トレーディアJP:9365

時価総額
¥21.5億
PER
7.7倍
トレーディア株式会社は、輸出入手続きや国際輸送、倉庫賃貸、システム開発支援、損害保険代理業などを手がける企業。

事業内容

トレーディア株式会社は、輸出、輸入、国際、倉庫、その他の事業セグメントを持つ企業です。輸出部門では、輸出貿易業者の委託を受け、輸出書類の作成や通関手続き、港湾での船舶への輸送などを行っています。神戸、大阪、名古屋、京浜、横浜の五大港で一貫したサービスを提供しています。

輸入部門では、輸入貿易業者の委託を受け、海外から国内への輸送手配や通関手続き、関税申請などを行っています。五大港を拠点に、自家倉庫での商品保管や仕分けも行い、輸入に関わる全ての業務を代行しています。

国際部門では、海外業者と提携し、日本と諸外国間の海運を利用した輸送を行っています。錦茂国際物流(上海)有限公司は、日本と中国間の輸送を主に担当しています。ドア・ツー・ドアの輸送サービスを提供し、通関手続きも一貫して行います。

倉庫部門では、阪神地区にある自社の倉庫設備を貸し出し、賃料収入を得ています。その他の部門では、船内荷役などの事業を展開しています。これにより、トレーディアは多様な物流サービスを提供しています。

関連会社として、阪神コンテナー輸送株式会社や三笠陸運株式会社があり、陸運業を行っています。また、広瀬産業海運株式会社ははしけ運送を行っています。大日物流株式会社はシステム開発を、ソーラー・エンタープライズ株式会社は損害保険代理業を行っています。

経営方針

トレーディア株式会社は、国際物流業務を通じて世界の産業と生活に貢献することを目指しています。同社は、顧客の課題を解決し、付加価値の高いサービスを提供することを経営方針としています。また、経営基盤の強化と社員にとって働きがいのある職場作りを重視しています。自己資本利益率と売上高経常利益率を重視し、収益性の高い企業体質を目指しています。

トレーディアは、サービスの多様化と経営資源の最適化を図り、企業価値の向上を目指しています。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、港湾関連情報の電子化を進めています。これにより、業務の効率化を図り、デジタルフォワーディング事業者としての地位を確立することを目指しています。

同社は、国際複合一貫サービスを提供し、モーダルシフトによる物流機能の強化を図っています。また、環境負荷の低減を推進し、ESG経営を強化しています。海外では、合弁会社を通じて新たな商品開発を推進し、国際物流網の強化を図っています。これにより、海外事業の拡大と収益源の確保を目指しています。

トレーディアは、変化する経営環境に柔軟に対応し、安定した収益基盤の確立を目指しています。基幹港湾物流施設への投資を通じて機能強化を推進し、高付加価値貨物を取り込むことで収益性の向上を図っています。また、ITを活用した業務の合理化を進め、労働生産性の向上を目指しています。これにより、顧客からの信頼を得ることを目指しています。