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弘電社JP:1948
事業内容
弘電社は、主に電気設備工事事業と商品販売事業の2つの事業セグメントを持っています。電気設備工事事業では、屋内線工事、送電線工事、発変電工事、通信工事、空調工事の設計・施工・請負を行っています。これにより、さまざまな電気設備の設置やメンテナンスを提供しています。
商品販売事業では、汎用電気機器、産業用電気・電子機器、冷熱住設機器などを取り扱っています。弘電社は、親会社である三菱電機株式会社との代理店契約に基づき、同社の製品を仕入れ、販売しています。また、三菱電機住環境システムズ株式会社からも住宅設備機器や冷熱住設機器を仕入れ、販売しています。
弘電社の電気設備工事事業では、子会社の弘電工事株式会社が施工の一部を担当し、弘電社機電工程(北京)有限公司が設計積算等業務の一部を担当しています。また、親会社の三菱電機株式会社からも工事の一部を受注しています。これにより、効率的な事業運営を実現しています。
経営方針
弘電社は、2024年1月に発表した中期経営計画において、「カーボンニュートラル」と「安心・安全・快適な社会作り」を重点領域としています。これらの社会課題に対し、電気設備と商品販売の総合力を結集し、他社との協業を推進することで、高付加価値ソリューションを提供し、持続的な成長を目指しています。
同社は、2027年度までに優良顧客との信頼関係を基盤に、成長投資を通じて事業領域と顧客層の拡大を図ります。これにより、事業構造の最適化と高水準かつ安定的な収益体制の構築を目指しています。また、ガバナンスとコンプライアンスを重視し、働きやすい職場環境の実現にも注力しています。
弘電社は、持続的成長を実現するために、経営基盤と事業基盤の強化に取り組んでいます。2027年度以降の目標として、安定的な利益創出と成長投資、株主還元を推進しています。具体的には、施工力強化の一環として、東新電気工業株式会社の全株式を取得し、増配や中間配当を実施しています。
同社の中期経営計画では、2024~2026年度の3年間で30億円以上の営業利益を創出することを目指しています。さらに、2027年度以降の目標として、営業利益20億円以上、営業利益率5%以上、当期純利益15億円以上、ROE8%以上を掲げています。これにより、企業価値の向上を図っています。