住友不動産JP:8830

時価総額
¥3.45兆
PER
32.7倍
不動産賃貸事業ではオフィスビルや高級賃貸マンションの開発・賃貸、不動産販売事業ではマンションや戸建住宅の開発分譲、完成工事事業では新築そっくりさんの建築工事、不動産流通事業では不動産売買の仲介、その他の事業ではフィットネスクラブや飲食業、保険代理店業、ゴルフ場運営。

事業内容

住友不動産は、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたる事業を展開しています。まず、不動産賃貸事業では、オフィスビルや高級賃貸マンションの開発・賃貸を行っています。また、住友不動産ヴィラフォンテーヌがホテル事業を、住友不動産ベルサールがイベントホールや会議室の賃貸を、住友不動産商業マネジメントが商業施設の運営・管理を担当しています。

不動産販売事業では、住友不動産はマンションや戸建住宅、宅地の開発分譲を行っています。マンション分譲後の管理業務は、住友不動産と住友不動産建物サービスが担当しています。これにより、購入者に対して一貫したサービスを提供しています。

完成工事事業では、住友不動産は「新築そっくりさん」や戸建住宅の建築工事請負を行っています。また、住友不動産シスコンがインテリアの販売を手がけています。これにより、顧客の多様なニーズに応えています。

不動産流通事業においては、住友不動産販売が不動産売買の仲介、住宅の販売代理、賃貸仲介を行っています。これにより、顧客に対して幅広い不動産サービスを提供しています。

その他の事業として、住友不動産エスフォルタがフィットネスクラブ事業を、泉レストランが飲食業を、いずみ保険サービスが保険代理店業を、泉カントリー倶楽部がゴルフ場運営を行っています。これにより、多様なライフスタイルに対応したサービスを提供しています。

経営方針

住友不動産は、持続的成長を目指す戦略を掲げています。この戦略は、市況の変化に強い事業基盤を築き、一過性の利益に頼らず、持続的な成長を実現することを目指しています。これにより、持続的な賃上げと株主還元を可能にすることを経営の根本としています。

同社の成長戦略の中核には、東京都心の賃貸ビルを中心としたプライム資産の保有があります。東京は世界最大のオフィス市場であり、住友不動産はこの市場で安定した収益を積み上げることを目指しています。また、インド・ムンバイを東京に次ぐ一大事業拠点とする計画も進行中です。

住友不動産は、東京都心のオフィスビル賃貸事業において、独自の「オフィスデパート戦略」を展開しています。賃貸オフィスビルの多くを東京23区に展開し、ビジネス主要エリアに集中させることで、安定した収益を確保しています。これにより、景気や社会の変化に強い事業基盤を構築しています。

さらに、インドのムンバイにおいても、賃貸ビル事業を展開しています。ムンバイはインド経済の中心地であり、住友不動産はここで高収益を期待できる事業を進めています。特に、ムンバイBKC地区のオフィスビルは、東京都心並みの高水準の賃料が期待されており、同社の成長戦略の一環として重要な位置を占めています。