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日亜化学工業【JP:E02098】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
日亜化学工業は、LED(発光ダイオード)とリチウム電池材料を主力事業とする化学メーカーです。同社は世界トップクラスのLED技術を持つことで知られ、スマートフォンから大型ディスプレイまで幅広い用途のLED製品を製造しています。また、電気自動車の普及とともに需要が急拡大しているリチウム電池の正極材料も手がけています。
同社の収益は主に光半導体事業とリチウム電池正極材料事業の2本柱で構成されています。LED製品は国内外の電子機器メーカーや自動車メーカーに供給し、正極材料は電池メーカーに販売しています。製造は主に国内で行い、販売については海外子会社を通じてグローバル展開を進めています。
事業セグメントは正極材料事業、光半導体事業、その他の3つに分かれています。正極材料事業ではリチウム電池材料の製造販売を行い、光半導体事業では大画面ディスプレイ用、信号用、携帯電話のバックライト用LEDを製造販売しています。その他の事業では内製部材の製造や各種化学品の製造販売を手がけ、グループ全体で15の子会社と1つの関連会社を擁する体制となっています。
経営方針
日亜化学工業は「より明るい世界のために限りなき研究を」という企業理念のもと、光とエネルギーの二大分野で事業展開を進めています。同社は世界的な競争優位性を活かし、革新的な技術開発と市場開拓により持続的成長を目指す戦略を推進しています。労働力不足や原材料価格変動といった課題に対しては、AIを活用したデジタル変革の推進により生産性向上を図り、人材の創造性を最大限に発揮できる組織づくりに注力しています。
正極材料事業では、電気自動車市場の成熟化を受けて競争激化が予想される中、先進的な開発力と量産技術の確立により差別化を図る戦略を採用しています。同社は安定した顧客基盤の構築とEV以外の用途への販路拡大を重点課題に据え、原材料価格変動リスクを軽減するため顧客からの材料支給割合を拡大する方針です。この取り組みにより事業の安定性向上と収益性の改善を同時に実現することを目指しています。
光半導体事業では、LED分野において革新的な光源モジュールの開発と商品化を進め、自動車業界をはじめとする最終製品への付加価値貢献を強化しています。特に水銀レス社会の実現に向けたUV-LEDの開発と新市場創出に積極的に取り組んでいます。レーザーダイオード分野では、主力のプロジェクター用製品の高性能化に加え、車載用途への展開と金属加工・医療分野などの産業用途での新市場開拓により、半導体レーザーの世界トップメーカーとしての地位をさらに強化する計画です。
技術革新においては、蛍光体事業でLEDやレーザーダイオードの競争優位性を支える高性能材料の開発を進め、磁性材料事業では成長が期待される車載モーター市場への本格参入を見据えた製品性能向上と生産技術の確立に注力しています。同社は「これからの日亜を作ろう」というビジョンのもと、各事業分野での技術的優位性を基盤とした継続的な企業価値向上を実現していく方針を掲げています。