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明星工業JP:1976
沿革
1944年4月 |
大阪市西区に明星工業所を創業し保温・保冷工事請負業を開始 |
1947年7月 |
法人改組し明星工業株式会社を設立 |
1966年2月 |
東京都中央区に東京支店(現・東京本部)を設置 |
1967年11月 |
明星チャーチル(株)(現・サンライズ(株))を設立、化学工業製品製造分野に進出 |
1969年10月 |
本社を大阪市西区より大阪市北区に移転 |
1971年10月 |
大阪証券取引所市場第二部上場 |
1972年2月 |
静岡県引佐郡(現・浜松市)に中央研究所及び浜松工場を設置 |
1972年3月 |
明星不動産(株)を設立、オフィスビル賃貸業に進出 |
1972年11月 |
名古屋証券取引所市場第二部上場 |
1973年9月 |
本社ビルを大阪市西区に建設、本社を移転 |
1979年2月 |
日本ケイカル(株)(現・連結子会社)設立、けい酸カルシウム保温材生産事業を開始 |
1984年9月 |
大阪証券取引所・名古屋証券取引所第一部上場 |
1987年4月 |
明星建工(株)(現・連結子会社)設立、建材分野(クリーンルーム事業)を分社化 |
1987年10月 |
(株)よしみね(現・連結子会社)を買収、ボイラ分野へ進出 |
1990年4月 |
MEISEI INTERNATIONAL PTE. LTD.(シンガポール、現・連結子会社)を海外工事拠点として設立 |
2000年6月 |
MEISEI NIGERIA LTD.(ナイジェリア、現・連結子会社)を海外工事拠点として設立 |
2003年7月 |
化学工業製品分野のサンライズ(株)の株式を譲渡 |
2003年9月 |
名古屋証券取引所の上場を廃止 |
2006年6月 |
PT. MEISEI INDONESIA(インドネシア、現・連結子会社)を海外工事拠点として設立 |
2007年3月 |
明星不動産(株)の解散を決議 |
2008年6月 |
MEISEI INTERNATIONAL CO., LTD.(タイ、現・連結子会社)を海外工事拠点として設立 |
2009年4月 |
(株)エムエステック(現・連結子会社)設立、冷凍冷蔵低温設備分野へ進出 |
2011年6月 |
SMI GLOBAL SDN. BHD.(マレーシア、現・連結子会社)を海外工事拠点として設立 |
2013年7月 |
東京証券取引所市場第一部上場(東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合) |
2020年10月 |
MEISEI-KOGYO PHILIPPINES,INC.(フィリピン、現・連結子会社)を海外工事拠点として設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
明星工業及びその関係会社15社(うち、連結子会社13社)は、主に建設工事事業とボイラ事業の二つのセグメントで事業活動を行っています。これらの事業は、同社の財務諸表におけるセグメント情報の区分と一致しています。
建設工事事業では、明星工業を含む14社が国内外で活動しており、熱絶縁工事、クリーンルームとしての建材工事、冷凍冷蔵低温設備工事など、多岐にわたるニーズに対応しています。このセグメントには、施工を担当する明星建工株式会社、株式会社エムエステック、メイセイ工事株式会社、およびシンガポールのMEISEI INTERNATIONAL PTE.LTD.、製造を担当する日本ケイカル株式会社が含まれます。
一方、ボイラ事業は、株式会社よしみねが担当しており、ボイラや産業用機械器具の製造、施工、販売、据付を国内外で展開しています。
これらの事業を通じて、明星工業グループは建設業界および産業機械分野での幅広いニーズに応えており、国内外での事業展開を進めています。
経営方針
明星工業及びそのグループ会社は、エネルギーとエコロジーの共存を目指し、顧客の創造と信頼の確保、社会への貢献、未来への挑戦を経営理念として掲げています。同社は、断熱工事・技術を核とし、ボイラ製造・据付、クリーンルーム内装工事、冷凍冷蔵低温設備工事、環境関連事業など、事業領域の拡大に努めています。技術力の高さで多業種から信頼を得ており、省エネルギーや環境保全の推進を通じて社会的責任を果たしています。
2021年4月には、新たな中期経営計画をスタートさせ、「新たなステージへの挑戦」をスローガンに掲げました。この計画では、環境変化への適応力強化、未来への持続的成長戦略の展開、成長を支える収益基盤の確立、デジタル化に向けた業務体制の改革、企業力の強化と意識改革の5つの基本方針を設定しています。特に、脱炭素社会への対応や新たな技術力・工事施工能力の開発、M&Aを通じた新事業領域への展開、海外市場でのプロジェクト工事体制の整備などに注力しています。
また、同社は、経営環境の変化に対応しながら持続的に成長できる収益基盤の確立に取り組んでいます。これには、新規顧客開拓や営業メニューの多角化、若手社員教育による技術力の向上、調達先の拡充による価格競争力の強化などが含まれます。デジタル技術を活用した業務の効率化や新事業の創出、業務プロセスの見直しによる生産性向上も重視しています。
明星工業グループは、厳しい経営環境の中でも、脱炭素社会への対応やSDGs関連投資の需要を捉え、技術力・施工能力の向上、事業戦略の構築、シェアアップや新規顧客の創出に努めています。コーポレート・ガバナンス体制の強化、ESG課題への取り組み、コンプライアンスの浸透、リスクマネジメントの徹底を通じて、企業価値の向上にも注力しています。