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麻生フオームクリートJP:1730
沿革
1961年6月 |
麻生産業株式会社(現 株式会社麻生)の出資比率57%により、建築用気泡コンクリート製造及び現場施工を目的として、福岡県飯塚市に、麻生フオームクリート株式会社を資本金1,000万円をもって設立。同時に大阪市東区に大阪支店を開設。 |
1963年4月 |
東京都千代田区に東京支店を開設。 |
1963年8月 |
東海道新幹線建設で用宗トンネルグラウト工事(空洞充填工事)に、当社製造の気泡コンクリートが土木用材料として初めて採用され、空洞充填工事の施工を開始。 |
1965年8月 |
札幌市中央区に札幌営業所を開設。 |
1967年4月 |
宝通商株式会社と米国マール社(現 セルラーコンクリート社)製の気泡コンクリート施工用総合機械並びに気泡コンクリートに関する特約販売契約を締結する。 |
1970年5月 |
大阪府茨木市に大阪支店を移転。 |
1970年6月 |
東京都千代田区に本社を移転。 |
1972年11月 |
神奈川県内広域水道径2,800mm導水管填充工事で管路中詰工事の施工を開始。 |
1974年7月 |
福岡市博多区に福岡出張所を開設。 |
1975年4月 |
ポンプアップ・コンクリート株式会社を吸収合併。 |
福岡出張所を福岡支店に昇格。 |
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1981年7月 |
川崎市中原区に東京支店を移転。 |
1987年5月 |
住都公団九州支社三沢団地にて地盤改良工事(アスコラム工法)の施工を開始。 |
1988年3月 |
横浜新道・阿久和川橋梁換工事で軽量盛土工事の施工を開始。 |
1988年11月 |
当社が開発したアスコラム工法の普及を目的として、アスコラム協会が設立される。 |
1991年6月 |
静清東名巴川橋下部工その2工事の建設省パイロット事業においてアスコラム工法が採用される。 |
1991年12月 |
日本道路公団及び民間9社とFCB工法(気泡混合軽量盛土工法)の共同研究に参画。 |
1993年7月 |
福岡県糟屋郡須恵町に福岡支店を移転。 |
1993年10月 |
東京都港区に本社を移転。 |
1995年3月 |
九州地方建設局特定技術活用パイロット事業において当社の軽量盛土工法が採用される。 |
1996年7月 |
米国PIG社(パシフィックインターナショナルグラウト社)製の工事施工用大型機械装置(フォームクリータAF-8000S)を導入。 |
1997年4月 |
名古屋市中区に名古屋営業所を開設。 |
1997年7月 |
FCB工法の技術向上を目的として、FCB研究会を設立。 |
2000年1月 |
川崎市中原区に本社を移転、東京都港区に東京営業所を開設。 |
2000年1月 |
国際標準化機構(ISO9001)の認証取得。 |
2001年4月 |
建築構造物の調査診断及び補修・改修工事の施工を開始。 |
2001年4月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
2001年10月 |
東京都千代田区に東京営業所を移転。 |
2002年2月 |
重金属による汚染土壌の浄化工事(L&Rジオファイン工法)の施工を開始。 |
2004年9月 |
中国において合弁会社、広東冠生土木新技術有限公司(現 広東冠生土木工事技術株式有限公司)を設立。 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2006年3月 |
気泡混合軽量土の造成及びその施工装置の特許取得。 |
2006年7月 |
スラリー系機械撹拌式深層混合処理工法(アスコラムTYPEⅡ)の建築技術性能証明を財団法人日本建築総合試験所より取得。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。 |
2010年10月 |
名古屋営業所を大阪支店に統合。 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
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2011年12月 |
宮城県仙台市太白区に東北営業所を開設。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2014年4月 |
支店制を事業本部制に変更 |
2019年4月 |
事業本部制を支店制に変更。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
麻生フォームクリート株式会社とその関連会社は、建設業界において多岐にわたる事業を展開しています。同社は、土木工事業、建築工事業、とび・土工工事業、塗装工事業、防水工事業の5種類の特定建設業の大臣許可を受けており、気泡コンクリートの現場施工、地盤改良工事、その他工事の施工、さらに工事用資材(起泡剤等)の販売を主な事業内容としています。
気泡コンクリートは、セメント、骨材、水、起泡剤から作られ、エアモルタルやエアミルクと呼ばれる製品を提供しています。同社は軽量盛土工事、管路中詰工事、空洞充填工事など、様々な工事を得意先から受注し、施工を行っています。これらの工事には、FCB工法やPCW工法などの特定の工法が用いられ、軟弱地盤上の盛土や急斜面での盛土、道路拡幅用地の拡張盛土、橋台裏込め盛土、落石防護工事など、幅広い用途に対応しています。
また、地盤改良工事においては、アスコラム工法や鋼管ソイルセメント杭工法(HYSC杭工法)、パワーブレンダー工法など、様々な工法を駆使しています。これらの工法は、深層の軟弱地盤や粘性地盤の改良、汚染土壌の処理などに活用されています。
さらに、同社は気泡コンクリート工事や地盤改良工事に付帯する型枠工事等の施工も行っており、工事用資材(起泡剤等)の販売も手掛けています。これにより、同社は建設業界において、地盤改良から建築物の建設に至るまで、幅広いニーズに対応するサービスを提供しています。
経営方針
麻生フォームクリート株式会社は、建設業界における独自の建設施工技術を核に、社会のニーズに応え、環境に調和する社会資本整備の充実と安全を担保することを企業使命としています。同社は、「WE DELIVER THE BEST」を経営の姿勢とし、安全第一の精神、揺るぎない信頼、独自の施工技術を基に、常に新しい価値提案を続けることを基本方針としています。これにより、社員、顧客、株主の満足度を高め、企業価値の向上を目指しています。
経営指標としては、フリーキャッシュフローの堅実な向上と本業の営業利益を重視し、中長期的に自己資本当期純利益率13%の実現を目標に掲げています。建設業界の変化に対応し、技術革新と柔軟な社内体制構築に取り組んでいます。
2022年度から2024年度にかけての三か年中期経営計画では、会社の成長と企業価値の向上を目指しています。しかし、計画初年度の実績が未達成となったため、収益改善を最優先とし、数値計画の見直しと下方修正を行っています。気泡コンクリート工事においては、品質向上、用途拡大、生産性向上のための研究開発に注力し、民間需要の掘り起こしと案件情報の収集力強化に努めています。地盤改良工事では、受注増加、施工能力の強化、利益率の改善を目指し、営業展開力と施工能力の向上に取り組んでいます。
これらの戦略を通じて、麻生フォームクリート株式会社は、建設業界における競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。