- 日本企業
- 日教販
日教販 (E02537) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
株式会社日教販は、教育関連の出版物や機器を取り扱う卸売企業です。同社の主力事業は、小中高等学校で使用する検定教科書をはじめ、辞典や学習参考書、専門書などの書籍、さらに教育用ソフトウェアや電子辞書といった情報機器の取次販売を行っています。これらの商品配送業務も重要なサービスの一部として提供しています。
同社の主要顧客は全国の学校や書店で、教育現場に必要な教材や機器を安定的に供給する役割を果たしています。収益構造は取次販売による手数料収入が中心となっており、教科書や書籍の流通を支える中間流通業者として位置づけられています。また、保有する本社ビルの賃貸による不動産収入も収益源の一つとなっています。
同社グループの事業は大きく「出版物等取次販売事業」と「不動産賃貸事業」の2つに分かれています。出版物等取次販売事業では、教科書、書籍、情報機器の取次販売に加えて、電子商取引やグローバル人材育成に関する運営業務も手がけています。子会社の株式会社ブックモールジャパンと連携しながら事業展開していますが、もう一つの子会社である株式会社図書流通は現在休眠状態となっています。
経営方針
日教販は教育分野における専門商社として、デジタル化の波に対応した成長戦略を推進しています。同社は書店向けには売れ筋商品リストのMOSTデータや画面発注システムのVISUAL書店WEBなど、営業インフラの高度化を通じて提案型営業を強化しています。特約・書店外商部向けにはウェブ対応の「採用WEB」「特約ネット」を提供し、顧客の業務効率向上を支援しながら自社の競争優位性を高めています。
重点投資分野として、同社は教育現場のデジタル化ニーズに対応するため、デジタル教材開発業者との提携を拡大しています。出版社から預かった教材をデジタルコンテンツとして最適化する業務を推進し、従来の紙媒体中心の事業モデルから脱却を図っています。また、ファミリーマートのコピー機を活用した「ファミマプリント」では問題集を頁単位で販売するサービスのアイテム数を拡大し、新たな収益源として好調な成長を見せています。
新市場開拓では、同社独自の電子書籍プラットフォーム事業の構築に挑戦し、教育のデジタル化に向けた対応を強化しています。日本出版販売との業務提携を継続し、返品データの活用による書店・出版社への提案活動や、販売ノウハウを活かした営業受託業務を展開することで事業領域の拡大を目指しています。YouTubeの「日教販プロモチャンネル」では季節に応じた販促動画を配信し、デジタルマーケティングにも積極的に取り組んでいます。
組織運営面では、部署間の連携体制強化と従業員教育の充実を通じて生産性向上を図っています。同社は強靭で効率的な組織体系の確立により収益体質の強化を目指しており、教育業界の専門取次として市場を牽引する使命を果たしながら、持続的な成長を追求する戦略を描いています。