鈴与シンワートJP:9360

時価総額
¥89.3億
PER
7.4倍
情報サービス事業ではシステム開発やクラウドサービス、物流事業では倉庫や港運、陸運事業を展開する企業。

事業内容

鈴与シンワートは、情報サービス事業と物流事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。情報サービス事業では、システム開発、ソリューションサービス、クラウドサービス、コンサルティングサービスを提供しています。具体的には、ソフトウェア開発の受託業務や人事給与・会計を中心としたパッケージソリューション、BPOサービス、予約システムなどを展開しています。

また、鈴与シンワートはクラウドサービスとして、データセンターの構築・運用やITインフラのセキュリティサービスを提供しています。さらに、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービスや従業員エンゲージメント向上支援クラウドサービスなど、多様なクラウドサービスを展開しています。コンサルティングサービスでは、物流ITコンサルティングや人事ITコンサルティングを行っています。

物流事業においては、鈴与シンワ物流株式会社を中心に、倉庫事業、港運事業、陸運事業を展開しています。倉庫事業では、食品などの輸出入海貨や内貨貨物の取扱いを行い、港運事業では貨物の船積み・陸揚げ作業やセメント輸送船業務を行っています。陸運事業では、小麦粉とセメントの輸送を主に行い、シンワ運輸東京株式会社に貨物自動車運送を委託しています。

経営方針

鈴与シンワートは、持続的な成長を目指し、情報サービス事業と物流事業の拡大と収益力強化を中期計画として推進しています。特に、情報サービス事業では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するため、クラウドやAI技術の活用を重視しています。これにより、企業のIT投資を促進し、社会課題の解決に寄与することを目指しています。

2025年を最終年度とする中期経営計画では、システム開発やクラウドサービスの受注拡大を図り、収益性の向上を目指しています。また、AI技術の研究開発や従業員への投資を戦略的に進めることで、企業価値の向上を図っています。これにより、顧客のDX推進を支援し、社会貢献を果たすことを目指しています。

物流事業では、トラック輸送における燃料費高騰や人材不足といった課題に対応するため、働きやすい職場環境の構築を進めています。人的資本への投資や待遇改善を行い、システム導入によるDX化を推進することで、人材の定着を図っています。これにより、企業の競争力を強化し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

鈴与シンワートは、売上高、営業利益、経常利益を経営目標の指標とし、事業の成長性と収益性を重視しています。2025年度の目標を上回る実績を達成し、企業価値の向上に成功しています。これにより、持続的な成長を実現し、社会貢献を果たす企業としての地位を確立しています。