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東テクJP:9960
事業内容
東テクは、商品販売事業と工事事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。商品販売事業では、空調機器、制御機器、設備機器、発電機などの販売を行っています。これらの製品は、東テク北海道やアーチバックなどの子会社を通じて提供されています。
また、東テクは販売した機器の保守やメンテナンスも手がけています。日本ビルコンや東テク北海道などの子会社が、納入した機器の保守点検やメンテナンス業務を担当しています。これにより、顧客に対して長期的なサポートを提供しています。
工事事業では、計装工事や管工事、電気設備工事の設計・施工を行っています。アイ・ビー・テクノスや北日本計装、Quantum Automationなどの子会社が、これらの工事を担当しています。また、施工した工事に対する保守点検やメンテナンスも行っています。
さらに、東テクは太陽光発電施設を利用した電力会社への売電も行っています。この事業は、再生可能エネルギーの活用を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。これにより、東テクは多角的な事業展開を行っています。
経営方針
東テクは、成長戦略として商品販売事業と工事事業に注力し、カーボンニュートラル社会への貢献を通じた既存事業の強化を図っています。また、保守事業の拡大により安定した収益基盤を構築し、東南アジアを中心とした海外事業の展開にも積極的に取り組んでいます。
同社は、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画で、売上高1,600億円、経常利益158億円を目標としています。経営効率と生産性向上を重視し、ROE12%以上、PBR1倍以上、自己資本比率50%前後の達成を目指しています。
2030年をターゲットとした長期ビジョンでは、「ここちよいを、その先へ。」を掲げ、技術革新や社会構造の変化を捉えた快適環境の創造を目指しています。第一次中期経営計画では「人にここちよい」をテーマに、人財投資、ESG経営、コア事業強化、海外事業拡大の4つの戦略を推進しています。
利益分配に関しては、業績拡大と株主への安定的な還元を重視し、連結配当性向40%を目安にしています。内部留保金は競争力強化と収益力向上に活用し、長期的な健全経営を維持します。
東テクは、人財への投資を重視し、教育・研修制度の充実や働きやすい環境づくりに取り組んでいます。ESG経営では、環境課題への貢献や働きやすい職場環境の構築、ガバナンス体制の強化を進めています。
コア事業の強化では、空調機器を中心とした設備機器の販売や工事の施工、保守・リニューアルを通じて、売上拡大と利益体質の強化を図ります。海外事業の拡大では、特に東南アジアでの事業拡大を目指し、M&Aも活用して業容を拡大します。