鹿島建設JP:1812

時価総額
¥1.58兆
PER
14.7倍
土木、建築、不動産開発、専門工事請負、建設資機材販売、建物総合管理、ゴルフ場経営、有料道路運営など多岐にわたる事業を展開。

沿革

1930年3月

株式会社鹿島組を設立

1940年2月

大阪支店開設

1941年2月

札幌支店開設

1945年11月

名古屋支店開設

1946年1月

九州支店開設

1947年3月

仙台支店、広島支店、横浜支店開設

1947年12月

社名を鹿島建設株式会社と改称

1948年6月

四国支店開設

1949年10月

建設業法により建設大臣登録(イ)第432号の登録を受けた。

1950年4月

大興物産株式会社(現連結子会社)の株式を譲受

1958年6月

株式会社鹿島製作所を吸収合併

1961年10月

当社株式を東京証券取引所(現株式会社東京証券取引所)、大阪証券取引所(現株式会社大阪取引所)に上場

1962年10月

当社株式を名古屋証券取引所(現株式会社名古屋証券取引所)に上場

1964年11月

丸善鋪道株式会社(現鹿島道路株式会社・連結子会社)の株式を譲受

1968年7月

本店所在地変更(新所在地・東京都港区元赤坂一丁目2番7号)

1971年1月

住宅事業並びに不動産取引に関する業務を事業目的に追加した。

1971年7月

宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第991号の免許を受けた。

1972年7月

建設事業の調査、企画立案、設計、施工、資材機器調達の受託等を事業目的に追加した。

1973年11月

建設業法の改正により特定建設業者として建設大臣許可(特―48)第2100号、一般建設業者として建設大臣許可(般―48)第2100号の許可を受けた。(なお、1991年11月、一般建設業を特定建設業に一本化した。)

1977年12月

北陸支店開設

1984年1月

鹿島リース株式会社(現連結子会社)を設立

1986年11月

カジマ ユー エス エー インコーポレーテッド(現連結子会社)を設立

1987年9月

カジマ ヨーロッパ ビー ヴイ(2019年9月清算結了)を設立

1987年12月

仙台支店を東北支店に改称

1988年4月

カジマ オーバーシーズ アジア ピー ティー イー リミテッド(現カジマ アジア パシフィック ホールディングス ピー ティー イー リミテッド・連結子会社)を設立

1988年10月

関東支店、東京支店開設(本店機構であった土木本部、建築本部を統合分離し、当該2支店を開設)

1995年3月

大阪支店を関西支店に組織変更

2005年6月

東京土木支店、東京建築支店(東京支店を前記2支店に分離)、海外支店開設

2007年7月

本店所在地変更(新所在地・東京都港区元赤坂一丁目3番1号)

2008年4月

札幌支店を北海道支店に、名古屋支店を中部支店に、広島支店を中国支店にそれぞれ改称

2008年7月

カジマ ヨーロッパ リミテッド(現連結子会社)を設立

2010年3月

鹿島道路株式会社を株式交換により完全子会社化

2011年12月

海外支店を海外土木支店に改称

2015年2月

カジマ オーストラリア ピー ティー ワイ リミテッド(現連結子会社)を設立

2017年4月

海外土木支店を廃止、本社直轄の海外土木事業部を新設

2022年4月

東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場に移行

事業内容

鹿島建設は、土木事業、建築事業、開発事業などを中心に展開している大手建設会社です。同社は、188の子会社と108の関連会社を有し、国内外で幅広い事業を手がけています。

土木事業では、土木工事の受注から施工までを行っており、建築事業では建築工事の受注から施工までを手掛けています。また、開発事業では不動産開発全般に関する事業や意匠・構造設計、その他設計、エンジニアリング全般の事業を展開しています。

国内関係会社では、大興物産株式会社が建設資機材の販売、カジマメカトロエンジニアリング株式会社が建設用機械の納入を行っています。鹿島道路株式会社、ケミカルグラウト株式会社、株式会社クリマテック、株式会社イリアなどは専門工事の請負を担当。鹿島リース株式会社は総合リース業、鹿島建物総合管理株式会社は建物総合管理業を行っています。イートンリアルエステート株式会社は不動産の売買及び賃貸、鹿島東京開発株式会社はビル賃貸・ホテル経営、鹿島八重洲開発株式会社はビル賃貸事業、株式会社森林公園ゴルフ倶楽部はゴルフ場の経営を手がけています。熱海インフラマネジメント合同会社は有料道路の運営・管理を行っています。

海外関係会社では、カジマ ユー エス エー インコーポレーテッドが北米、カジマ ヨーロッパ リミテッドが欧州、カジマ アジア パシフィック ホールディングス ピー ティー イー リミテッドがアジア、カジマ オーストラリア ピー ティー ワイ リミテッドが大洋州で建設事業や開発事業を展開しています。これらの事業を通じて、鹿島建設は国内外で多岐にわたる建設・開発プロジェクトに関わっています。

経営方針

鹿島建設は、中期経営計画「未来につなぐ投資」を推進しており、中長期的な成長と企業価値の向上を目指しています。この計画は、経営理念、ビジョン、および重要課題(マテリアリティ)と密接に結びついており、2024年3月期を最終年度として設定しています。同社は、中核事業の一層の強化、新たな価値創出への挑戦、成長・変革に向けた経営基盤整備とESG推進の3つの柱を中心に、厳しい経営環境の中でも業績を維持・向上させるための投資を実施しています。

具体的には、建設事業では提案力や設計・エンジニアリング力の強化を通じて大型工事の受注を増やし、また、秋田県での大規模洋上風力発電施設の完成など、需要拡大が見込まれる領域での競争力を強化しています。開発事業では、国内外での開発物件の計画的な売却を進め、効率的な投資サイクルの確立を目指しています。

さらに、新たな価値創出に向けて、M&Aや外部企業とのコンソーシアムを活用し、環境やエネルギー分野での社会課題解決に取り組んでいます。また、シンガポールでの「The GEAR」の完成など、グローバルネットワークの活用やオープンイノベーションを通じて、先進的技術の開発と新ビジネスの創出を推進しています。

経営基盤の整備とESG推進においては、サプライチェーン全体でのコンプライアンスの徹底、安全・環境・品質に関するリスク管理の強化、多様な人材が活躍できる職場環境の整備などに注力しています。これらの取り組みを通じて、鹿島建設は持続的な成長を目指し、社会課題の解決と企業価値の向上を図っています。