東京特殊電線JP:E01337株価

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電線・デバイス製品の製造販売を展開する有力企業。親会社は古河電気工業で、材料供給や製品販売で連携。国内では子会社の特電やトクデンプロセルと協業体制を構築。海外ではインドネシア、中国、フィリピンに製造拠点を設置し、アジア展開を推進。

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事業内容

東京特殊電線は、電線・デバイス製品の製造販売を主力事業とする専門メーカーです。同社は産業機器や電子機器に使用される特殊な電線製品から、各種デバイス製品まで幅広く手がけています。古河電気工業の傘下企業として、高度な技術力を活かした製品開発を行っています。

同社の主要顧客は、親会社である古河電気工業をはじめとする大手電機メーカーや産業機器メーカーです。収益構造は電線・デバイス製品の製造販売が中心となっており、国内外の子会社や関連会社との間で材料供給や製品購入を行う垂直統合型のビジネスモデルを構築しています。グループ内での効率的な生産体制により、安定した収益基盤を確保しています。

事業展開は国内外に広がっており、国内では子会社の特電や関連会社の東特巻線との連携により製品ラインを拡充しています。海外展開では、インドネシア、中国、フィリピンに製造拠点を設け、現地での製造販売を通じてアジア市場での競争力を高めています。これらの海外子会社は同社の成長戦略における重要な役割を担っています。

経営方針

東京特殊電線は2025年度を目標年度とする中期経営計画において、売上高220億円超、営業利益40億円超、営業利益率18.0%超の達成を目指しています。同社は「当社だからできる特殊にこだわり、常にお客様の期待を超える開発提案型企業を実現する」という企業ビジョンのもと、顧客の価値創造と環境・社会に貢献する技術・製品の提供により、高収益企業としての成長を図る戦略を掲げています。連結自己資本利益率については継続的に10.0%超の維持を計画しており、収益性の高い事業構造の構築に注力しています。

同社の差別化戦略は「高周波、高耐熱、高耐圧、省エネ、省スペース」の機能を軸とした特殊技術の活用にあります。通信インフラ、モビリティ、小型トランス、基板・半導体検査装置の4つを注力市場として位置づけ、各分野で特長ある製品の開発・拡販を推進しています。特に電動車向けの高耐圧性能に優れた線材や、情報通信・産業機器市場向けの高性能同軸ケーブル、半導体パッケージ基板の検査向け極細径コンタクトプローブなど、同社の培ってきた特殊技術を最大限に活かした製品群で市場での優位性確保を目指しています。

新市場開拓については、世界的な脱炭素化の流れを受けた電動車市場の拡大や、5G通信インフラの普及拡大を重要な成長機会として捉えています。自動車向けシート用ヒータ線では生産体制の強化により事業規模拡大を図り、通信インフラ向けでは次世代通信方式5G市場向け高性能同軸ケーブルの拡販を進めています。また海外展開では、中国子会社でのヒータ製品機能向上、フィリピン・インドネシア子会社でのフレキシブルフラットケーブル生産効率化により、アジア市場での事業基盤強化を図っています。

技術革新への取り組みでは、開発スピード向上を図りながら、注力4市場での新機能開発による新製品提供から新用途開発による新たな市場・顧客の探索を強化しています。特に三層絶縁電線では、より大きな電流に対応した新製品開発によりサーバー用トランス、車載用トランスへの用途拡大を進めています。さらに基板・半導体の集積率向上に対応した世界最高水準の細径化を実現するコンタクトプローブの開発など、同社固有の特殊技術を活かした革新的製品の創出に継続的に取り組んでいます。