TBSホールディングスJP:9401

時価総額
¥9412.2億
PER
17.1倍
テレビ・ラジオの放送や番組制作、映像技術、ライフスタイル事業、不動産賃貸業などを手がける企業。

事業内容

TBSホールディングスは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、メディア・コンテンツ事業では、テレビやラジオの放送、番組制作、映像技術、美術制作、VFX、音声技術、照明技術、カメラ取材、調査・研究などを行っています。主要な関係会社には、TBSラジオ、TBSテレビ、BS-TBS、TBSスパークルなどがあります。

次に、ライフスタイル事業では、雑貨小売、化粧品製造・販売、知育・教育事業を手がけています。スタイリングライフ・ホールディングスやCPコスメティクス、やる気スイッチグループホールディングスなどが主要な関係会社です。これにより、生活に密着した商品やサービスを提供しています。

最後に、不動産・その他事業では、不動産賃貸や保守、サービス事業を展開しています。スタジオ管理、冷暖房管理、駐車場管理、機材リース、保険代理、不動産賃貸などが含まれます。TBSテレビや緑山スタジオ・シティ、TBS企画などがこのセグメントに関与しています。これにより、安定した収益基盤を築いています。

経営方針

TBSホールディングスは、企業理念として「時代を超えて世界の人々に愛されるコンテンツとサービスを創りだし、多様な価値観が尊重される社会の実現に貢献する」ことを掲げています。この理念を実現するため、同社は「最高の“時”で、明日の世界をつくる」というブランドプロミスを設定し、心揺さぶるコンテンツを提供することを目指しています。

同社の成長戦略は、VISION2030に基づいています。これは、2030年までの10年間を3つのフェイズに分け、長期的な成長を目指す計画です。特に、コンテンツ制作力を強化し、オリジナルIPの開発を推進することに重点を置いています。また、デジタルコンテンツの拡充や海外市場への進出を図る「EDGE」戦略を推進しています。

中期経営計画2026では、成長領域への投資を継続し、売上高4,500億円、営業利益240億円を目指しています。特に、グローバルビジネスの拡大を図り、TBSが創出するコンテンツIPを世界に広げる体制を整備しています。これにより、放送広告市場の変動に左右されない成長を目指しています。

さらに、TBSホールディングスはESG経営を推進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。サステナビリティ委員会を設置し、気候変動対策や人権尊重などの重要課題に取り組んでいます。これにより、企業価値の持続的向上を図り、社会的使命を果たすことを目指しています。