日本ロジテムJP:9060

時価総額
¥63.8億
PER
9.6倍
貨物自動車運送、センター、アセット、その他事業を展開し、物流サービスや不動産賃貸、引越移転、施工関連、輸出入貨物取扱などを手がける企業。

事業内容

日本ロジテムは、複数の事業セグメントを持つ企業であり、主に貨物自動車運送事業、センター事業、アセット事業、その他事業を展開しています。これらの事業は、国内外の関連会社と連携して行われています。

貨物自動車運送事業では、日本ロジテムとその関連会社が顧客からの委託を受け、トラックを使用して貨物の運送サービスを提供しています。国内では阪神ロジテムやロジテムトランスポートが、海外ではロジテムベトナムコーポレーションがこの事業を担っています。

センター事業では、顧客から預かった貨物の倉庫での入出庫作業や流通加工、事務代行などを行っています。国内では阪神ロジテムが、海外では千日股份有限公司やロジテムベトナムコーポレーションがこの事業を展開しています。

アセット事業は、倉庫での貨物保管や不動産賃貸を行う事業です。日本ロジテムや阪神ロジテム、ロジテムインターナショナルが国内で、千日股份有限公司やロジテムベトナムコーポレーションが海外でこの事業を行っています。

その他事業には、引越移転事業、施工関連事業、輸出入貨物取扱事業、通関事業、港湾運送事業、労働者派遣事業などが含まれます。国内ではロジテムエージェンシーやロジテムエンジニアリングが、海外では千日股份有限公司がこれらの事業を遂行しています。

さらに、日本ロジテムグループは物品販売業や総合リース業も行っています。海外では、ロジテムベトナムノースサービスやロジテムミャンマーが旅客自動車運送事業を展開し、ロジテムベトナムホールディングスはベトナムでの子会社の事業活動を支配管理しています。

経営方針

日本ロジテムは、「物流の未来を見つめ、物流に関わるすべての事業の創造に挑戦します」という理念のもと、物流業界での成長を目指しています。2023年度から始まる中期経営計画「中期経営計画2025」では、「New Challenge」を基本方針とし、環境変化に適応した強固な体制づくりや社会課題解決への貢献を通じて、経済的価値と社会的価値の向上を図ります。

日本ロジテムの成長戦略は、収益力の向上、強固な物流サービスの構築、サステナビリティの推進、人財力の強化、グループ経営基盤の強化を重点施策としています。具体的には、安定した利益を確保する収益構造の構築や、インドシナ半島地域での物流事業の拡大を目指しています。また、物流DXの推進による生産性向上や、持続可能な物流サービスの提供体制の整備にも注力しています。

サステナビリティの推進では、SDGsを踏まえた重要課題への取り組みを強化し、環境や社会への負荷低減を目指します。人財力の強化では、リーダー人財やプロフェッショナル人財の育成、多様な人財が活躍できる組織づくりを推進し、エンゲージメントの向上を図ります。グループ経営基盤の強化では、リスクマネジメントの強化や新基幹システムの活用による業務効率化を進めています。

日本ロジテムは、2025年度に営業収益710億円、営業利益18億円、売上高営業利益率2.5%の達成を目指しています。国内では新設拠点の稼働開始や拠点網の最適化を進め、海外ではベトナムを中心に物流や旅客運送事業を強化し、インドシナ半島地域での輸送ネットワークの拡充を図ります。これらの施策を通じて、経済的価値と社会的価値を高め、信頼される企業グループとして成長を続けます。