イエローハットJP:9882

時価総額
¥1472.9億
PER
12.9倍
カー用品や二輪用品の製造・卸売・小売販売を手がけ、賃貸不動産事業も展開する企業。

事業内容

イエローハットは、カー用品や二輪用品の製造、卸売販売、小売販売を主な事業としています。国内に44社の子会社を持ち、関連会社も国内外に2社あります。これにより、幅広いネットワークを活用して事業を展開しています。

同社は、販売子会社や関連会社、グループ企業に対してカー用品や二輪用品の卸売販売を行っています。また、賃貸不動産事業も手がけており、多角的な事業展開を行っています。

子会社の株式会社ジョイフルは、カー用品や二輪用品の製造と卸売販売を担当しています。一方、株式会社バイク館イエローハットは、二輪車および二輪車用品の小売販売と卸売販売を行っています。

さらに、株式会社ワイ・インターナショナルと株式会社cymaは、二輪車および二輪車用品の小売販売を専門としています。これにより、イエローハットは多様なニーズに応える商品とサービスを提供しています。

経営方針

イエローハットは、「思いやりの心を磨き、関わる人すべてに喜びと感動を与える」ことを基本理念に掲げています。顧客に安全・安心・快適なカー&バイクライフを提供することを目指し、業界内での競争優位性を確立し、業界No.1の企業となることを目標としています。

同社は2026年3月期からの3ヶ年を対象とした中期経営計画を策定し、2028年3月期には売上高1,800億円、営業利益168億円、経常利益181億円を目指しています。また、ROE10%以上の達成を目指し、企業価値の最大化に努めています。

イエローハットは、国内のカー用品市場が縮小傾向にある中で、地方を中心に自動車保有者が増加していることを認識しています。これに伴い、カーメンテナンス市場でのニーズが高まっており、同社はこの機会を活かして収益拡大を図っています。

成長戦略として、イエローハットはエリア戦略・出店戦略を推進しています。自動車が日常移動手段の地域に、小商圏・ローコストの出店を積極的に行い、地域住民の生活に欠かせないインフラとなることを目指しています。

また、店舗戦略・商品戦略では、自社ECでの商品販売と店頭での取付をシームレスに行う体制を整備し、ECと店舗の連携を強化しています。これにより、顧客の商品選択の幅を広げ、利便性を向上させています。

さらに、ロイヤルカスタマーの育成を重視し、DXを深化させて会員情報やPOSデータを統合管理し、新規会員のリピート率向上を図っています。整備士の育成戦略も進め、オイル・タイヤ交換や車検の強化に向けた人材育成を行っています。

最後に、二輪事業の強化にも注力しています。店舗数増、設備更新、人材育成、既存店収益拡大などの施策を実行し、イエローハット+二輪事業を含めたトータルサービスの提供を目指しています。