケーや純藍株式会社などがこのセグメントに含まれます。

これらのセグメントを通じて、寿スピリッツ株式会社グループは幅広い製品とサービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。

経営方針

寿スピリッツ株式会社は、経営理念「喜びを創り喜びを提供する」を軸に、全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドの総合プロデューサーとして位置づけ、豊富な技術とノウハウを活用した商品創りとサービスの提供に努めています。同社は、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、収益性の改善に注力しており、「売上高経常利益率」20%以上の達成を目標に掲げています。この目標を達成するため、ブランド価値の向上や生産効率及び販売効率の改善に取り組んでいます。

経営環境の変化に迅速に対応し、お客様の要望に応える商品・サービスの企画力を強化することが、同社グループの将来を左右すると考えています。そのため、「高い価値の創造」をテーマに、美味しさと品質に徹底的に拘り、地域性と専門店性を追求した独創性のあるショップブランド及び商品ブランドの創造と育成により、持続的な成長を目指しています。

2023年の経営スローガン「超絶ド成長元年!」を掲げ、プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成に邁進し、商品力、販売力、売場力の超絶進化、人財採用と共育、ブランド開発と売場獲得、インバウンド復活準備と海外成功モデルの構築、生産体制とロジスティックの超絶進化など、重点施策をテーマに事業施策を遂行しています。また、「全員参画による超現場主義」経営を推進し、人財力及び組織力の向上を図っています。

さらに、サステナビリティ委員会の設置やTCFD提言への賛同を通じて、持続可能な社会実現への貢献と中長期的な企業価値の向上を重要な経営課題として位置づけ、気候変動がもたらす事業へのリスクと機会についての分析と対応を強化しています。これらの取り組みを通じて、寿スピリッツ株式会社は、持続可能な成長を目指しています。