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岩塚製菓JP:2221
沿革
1954-04 | 株式会社岩塚農産加工場設立(資本金2,000千円、本社 新潟県三島郡越路町(現在の新潟県長岡市)、主たる事業 米菓製造) |
1960-11 | 商号変更し岩塚製菓株式会社となる |
1961-05 | 東京営業所開設 |
1963-01 | 本社工場(飯塚工場西棟)竣工、うるち米菓製品専門工場として操業 |
1964-03 | 大阪営業所(現在の関西支店)開設 |
1972-06 | 仙台営業所(現在の東北支店)開設 |
1972-08 | 中沢工場竣工、もち米菓製品専門工場として操業 |
1980-10 | 沢下条工場東棟(現在の沢下条第二工場)竣工 |
1981-09 | 沢下条工場西棟(現在の沢下条第三工場)竣工 |
1982-03 | 新潟県長岡市に高級米菓専門店「瑞花本店」開店 |
1983-01 | 台湾の宜蘭食品工業股份有限公司(現在の旺旺集団)と米菓製造の技術提携を開始 |
1983-05 | 名古屋営業所(現在の中部支店)開設 |
1983-08 | 神奈川営業所(現在の東京西支店)開設 |
1984-06 | 札幌営業所(現在の北海道支店)開設 |
1985-03 | 「瑞花本店」を当社100%出資の「株式会社瑞花」に改組 |
1988-02 | 米菓の通信販売を専門とする「株式会社新潟味のれん本舗」を当社100%出資により設立 |
1988-03 | 北関東支店(現在の東京東支店)開設 |
1989-10 | 株式を日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録 |
1990-07 | 宜蘭食品工業有限公司(台湾)との間で台湾に合弁会社台湾岩塚製菓有限公司を設立 |
1990-11 | 千歳工場(現在の北海道工場)竣工 |
1991-01 | 合弁会社台湾岩塚製菓有限公司工場竣工 |
1994-02 | 沢下条工場中央棟(現在の沢下条第一工場)竣工 |
1994-04 | 企業向け商品販売を専門とする「株式会社越後抄」を当社100%出資により設立 |
1995-04 | 宜蘭食品工業有限公司と台湾岩塚製菓有限公司が合併 |
1997-11 | 沢下条第四工場竣工 |
2002-07 | WANT WANT HOLDINGS LIMITED.(現在のWANT WANT CHINA HOLDINGS LIMITED.)との間で中国に合弁会社瀋陽岩旺米粉製造有限公司を設立 |
2002-10 | 合弁会社瀋陽岩旺米粉製造有限公司工場営業開始 |
2003-07 | WANT WANT HOLDINGS LIMITED.(現在のWANT WANT CHINA HOLDINGS LIMITED.)との間で東京に合弁会社旺旺・ジャパン株式会社を設立 |
2004-01 | 新潟県長岡市に工場物件を取得(長岡工場) |
2004-02 | 沢下条工場を対象に環境の国際規格ISO14001認証取得 |
2004-04 | 長岡工場操業開始 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消しジャスダック証券取引所に上場 |
2005-11 | 飯塚工場東棟(現在の飯塚工場)竣工 |
2006-03 | R&D・Mセンター竣工 |
2007-11 | 飯塚工場西棟を飯塚工場東棟に統合し飯塚工場西棟を閉鎖(呼称を飯塚工場とする) |
2008-02 | 本社、飯塚工場、中沢工場、長岡工場、千歳工場(現在の北海道工場)、R&D・Mセンターを対象に環境の国際規格ISO14001認証取得 |
2009-06 | お米を中心とした農産物・農産加工品の新規事業展開を図ることを目的として「里山元気ファーム株式会社」を当社100%出資により設立 |
2010-02 | 飯塚工場、沢下条第一工場、製造本部を対象に食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000認証取得 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場 |
2011-12 | 瀋陽岩旺米粉製造有限公司の全株式を売却 |
2012-02 | 沢下条第二工場において国際規格ISO22000認証取得 |
2013-02 | 沢下条第三工場、沢下条第四工場において国際規格ISO22000認証取得 呼称を飯塚工場、R&D・Mセンター、沢下条工場として登録 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2015-07 | 株式会社田辺菓子舗の全株式を取得し子会社化 |
2016-12 | 千歳工場(現在の北海道工場)において国際規格ISO22000認証取得 |
2018-11 | 北米市場に向けた事業展開を図ることを目的として「IWATSUKA USA Inc.」を当社100%出資により設立 飯塚工場において食品安全マネジメントシステムの国際規格FSSC22000認証取得 |
2019-11 | 長岡工場において国際規格ISO22000認証取得 |
2020-03 | 株式会社越後抄を清算結了 |
2020-12 | BEIKA Lab竣工 |
2021-01 | 新長岡工場竣工 |
2021-03 | BEIKA Lab操業開始、新長岡工場に中沢工場の機能を移設(中沢工場閉鎖) |
2021-09 | 本社を長岡市浦から長岡市飯塚(旧R&D・Mセンター)に移転 |
2021-11 | BEIKA Lab、新長岡工場において国際規格ISO22000認証取得 |
2022-01 | BEIKA Lab、新長岡工場において国際規格ISO14001認証取得 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 |
事業内容
岩塚製菓株式会社とそのグループ企業は、主に米菓の製造・販売を行っている企業群です。岩塚製菓自体が米菓の製造・販売を主軸に事業を展開しており、その製品は子会社を通じて販売されています。具体的には、株式会社瑞花、株式会社新潟味のれん本舗、そして里山元気ファーム株式会社が岩塚製菓から製品を仕入れ、販売を行っています。また、里山元気ファーム株式会社は農産物や農産加工品の販売も手がけており、株式会社田辺菓子舗はかりんとうの製造・販売を担当しています。
さらに、岩塚製菓グループには、旺旺・ジャパン株式会社という持分法適用関連会社があり、この企業は食料品の輸入販売を主な事業としています。また、海外展開として、IWATSUKA USA Inc.が米菓の輸出販売を行っていましたが、コロナ禍の影響で現在は営業を休止しています。
このように、岩塚製菓グループは米菓を中心に、かりんとうや農産物・農産加工品の販売、さらには食料品の輸入販売といった幅広い事業を展開しており、国内外で多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
岩塚製菓株式会社は、そのグループ企業と共に、米菓の製造・販売を中心に事業を展開しています。同社は、「お米のおいしさ創造企業」としての地位を確立し、顧客に最高のおいしさを提供することを目指しています。2022年4月からは3年間の中期経営計画「新しい岩塚価値の創造」を実施中で、この計画の下で構造改革を進め、経営基盤の強化に努めています。
成長戦略として、既存主力ブランドの収益性強化、新機軸商品の強化、岩塚ブランドの再定義、グループシナジーの発揮に重点を置いています。これには、製販集約による収益性の向上、新商品開発力の強化、広報PR活動によるブランド認知の向上、生産性の向上を図る新長岡工場の活用などが含まれます。
また、構造改革においては、生産性の追求、安全安心体制の整備強化、デジタル変革(DX)の推進を進めています。これにより、製造原価の低減や業務・管理の効率化を実現し、利益の適切な確保を目指しています。
持続可能な経営を目指し、経営基盤の強化にも注力しています。これには、経営人財の育成、マネジメント体制の再構築、ESG取り組みの強化が含まれます。特に、SDGsへの貢献を目指し、サステナビリティ委員会を通じた環境や人的資本の課題解決に取り組んでいます。
岩塚製菓は、これらの戦略を通じて、企業価値の向上と社会への貢献を目指しています。