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京都銀行【JP:E03576】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
京都銀行は京都府を拠点とする地方銀行で、預金・貸出・為替といった銀行の基本業務を核として、地域に密着した金融サービスを提供しています。同社は単体の銀行業務に加えて、グループ会社7社を通じて信用保証、リース、クレジットカード、証券業務など幅広い金融サービスを展開し、顧客の多様なニーズに対応する総合金融グループとして事業を運営しています。
同社の主要顧客は京都府を中心とした関西圏の個人と中小企業で、地域密着型の営業活動を通じて安定した収益基盤を築いています。収益構造は預金と貸出の金利差による貸出業務が中核となっており、これに加えて有価証券投資による運用収益、各種手数料収入が収益を支えています。
事業セグメントは銀行本体が行う預金・貸出・為替・信託業務を中心に、子会社が担当する専門分野で構成されています。具体的には京都信用保証サービスによる信用保証業務、京銀リース・キャピタルのリース・投資業務、京都クレジットサービスと京銀カードサービスのカード事業、京銀証券の証券業務などがあり、さらに京都総合経済研究所が経済調査や経営相談を手がけています。このように同社は銀行業務を軸としながら、関連する金融サービスを幅広くカバーする事業ポートフォリオを構築しています。
経営方針
京都銀行は2023年4月から新・第一次中期経営計画「New Stage 2023」をスタートし、総合ソリューション企業への転換を目指しています。同計画では2025年度に株主資本ベースでのROE6%、連結当期純利益300億円の達成を数値目標として掲げています。さらに長期的には ROE8%、純利益500億円の水準を目指しており、持株会社体制への移行を通じてグループ連携を強化し、新たな成長ステージへの移行を図る3年間と位置づけています。
同社が重点的に投資する分野は、事業領域拡大に向けた人材と資金、IT・デジタル変革への投資、そして適切なリスクテイクによる収益向上のための投資・融資の3つです。特に持株会社体制によるグループ総合力の強化とコンサルティング機能の高度化を差別化戦略の柱とし、従来の広域型地方銀行としての基盤に加えて、より幅広い金融ソリューションの提供を可能にする体制構築を進めています。これにより顧客の課題解決力を高め、SDGsや脱炭素、事業承継といった現代的な経営課題への対応力を強化しています。
新市場開拓においては、地元京都を中心とした関西圏での事業基盤をベースに、グループ各社の専門性をいかした総合的な金融サービスの提供により事業領域の拡大を目指しています。信用保証、リース、証券、カードサービスなど既存の子会社事業に加えて、経営相談や経済調査機能も組み合わせることで、単なる資金提供にとどまらない包括的な企業支援サービスの提供を計画しています。特に中小企業の事業承継や成長支援、個人の資産形成ニーズに対応する新たなサービス開発に注力しています。
技術革新への取り組みでは、DX推進を中期計画の4つのメインテーマの一つに据え、ITインフラの最適化・強靭化と統合データベースの構築を進めています。人的資本経営の実践と合わせて、デジタル技術を活用した業務効率化と顧客サービスの向上を同時に実現する体制整備を推進しています。同社は成長投資、健全性の確保、株主還元の充実をバランスよく実現しながら、計画期間中の総還元性向50%以上を維持し、長期持続的な企業価値向上を目指しています。