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森ビル【JP:E07846】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
森ビルは、東京都港区を中心とした大規模複合都市開発を手がける不動産会社です。同社は「ヒルズ」ブランドで知られるオフィス、住宅、商業施設、ホテルなどを組み合わせた複合施設を開発・運営しています。六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズといった代表的プロジェクトを通じて、都市の新たな価値創造を目指しています。
同社の主要顧客は、オフィス賃貸ではテナント企業、住宅賃貸では都市部の居住者、商業施設では来店客となっています。収益構造は賃貸事業が中核を占め、自社開発物件の直接賃貸に加えて、他の所有者から借り受けた物件の転貸も行っています。また、不動産の分譲販売やホテル・ゴルフ場などの施設営業からも収益を得ています。
同社の事業は賃貸事業、分譲事業、施設営業事業、海外事業の4つのセグメントで構成されています。賃貸事業では、オフィス・住宅の賃貸管理、コンストラクション・プロパティマネジメントなどの運営受託、地域冷暖房・電力供給まで幅広く手がけています。海外では中国・上海で上海環球金融中心などの超高層複合施設を展開し、シンガポールを拠点としたアジア進出も進めています。
経営方針
森ビルは「都市を創り、都市を育む」という理念のもと、六本木から新橋・虎ノ門にわたる戦略エリアでの都市再開発を中核とした成長戦略を推進しています。同社は現在進行中の複数の大型プロジェクトの完成を目指しており、「ヒルズ」ブランドによる複合都市開発を通じてグループ全体の価値向上を図っています。足元では都心5区のオフィス空室率が3.86%まで低下し、賃料反転の目安となる5%を大きく下回る好調な市況環境を追い風に、収益性の向上が期待されます。
同社の差別化戦略は、「安全・安心」「環境・緑」「文化・芸術」という3つのテーマを軸とした複合都市開発にあります。単なる不動産開発にとどまらず、エリアマネジメントやタウンマネジメントを通じて地域全体の価値向上に取り組んでいる点が特徴的です。麻布台ヒルズではラグジュアリー店舗が牽引して売上が当初目標を上回り、六本木ヒルズや表参道ヒルズでは年間売上が過去最高を更新するなど、既存施設の収益力も着実に向上しています。
新市場開拓では、国内の戦略エリア拡大と海外展開を両輪で進めています。国内では虎ノ門エリアでステーションタワーの開業により既存施設との回遊効果を創出し、収益増加を実現しました。海外では中国・上海での上海環球金融中心の運営実績を活かし、成長性や収益性の見込める世界の諸都市でのビジネス機会獲得に注力しています。同社の都市開発・運営の知見を海外市場で展開することで、新たな収益源の確立を目指しています。
技術革新への取り組みとしては、都市再開発の初期段階からプロパティマネジメント・タウンマネジメントに至るバリューチェーン全体を活用した収益機会の創出に力を入れています。新しい働き方に応じたオフィス環境の提供や、地域冷暖房・電力供給といったインフラサービスの統合により、従来のディベロッパーの枠組みを超えた事業展開を推進しています。同時に財務規律を重視し、自己資本比率の維持・向上を図りながら持続的な成長基盤を構築しています。