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ダイセキ環境ソリューションJP:1712
沿革
1996年11月 |
環境関連プラントの設計、施工、販売を目的として名古屋市港区に株式会社ダイセキプラントを設立、資本金90百万円 |
1999年5月 |
商号を株式会社ダイセキ環境エンジに変更 |
2000年4月 |
蛍光灯破砕事業の許可を取得し、蛍光灯破砕・水銀リサイクル事業進出 |
2000年6月 |
土壌汚染調査・処理事業に進出 |
2001年3月 |
水質・土壌分析事業に進出 |
2002年9月 |
土壌汚染ボーリング調査の内製化 |
2003年2月 |
プラント部門閉鎖 |
2003年4月 |
東京都中央区に東京支社(現・東京本社)開設 |
2004年6月 |
商号を株式会社ダイセキ環境ソリューションに変更 愛知県東海市に名古屋リサイクルセンター完成 |
2004年10月 |
横浜市鶴見区に横浜リサイクルセンター(現・横浜生麦リサイクルセンター)完成 |
2004年12月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2005年9月 |
名古屋リサイクルセンター及び横浜リサイクルセンターの増設完了 |
2005年12月 |
名古屋リサイクルセンターが愛知県より汚染土壌浄化施設の認定を受ける |
2007年4月 |
大阪市大正区に大阪リサイクルセンター完成 |
2008年2月 |
東京証券取引所市場第一部に市場変更、名古屋証券取引所市場第一部に上場 |
2008年10月 |
愛知県東海市に株式会社グリーンアローズ中部(現・連結子会社)を設立 |
2010年3月 |
北九州市若松区に九州支店開設 |
2011年11月 |
仙台市太白区に東北支店(現・東北営業所)開設 |
2012年3月 |
バイオディーゼル燃料(BDF)の製造販売事業に進出 |
2012年3月 |
福岡県糟屋郡宇美町に株式会社グリーンアローズ九州(現・連結子会社)を設立 |
2014年3月 |
微量PCB汚染廃電機器(微量PCB廃棄物)の撤去処分事業に進出 |
2015年4月 |
仙台市青葉区に仙台リサイクルセンター完成 |
2015年6月 |
愛知県弥富市に名古屋トランシップセンター完成 |
2015年6月 |
広島市に西日本営業所開設 |
2017年3月 |
愛知県弥富市に弥富リサイクルセンター完成 |
2018年11月 |
愛知県名古屋市瑞穂区に本社移転 |
2018年12月 |
横浜市神奈川区に横浜恵比須リサイクルセンター完成 |
2019年8月 |
岐阜県可児市に岐阜リサイクルセンター完成 |
2020年8月 |
仙台リサイクルセンターを譲渡 |
2021年2月 |
西日本営業所閉鎖 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行、名古屋証券取引所の市場再編に伴い、市場第一部からプレミア市場へ移行 |
2023年4月 |
株式会社杉本商事の全株式を取得し、株式会社杉本商事及びその子会社の有限会社杉本紙業を連結子会社化 |
事業内容
ダイセキ環境ソリューション及びその連結子会社である株式会社グリーンアローズ中部と株式会社グリーンアローズ九州は、ダイセキグループの一員として、環境保全に関連する幅広い事業を展開しています。同社グループの主要な事業セグメントには、土壌汚染の調査・処理、廃石膏ボードのリサイクル、環境分析が含まれます。
土壌汚染調査・処理事業では、汚染土壌の調査計画立案から現地調査、土壌サンプルの分析、汚染土壌の処理まで、一連のプロセスを自社で一貫して行っています。これにより、情報管理の徹底、迅速な対応、コスト競争力の向上を実現し、他社との差別化を図っています。また、汚染土壌の掘削除去後、リサイクルセンターで加工し、セメント原料として再利用することで、土壌処理費用の低減を図っています。
廃石膏ボードリサイクル事業では、建物解体現場などから排出される廃石膏ボードをリサイクルし、石膏粉を石膏ボードメーカーに納品するとともに、石膏粉を主原料とした土壌固化材を製造販売しています。この事業は、株式会社グリーンアローズ中部及び株式会社グリーンアローズ九州が担当しており、土壌固化材の製造販売は株式会社グリーンアローズ中部が行っています。
その他の事業としては、微量PCB汚染廃電機器の処理やバイオディーゼル燃料(BDF)の製造販売、産業廃棄物や土壌の環境分析などを行っています。特に環境分析事業では、計量証明事業の認定を受けており、セメント工場からの信頼性向上に貢献しています。また、自然災害時の復興支援業務やその他商品の販売も手がけています。これらの事業を通じて、ダイセキ環境ソリューショングループは環境保全と資源リサイクルに貢献しています。
経営方針
ダイセキ環境ソリューションは、環境事業を通じて社会に貢献し、全てのステークホルダーとの関係を重視する経営方針を掲げています。同社は、土壌汚染調査・処理事業を中核とし、廃石膏ボードリサイクル事業や災害廃棄物処理事業など、環境問題への多角的なアプローチを進めています。
経営戦略としては、コンサルティング能力と土壌処理能力の強化、処理方法の多様化を目指し、「土壌汚染対策のトータルソリューション企業」としての地位を確立することを目標にしています。また、新規事業の開拓にも積極的に取り組み、環境問題への対応力を高めています。
経営環境においては、新型コロナウイルスの影響や世界的なエネルギー・食糧価格の高騰など、不透明な要素が存在するものの、国内製造業の堅調な動向や社会の環境意識の高まりを背景に、事業環境は安定して推移すると予想されています。
人材育成、事業所展開、多様化する環境問題への対応など、優先的に取り組むべき課題に対しても明確な方針を持ち、社会からの信頼を得ながら事業の拡大を図っています。経営上の目標としては、成長性と利益率の向上を重視し、株主資本利益率(ROE)を重要な指標として企業価値の最大化を目指しています。
ダイセキ環境ソリューションは、環境保全と資源リサイクルに貢献する事業を通じて、持続可能な社会の実現に向けた成長戦略を推進しています。