首都圏新都市鉄道JP:E04151株価

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都市高速鉄道の運営企業。秋葉原〜つくば間58.3kmを最速45分で結ぶつくばエクスプレスが主力。2005年8月に開業し、東京圏北東地域の交通体系充実に寄与。総建設事業費8,081億円で、国・関係自治体の出資・借入により資金調達を実施。

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事業内容

首都圏新都市鉄道は、東京・秋葉原から茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」を運営する鉄道会社です。同社は2005年に開業した都市高速鉄道として、58.3キロメートルの路線を最速45分で結んでいます。第一種鉄道事業者として旅客運送業を展開し、東京圏北東地域の交通インフラの中核を担っています。

同社の主要な収益源は、つくばエクスプレスを利用する通勤・通学客からの運賃収入です。IT拠点として発展する秋葉原と研究開発拠点のつくばを結ぶことで、沿線住民の都心へのアクセスを大幅に改善しています。また、沿線の八潮市、三郷市、流山市、柏市などの住民や、筑波研究学園都市関係者が主要な顧客層となっており、住宅開発と連動した利用者増加を見込んでいます。

同社の事業は鉄道運営が中心となっており、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構から譲渡を受けた鉄道施設を活用しています。建設事業費約8,081億円は、国や関係自治体からの無利子借入金と増資、財政投融資によって調達されており、同社は長期延払いによる返済を行っています。沿線地域の住宅・宅地供給促進や地域活性化という公共的な役割も果たしており、首都圏一極集中の是正に貢献することが期待されています。

経営方針

首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)は、開業から20年を迎える2025年を重要な節目として、持続的成長への転換点と位置づけています。同社は一日平均乗車人員が過去最高の40万人台に達するなど、沿線人口の増加に支えられた順調な成長を実現しており、コロナ禍前の水準を上回る輸送需要を取り戻しています。経営方針では、鉄道事業を核としながらも地域密着型サービスの拡充と、沿線価値の共創を通じた事業基盤の多角化を目指しています。

重点投資分野では、経年劣化した鉄道設備の大規模更新と混雑緩和のための8両編成化事業を着実に推進することで、安全性と利便性の両面から競争優位性を確保する戦略を取っています。同社は「安全の確保はすべてに優先する」という方針のもと、リスク管理と予防保全による設備更新に集中投資することで、他の鉄道会社との差別化を図っています。また、駅構内サービスの充実と保有資産の利活用を通じて、単なる輸送業から地域生活支援事業への展開を模索しています。

新市場開拓においては、沿線自治体や地域のまちづくり団体との連携強化を基盤とした地域共創事業に注力しています。つくばエクスプレス沿線は最先端の教育・研究拠点や産業が集積する特色ある地域であり、同社はこの地域特性を活かした事業展開を計画しています。インバウンド需要の継続的な成長も見込まれる中、地域の観光資源との連携による新たな収益機会の創出も視野に入れています。

技術革新への取り組みでは、働き手不足と物価高騰という課題に対応するため、デジタル技術と人工知能を活用した生産性向上に積極的に投資しています。人的資本投資の強化と併せて、社員のエンゲージメント向上や多様性の推進にも力を入れており、持続可能な経営基盤の構築を目指しています。また、気候変動リスクへの対応や脱炭素への取り組みを通じて、ESG経営の実践による企業価値向上も重要な戦略の一つとして位置づけています。