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ソラシドエア【JP:E04280】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ソラシドエアは、九州・沖縄地方を中心とした国内線航空運送を主力事業とする地域航空会社です。同社は14路線で毎日39往復の定期便を運航しており、東京羽田空港と九州・沖縄各地を結ぶ路線や、沖縄を拠点とした地域間路線を展開しています。
同社の主要顧客は、九州・沖縄地方と首都圏や中部地方を移動する個人旅客です。収益の大部分は航空券の販売による運送収入が占めており、観光需要とビジネス需要の両方を取り込んでいます。地域に密着した路線網により、地元住民の生活インフラとしての役割も果たしています。
同社の事業は定期航空運送事業を中核として、チャーター便などの不定期運送事業、機内でのオリジナルグッズ販売などの附帯事業で構成されています。不定期運送では九州・沖縄の空港から国内外へのチャーター便運航や、旅客・貨物運送以外の航空機請負事業も手がけており、定期便以外での収益機会の拡大を図っています。
経営方針
ソラシドエアは2022年から2026年度にかけて、「九州沖縄のフラッグキャリアになる」という経営ビジョンのもと、野心的な財務目標を掲げています。同社は2026年度に売上高500億円、営業利益40億円(営業利益率8%)の達成を目指しており、この期間中には優先株の償還も計画しています。新型コロナウイルス感染症による航空需要の低迷から脱却し、地域になくてはならない存在として復活を果たす戦略を推進しています。
同社の重点投資戦略は、「協業」と「共創」を軸とした新たな価値創出に集約されています。2022年10月に株式会社AIRDOと共同持株会社体制へ移行することで、両社のシナジー効果を追求しています。また、5つの基盤強化策として安全の堅持、ブランド強化、顧客体験価値向上、IT推進、SDGsへの取り組みを掲げ、これらを土台として差別化を図っています。オペレーション面では定時運航率99.0%、定時出発率95.0%、定時到着率94.0%という高い品質目標を設定し、信頼性の向上に注力しています。
事業拡大においては、九州・沖縄地域を基盤とした路線網の最適化と需要回復への対応を重視しています。同社は旅客需要に応じた生産量の弾力的運用により変動費を抑制しながら、固定費削減も徹底して実施しています。また、政府の航空業界向け公的支援を活用するなど、効率的な経営基盤の構築を進めています。地域密着型の航空会社として、地元との連携を深めながら持続可能な成長モデルの確立を目指しています。
財務面では、第三者割当による優先株式発行で25億円、日本政策投資銀行からの調達で30億円を確保し、十分な運転資金を確保しています。同社は継続的な資金調達体制を維持しながら手元流動性の確保を図っており、経営の安定性を保持しています。燃料価格の高騰や為替変動リスクなど不透明な経営環境下においても、堅実な財務戦略により事業基盤の強化を進めています。