太洋基礎工業 (1758) 株価

時価総額
¥60.5億
PER
10.4倍
特殊土木工事・地盤改良工事の有力企業。地盤改良、推進工事、液状化対策工事などの特殊土木工事を主力とし、住宅基礎補強、太陽光発電設備工事、建築事業、建設機械製造販売、再生可能エネルギー売電事業まで6分野を展開。

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事業内容

太洋基礎工業は、地盤改良や基礎工事を中心とする特殊土木工事を主力事業とする建設会社です。同社は地盤の安定化や液状化対策工事、推進工事、地中連続壁工事など、建設プロジェクトの基盤となる技術的に高度な工事を手がけています。近年は環境分野にも事業領域を拡大し、太陽光発電設備の建設から売電事業まで幅広く展開しています。

同社の収益構造は、主に官公庁や大手建設会社からの工事受注による施工収入が中心となっています。特殊土木工事等事業が主要な収益源であり、住宅関連工事や環境関連工事がこれを補完する形で安定した事業基盤を構築しています。また、自社で建設した太陽光発電設備からの売電収入も継続的な収益源として成長しています。

同社の事業は大きく6つのセグメントに分かれており、施工事業として特殊土木工事、住宅関連工事、環境関連工事、建築事業を展開しています。さらに機械製造販売事業では建設機械の製造販売を行い、再生可能エネルギー事業では太陽光発電による売電収入を得ています。この多角的な事業展開により、建設市況の変動リスクを分散しながら事業の安定化を図っています。

経営方針

太洋基礎工業は2028年1月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を推進し、「安定成長・100年企業」の礎を築くことを目標としています。同社は最終年度において売上高150億円、営業利益7.5億円、ROE(自己資本利益率)6%、DOE(株主資本配当率)1.5%という明確な数値目標を設定しており、現在の株主資本コスト4.5~5.9%を上回る収益性の実現を目指しています。基本方針として「たゆみない付加価値の提案・提供」を掲げ、環境サステナブル経営を長期ビジョンとした成長戦略を展開しています。

重点投資分野では、「人財の確保・育成」と「更なるイノベーション」を基本戦略の柱に据えています。同社は建設業界の構造的課題である技能労働者不足と高齢化に対処するため、積極的な採用活動と世代階層別の教育研修を実施しており、特に次世代経営層を担う幹部候補者の育成に注力しています。また、2024年度の時間外労働上限規制に対応した労働生産性の向上を図り、「建設業の新3K(給与・休暇・希望)を体感できる職場づくり」を非数値目標として設定しています。

新市場開拓では、環境関連工事事業における再生可能エネルギー分野への取り組みを強化しています。特に太陽光発電や洋上風力発電などの環境配慮型建設への移行加速を見込み、この成長分野での事業拡大を図っています。同社の主力である特殊土木工事等事業では、自然災害予防・復旧工事を含む各種インフラ更新需要の持続的な獲得を目指し、過去最高額となった約70億円の受注残高を活用した安定的な成長を計画しています。

技術革新への取り組みでは、「生産性の向上・環境負荷低減の新工法を研究開発し社会に必要な職場づくり」を目標に掲げています。同社は建設コストの上昇や価格転嫁問題に対処するため、技術的優位性を活かした付加価値の高いサービス提供を重視しており、特殊土木工事分野での技術力向上と新工法の開発を通じて競争力の強化を図っています。また、デジタル技術の活用による業務効率化や品質向上にも取り組み、持続可能な成長基盤の構築を進めています。

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