近鉄グループホールディングスJP:9041

時価総額
¥5468.2億
PER
11.4倍
運輸、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャーなど多岐にわたる事業を展開する企業グループ。

事業内容

近鉄グループホールディングスは、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業です。まず、運輸セグメントでは、鉄軌道事業を近畿日本鉄道が担当し、バス事業は近鉄バスホールディングスや奈良交通などが運営しています。また、タクシー業も展開しており、近鉄タクシーホールディングスがその中心です。

不動産セグメントでは、近鉄不動産が不動産販売、賃貸、管理を行っています。近鉄ファシリティーズやミディ総合管理も不動産管理に携わっています。国際物流セグメントでは、近鉄エクスプレスが航空貨物や海上貨物輸送、ロジスティクス事業を展開しています。

流通セグメントには、近鉄百貨店があり、ストア・飲食業は近鉄リテールホールディングスや近商ストアが担当しています。ホテル・レジャーセグメントでは、近鉄・都ホテルズがホテル業を運営し、旅行業はKNT-CTホールディングスやクラブツーリズムが手がけています。

その他の事業として、近鉄ケーブルネットワークや近鉄情報システムが情報通信関連のサービスを提供しています。これらの多様な事業セグメントを通じて、近鉄グループホールディングスは幅広いサービスを提供し、地域社会に貢献しています。

経営方針

近鉄グループホールディングスは、経営理念「『いつも』を支え、『いつも以上』を創ります。」のもと、誠実な企業活動を通じて社会に貢献することを基本方針としています。鉄道、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャーなど多岐にわたる事業を展開し、サステナビリティを重視しながら持続的な成長を目指しています。

同社は、地域社会のパートナーとして新しい時代に向けた成長を目指し、「長期ビジョン2035」を策定しました。このビジョンの実現に向けて、「中期経営計画2028」を策定し、沿線からグローバルまで事業を拡大し、営業利益のバランスを整えることを目指しています。

重点戦略として、あべの・上本町・なんばの魅力拡充や伊勢志摩のブランド力強化、夢洲周辺ベイエリア開発などを通じて沿線の価値を高めます。また、首都圏やグローバル市場での事業基盤強化を図り、事業の深化と拡張を進めます。

運輸業では、新型車両の導入やDXによる業務効率化を進め、沿線の魅力を高めることで交流人口の拡大を図ります。不動産業では、再開発や海外投資を通じて事業を拡大し、国際物流ではアジア市場での競争力を強化します。

流通業では、地域のインフラとしての役割を果たし、ホテル・レジャー業ではグローバルスタンダードに基づくサービスを提供し、ブランド力を高めます。これらの施策を通じて、近鉄グループホールディングスは持続的な成長を目指しています。