- 日本企業
- 三東工業社
三東工業社JP:1788
沿革
昭和29年4月 |
創業者成瀬 喬(故人)が、土木請負工事を目的として、滋賀県甲賀郡水口町大字水口3412番地において、弥生工務店として個人営業(建設業法にもとづく滋賀県知事登録)を開始。 |
昭和29年7月 |
株式会社弥生工務店に組織変更。 滋賀県甲賀郡雲井村雲井西地区の土地改良工事を受注。 |
昭和33年3月 |
商号を「株式会社三東工業社」に変更。 |
昭和33年4月 |
本店を滋賀県大津市上堅田町7番地に移転。 |
昭和34年3月 |
本店を滋賀県甲賀郡信楽町(現・甲賀市信楽町)大字江田610番地に移転。 |
昭和46年7月 |
宅地建物取引業許可(滋賀県知事第514号)、住宅事業部開設。 |
昭和49年11月 |
住宅事業部を株式会社三東工業社より分離、東芝住宅産業株式会社と株式会社三東工業社の共同出資により京滋東芝ハウジング株式会社を設立。 |
昭和52年5月 |
滋賀県栗太郡栗東町(現・栗東市)大字上鈎480番地に新社屋(三東ビル)完成、栗東本社を設置。 |
昭和54年6月 |
日本国有鉄道と三和機材株式会社の共同パテントJST工法(2液瞬結地盤改良工法)実施の協定契約締結。 |
昭和55年7月 |
特定建設業の建設大臣許可(第9082号)。 |
昭和57年1月 |
JST工法による施工開始。 |
昭和63年3月 |
京滋東芝ハウジング株式会社を解散、住宅事業から撤退。 |
平成元年10月 |
舗装工事部門において、岩盤緑化工法(バイオ・オーガニック工法)の施工開始。 |
平成4年1月 |
建築部門において、HQ工法(高品質低コスト工法)の施工開始。 |
平成7年3月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
平成9年1月 |
地下技術部門において、TRD工法(ソイルセメント地中連続壁工法)の施工開始。 |
平成11年9月 |
一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001を認証取得。 |
平成12年5月 |
三重営業所を三重県上野市(現・伊賀市)に移転。 |
平成13年7月 |
一般財団法人日本品質保証機構よりISO14001を認証取得。 |
平成15年1月 |
名古屋市中川区に所在の太洋基礎工業株式会社と業務提携。 |
平成16年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
平成17年8月 |
滋賀県大津市に大津営業所を開設。 |
平成28年9月 |
監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。 |
平成28年9月 |
株式会社古澤建設の株式を取得。 |
平成29年4月 |
信楽本店を日本初のCLT構造建築物にて新築。 |
平成31年4月 |
大阪市天王寺区に大阪支店を開設。 |
令和4年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
令和5年4月 |
株式会社三東工業社と新和産業株式会社の共同出資により株式会社アンビエンタを設立。 |
事業内容
三東工業社及びその子会社2社から構成される三東工業社グループは、建設工事請負業を主軸に事業を展開しています。このグループは、土木事業、建築事業、環境開発事業の3つの主要セグメントに分かれており、それぞれ特色あるサービスを提供しています。
土木事業では、一般土木、舗装、地下技術の3部門に分かれ、治山・治水工事、上下水道工事、土地造成工事、港湾・空港関連工事、道路工事などを手掛けています。また、舗装部門では、特殊緑化工事も行っており、地下技術部門では、地盤改良工事や連続地中壁造成工事などの高度な技術を提供しています。これらの事業は、三東工業社と㈱古澤建設が担当しています。
建築事業においては、事務所や庁舎、宿泊施設、店舗・工場、学校・病院などの一般建築工事から、賃貸・分譲マンション工事まで幅広く対応しており、主に元請けとしての直接受注が中心です。このセグメントは三東工業社が中心となっています。
環境開発事業では、環境に関する企画、調査、設計、監理、工事から不動産の売買、賃貸、仲介、管理、鑑定まで、環境と不動産に関わる多岐にわたるサービスを提供しています。この事業は、三東工業社と㈱アンビエンタが担当しています。
これらの事業内容を通じて、三東工業社グループは建設業界において多角的な事業展開を行っており、各セグメントで専門的な技術とサービスを提供しています。
経営方針
三東工業社グループは、建設工事請負業を中心に、土木事業、建築事業、環境開発事業を展開している企業です。同社は、「技術を社会に笑顔をあなたに」というモットーのもと、高品質な環境低負荷商品や高付加価値商品・サービスを提供し、社会のすべてのステークホルダーから信頼される企業を目指しています。そのために、環境保全、地域社会への貢献、働きがいのある会社づくり、市場創造、業績向上を基本方針として掲げています。
中期経営計画では、厳しい経済環境の中で生存競争に勝ち抜くため、優位性を活かした体制強化と新たな建設価値の醸成を図り、強固な経営基盤の確立を目指しています。具体的には、顧客に高品質の商品を提供し、高付加価値の提案を行うことで、喜びと感動を与える企業グループになることを目標としています。また、現場自らが問題を発見し解決する風土の醸成や、優れた環境技術の企画・提案による事業領域の拡大を通じて、経常利益3億円以上を目指しています。
経営環境としては、建設従事者の高齢化や人手不足、ワーク・ライフ・バランスの重視などが挙げられており、これらの課題に対応するために、公共事業の受注確保や景気の影響を受けにくい業種への提案・展開を図ることで受注の獲得を目指しています。
三東工業社グループは、これらの成長戦略を推進することで、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を目指しています。