朝日工業社JP:1975

時価総額
¥822.8億
PER
12.2倍
空気調和衛生設備工事の設計・監督・施工を主軸に、半導体やFPD製造装置向け精密環境制御機器の製造販売を行う企業。

事業内容

朝日工業社は、空気調和衛生設備工事の設計、監督、施工を主な事業としています。この分野での技術を核に、国内外での事業展開を行っています。国内では、子会社の北海道アサヒ冷熱工事株式会社が施工協力や独自の受注工事を担当しています。

海外では、台湾の亞太朝日股份有限公司とマレーシアのASAHI ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.が現地法人として活動しています。朝日工業社はこれらの子会社に対して技術援助を行い、国際的な事業展開を支えています。

また、朝日工業社は空気調和や温湿度調整の技術を活かし、半導体やフラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置向けの精密環境制御機器を製造販売しています。この機器製造販売事業は、設備工事事業と連携し、環境機器の提供を行っています。

経営方針

朝日工業社は、地球環境と資源を大切にしながら、空気・水・熱の科学に基づく高度な技術で最適空間を創造し、人類文化の発展に貢献することを企業理念としています。エンジニアリングコンストラクターとして、積極的な事業展開と技術開発を進め、環境創造企業としての社会的責任を果たすことを目指しています。

同社は、2025年4月に創立100周年を迎えるにあたり、新たな経営理念「ASAHI-PHILOSOPHY」を制定しました。この理念は、情熱と技術で世界を最適化することを目的とし、顧客や社会への約束、会社の活動指針、社員の行動指針を明確にしています。これに基づき、長期ビジョン「ASAHI-VISION 2050」を策定し、持続的成長を目指しています。

第18次中期経営計画の最終年度にあたる次期連結会計年度では、3つの基本戦略とそれを支える2つの基盤強化に取り組んでいます。また、茨城県つくば市に新技術研究所を建設中で、研究開発の強化を図っています。これにより、企業価値の向上と持続的成長を目指しています。

朝日工業社は、2026年3月期の目標として、連結受注高と連結売上高をそれぞれ100,000百万円、連結営業利益を7,450百万円、連結経常利益を7,650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を6,400百万円と設定しています。これらの目標達成に向け、事業活動を推進しています。