兵機海運JP:9362

時価総額
¥43.5億
PER
内航海運や外航海運を主力とし、港湾運送や倉庫業務を神戸・大阪・姫路港で展開する事業。

事業内容

兵機海運株式会社は、内航海運、港湾運送、倉庫、外航海運といった多岐にわたる事業を展開しています。同社は、関連会社2社と共にこれらの事業を行い、国内外の海上輸送や港湾での貨物取扱いを手掛けています。

内航海運は兵機海運の主力事業で、国内の海上輸送を中心に行っています。関連会社の吉美は姫路港での荷役の一部を担当し、七洋船舶管理は船員派遣など内航海運に関連する事業を行っています。外航海運では、委託船を活用して国外の海上輸送を行っています。

港運・倉庫事業では、神戸、大阪、姫路港で輸出入貨物の取扱いを行っています。倉庫事業も同様にこれらの港で展開されており、吉美が姫路港での入出庫荷役を担当しています。これにより、兵機海運は物流の効率化とサービスの向上を図っています。

経営方針

兵機海運株式会社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、長期経営ビジョン「VISION for 2035」を掲げています。このビジョンでは、2035年度までに売上高200億円、営業利益10億円の達成、新領域事業への進出、そして経営参画意識を持った人材による強固な組織への変革を目指しています。

同社は、2025年度から2027年度までの3年間を「土台作り」の期間と位置づけ、中期経営計画を策定しています。この計画では、基盤拡大、事業成長戦略、事業基盤戦略、その他取組トピックの4つのトピックに基づき、10項目の取り組みテーマを掲げています。具体的には、資本業務提携の強化や輸送力の拡大、設備投資の継続などが含まれます。

また、兵機海運は、内航事業における船舶運航費用の増加や船員不足といった課題に対処するため、適正運賃の収受や設備投資を推進しています。外航事業では、建機以外の貨物の集荷営業を強化し、港運事業では新規取引先の拡大を図っています。倉庫事業では、高付加価値貨物の取扱いを増やすための設備投資を進めています。