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日鉄日新製鋼 (E26712) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
日鉄日新製鋼は、鉄鋼製品の製造・加工・販売を主力事業とする鉄鋼メーカーです。同社は特にステンレス鋼の製造に強みを持ち、表面処理技術を活用した高付加価値製品を幅広く提供しています。新日鐵住金(現日本製鉄)を親会社とし、67社のグループ企業と連携して事業を展開しています。
同社の顧客は自動車、建設、家電、産業機械など多岐にわたる製造業が中心となっています。収益構造は国内での製造・販売が基盤となる一方、米国、中国、台湾などの海外子会社を通じた現地生産・販売も重要な柱となっており、グローバルな供給体制を構築しています。また、原材料調達では南アフリカやフランス領ニューカレドニアの原料生産会社への出資を通じて、ステンレス原料の安定確保を図っています。
事業セグメントは鉄鋼製品の製造・販売を中心に、建材、鋼管、ステンレス製品の各分野で専門子会社が製造・加工を担当しています。同社は日新製鋼建材や日新鋼管などの国内子会社に材料を供給し、これら子会社が特定分野での製品加工・販売を行う分業体制を取っています。海外ではスペインの大手ステンレスメーカーAcerinox社との提携により、欧州・南米市場への展開も進めています。
経営方針
日鉄日新製鋼は、2020年度までを対象とした中期経営計画において、連結経常利益400億円以上、連結当期純利益300億円以上、自己資本利益率10.0%以上を目標として掲げています。同社は親会社である新日鐵住金(現日本製鉄)グループとの戦略共有を加速させながら、独自の強みを活かした付加価値提供を通じて競争力強化と収益力向上を目指しています。配当性向は30%程度を目安とし、有利子負債資本比率は0.5倍程度に維持する健全な財務体質の構築を図っています。
同社の重点戦略は、コア製品群の見直しと機能対価の獲得に焦点を当てています。機能性・将来性・収益性を兼ね備えた製品群への転換を進め、普通鋼、特殊鋼、ステンレスの品種別に戦略を共有する「ユニット制」を導入しました。素材から二次三次加工まで一貫した品種別戦略により、お客様への高付加価値提供とブランド化を推進し、従来の量的拡大から質的向上への転換を図っています。
新市場開拓では、「顧客満足度追求戦略」を確立し、開発から製造、販売、グループ会社による加工まで含めたバリューチェーン全体で付加価値を増幅させる取り組みを展開しています。国内における二次三次加工の強化に加え、海外でのコア製品によるマーケット開発を強化し、グループ総合力の発揮によって収益力向上を実現する計画です。同社は「お客様中心主義」の経営理念のもと、顧客のニーズに即したきめ細かな開発営業を各部門一丸となって推進しています。
技術革新面では、老朽更新投資やリスク対策投資、コア製品投資の着実な実施により「ものづくり基盤の再構築」を進めています。新日鐵住金グループ内での連携を活かしたコスト競争力強化に取り組むとともに、川上から川下に至る様々な分野での親会社との連携深化により「シナジー最大化」を図っています。現有高炉の最大活用や最適生産体制の構築等の事業構造改革を通じて、長期的な競争優位性の確立を目指しています。